祖父の育児日記-3歳児千語駆使する
昔、父が孫の発語にたいして「3歳児千語駆使する」と言っていました。
えぇ?そんなに?と周囲は皆気になりましたものの、へたな質問をしたら結果極めて面倒なことになる人なので、誰ひとり発言しなかったと思います・・。
昨日ふと、父の本棚を整理していたら、会議の資料ごとき書類の束がでてきました。目を通しますと孫の言葉をひかえていた数々のメモ用紙でした!!
2歳6か月で732語とありますから、まさに、我々は根拠なく軽々しい質問したら危険でした・・。
父の分類に、「あいこでしょ」が「人事・社会」とあります。好きな分類調査ですと、今なら素直にそう言えます。
どのような気持ちで、孫の言葉を集めていたのでしょうか。きっと、宝石を集めるようにいとおしく扱い、そこから次の世界に思いをはせ興味いよいよ深さを増して、さぞ楽しかったことでしょう。
「君等と違って、私は忙しい」老後を、父は確実に過ごしていたのです。