ブレーキペダルの踏み間違いはなぜ起こる?
こんばんは!
いきなり自己紹介のあとにぶっ飛んだネタかもしれませんが、ブレーキペダルの踏み間違えはなぜ起こるのかについて記事を書きたいと思います。
私、とある国産自動車メーカー関連企業で製品の開発をしていますが、開発をしていると物を観察したくなる癖?があります。
それに加えて趣味で色んなメーカーのクルマに試乗する機会があるため余計に気になるわけですね!
国産車はブレーキペダルが助手席寄り
いきなり結論になるかもしれませんが、ブレーキペダルが助手席に寄っている、これが踏み間違いの原因のひとつです。
人間は意識を集中していないとき、とっさの動作の時にブレーキを踏もうとします。
このときに右足をまっすぐ伸ばした先にブレーキペダルがいない車が国産車には多いと感じました。
BMWやメルセデスベンツは意識している
ドイツのプレミアム御三家と言われる中のメーカーを例に挙げます。BMW、メルセデスはブレーキペダルの配置にこだわったクルマ作りをしています。画像は私のBMW3シリーズです。
画像の運転席ドア前方付近とタイヤハウスの距離を長くとることによってアクセルペダル、ブレーキペダルを車体外側に寄せることができます。
ところが国産車の多くがFF(フロントエンジン・フロントドライブ)を採用しているため、上記の距離が短くなります。
そうするとタイヤを逃げるためアクセルペダル、ブレーキペダルが助手席側に寄ってきてしまいます。これが危険なワケです。
ペダルがズレるなら運転席をズラす
あまりピンと来ないかもしれませんが、ペダルが助手席側に寄ってしまうなら運転席を助手席にズラせばいいわけです。この構造をとっていないクルマが多いと感じています。
踏み間違い防止装置よりぺダルレイアウトの見直しを
踏み間違い防止装置ももちろん大切ですが、ペダルレイアウトの見直しをすることが先ではないかな?と思います。
それができないなら運転席を助手席側にズラしちゃいましょ!
踏み間違い防止装置はそういうレイアウト設計があってこそ真価を発揮する装置だと思っています。
国内メーカーだけではなく、他の国のメーカーもこういったペダルレイアウトのクルマは多いです。少なくとも普段乗っている自分のクルマよりかなり助手席側にブレーキペダルが配置されていて「危険だな」と感じるクルマは多いです。
この問題は私だけではなく多くの人が感じていることです。この声が少しでも自動車メーカーにと届けば良いなと思っています。
BMWの魅力もブログにしてみました。