【TatsuO杯】NHKマイルC 予想
お疲れ様です。takuchaです。
今回はNHKマイルCの予想をしていきます。このレースは僕が参加させていただいている『第3回TatsuO杯』の対象レースになっているので頑張って予想していきたいと思います。
と、言いたいところですが、実はこのレースは出資馬が出走するのでその馬が本命となってしまいます(笑)ご了承ください。
もちろん、本気で勝てると思ってのことですし、2番手以降は完全贔屓目なしの予想となりますので是非ご覧いただければと思います。
■NHKマイルCの狙い
僕がこのレースで重視したいことは以下の2点です。
・東京は惰性で伸び続ける
東京の直線は入り口に急坂があり、あとは緩やかな登りとなっていますが、これはゴール前が急坂となっている今の主要な競馬場(阪神・中山・(中京))の形と異なります。
阪神や中山の坂はゴール前に設置されているため距離にとって鬼門になるのに対し、東京の坂は余力があるうちに登り切るため距離が多少長くても惰性で押し切ることが可能です。
だからといって良いかはわかりませんが、ここ2年のこのレースでの上位馬には
ソングライン
グレナディアガーズ
ラウダシオン
ギルデッドミラー
(レシステンシア)
というような1400m質のレースに適性のあるような馬が多くなっています。
前述の坂の影響から個人的には阪神や中山で差してきたレース東京で前で粘ったレースは疑ってかかりたいですね。
・枠に関して
今回の枠順を見ると、3枠にキングエルメスとトウシンマカオが入りました。この2頭はスタートとテンが抜群な2頭で、3枠に入ったことで理想のポジションを取ることができそうです。
逆に先行馬でありながら3枠2頭ほどテンが早くないタイセイディバインとアルーリングウェイは枠番ほど良い印象を受けず、3枠の馬の外か後ろというポジションの選択を迫られそうです。
また1枠2枠の馬はスタートで出ない限り、早々に包まれる形になり、位置取りは難しくなりそうです。
出していくであろうジャングロは先行馬と離れた分、一直線でハナに向かっていけそうで、それ以外の外枠の差し馬は特に難しくなく各ポジションにおさまりそうです。
■出走馬考察
マテンロウオリオン
未勝利戦をペースが遅くて合わないからという理由でパスし、1勝クラスで初勝利、シンザン記念を勝ってNZTも叩きと見て良いローテでほぼ勝ちと同義の2着と出走馬の中で一番底が見えていない馬だという評価です。東京以外の主要競馬場である阪神、中京、中山と使ってきていて、崩れていない点は好印象で、一番質が違うと行った東京でも大丈夫な気がしています。人気馬であればこの馬を信じたいと思っています。
唯一案じなければいけないのが枠順で、スタートはそこまで悪くない馬ではあるのですが、先行馬にスタートセンスが良い馬が多いため、3列目〜4列目の競馬にはなりそうだと思います。今回はうちが荒れていたシンザン記念ほど簡単には内は開かないと思っているので、能力は認めつつ展開はきつい一頭であると考えています。
ソネットフレーズ
5ヶ月ぶりの競馬という不安点はもちろんのこと、新馬戦特有の緩いペースを前で押し切る競馬と、小頭数の重賞しか経験していないというところも懸念材料だと思います。枠もほぼ確実に揉まれることになるであろう1枠2番入ってしまいました。会見では武史騎手から口向きの悪さなども指摘されていましたし、馬群での競馬は良くないと思います。また、桜花賞には間に合わずここならなんとか間に合うという臨戦態勢でもあるため、ここは能力云々ではなく態勢が整っていないと判断します。
ソリタリオ
これまでの戦績と比較すると前走の負け方が不可解でしたが、初の右回り、初の中山、初の1800m、水を含んだ馬場と今回は度外視しても良さそうな要素が多いレースなので思い切ってなかったことにしても良いレースだと思っています。
ただし、パワー型のモーリス産駒は冬の中京が大得意でこの馬もその例に外れないとかが得ているため、その分の補正は必要かと思います。広めに買う際の抑えには入れるべきと考えますが、時計の早いこの時期の東京はモーリス産駒にはとにかく向かない舞台でもあるので思い印は打てません。
セリフォス
誰が見ても実績上位、ダイワメジャー産駒でスピードの持続力があるタイプですし、東京に比較的近い新潟のマイルでも結果を残しているため、東京も問題ないと思っています。上位の印を打たなければいけない馬だと思っていますが、最上位の評価は打てないと考えています。その理由がローテーションです。この馬は早い段階からNHKマイルカップ直行から安田記念というローテーションを発表していました。特に不安があってという理由でもないので、順調には乗り込めているとは思いますが、やはりノーザン外厩でない馬の直行ローテには疑問符を打たざるを得ません。許されるのは三冠馬くらいのものだと思っています。安田記念まで見ているからこその直行ローテだと考えていますが、G1未勝利でそこまでの皮算用は正直色々甘いと感じました。馬自身の身体や調教はすごいものがありましたが、直行の甘さは出ると考えて評価は落とします。
キングエルメス
出資馬です。この馬が最強です(すみません)
正直、アーリントンCは骨折明けであることに加え、漠然と阪神は合わないと思っていたので(先行馬の最長距離で阪神外回り・右にもたれる癖のある馬であるため右回りがそもそもマイナス)、大敗まであると考えていました。前走で馬券内に入るならNHKマイルは勝負できると思っていたのでここでは勝負します。
東京マイルは先に述べたように1400m質の馬が好走できる舞台で、今の本馬にはピッタリだと思います(そもそも阪神マイルを前受けでこなせた時点でマイルには目処が立っていると思っています)。もたれる面も左回りならそれほど矯正する必要もないです。
スタートというよりも出脚が良い馬なのでトウシンマカオにカットされることなく、前走と同じく2列目のポケットあたりはうまく取れそうと考えているため自分のポジションで正攻法の競馬を期待します。
トウシンマカオ
先に述べたこのレースは1400m質のレースに強い馬が良いというのはこの馬に最も合致していると思います。とにかくセンスの良い馬で、スタートはいつも抜群、出脚も良いため前受けで良いポジションがほぼ確約されています。朝日杯も上位3頭に引けを取らないスムーズな競馬でしたが、この馬の方がキングエルメスよりも短距離志向が強い馬のため阪神マイルでは坂で止まってしまいました。東京ではこうはなりません。ファルコンSは馬群で競馬をしましたが直線で詰まる不利、初めての57キロもあり、再加速はできませんでした。今回は57キロの経験ありというアドバンテージもあります。
枠が隣り合ったキングエルメスとほぼ同じスタート、出脚となりそうな馬のため同じ位置から京王杯の再現を期待したいです。
タイセイディバイン
1600mあたりを使われ始めてから崩れていない、特に前前走はいきなりの距離短縮もこなして見せた点にポテンシャルを感じます。血統的には東京の早い馬場は合わなそうという考えで、3枠の2頭ほどテンは早くないため、その後ろからの競馬となると考えていますが、そうなると良くても最後まで脚色が同じになるという感覚を持っています。広く買うなら抑えまでという評価です。
アルーリングウェイ
桜花賞は勝ち馬と0.2秒差とはいえ、他の粘った先行馬とはジリジリと離される形で数字ほど評価できません。スピードの持続力はありそうですが、G1で抜け出すほどのキレを持っていない印象です。枠順は前述したように先行馬としては難しい枠に入った印象で外を回るか3列目になりそうで、良い展開にはならなそう。先行馬の中では一番買えないと考えているので軽視したいと思います。
ダンテスヴュー
皐月賞はこの馬が対応可能なペースよりも早く、動きたいところで動ききれませんでしたが、前走を使ったことで今回はしっかり動けそうなイメージを持っています。斤量据え置きなのもよく、初のマイルも妙味という点でこの馬に関しては面白いと思います。ただ、差し馬であればこの馬よりも買いたい馬がいるため、重い印は打てず、ヒモまでだと思います。
カワキタレブリー
重賞でもワンパンチ足りていない現状で、G1では足りないと思います。この枠順では先行もできない並びだと考えているため中段からのレースとなれば馬券内にこれるキレはありません。
インダストリア
デビューから全戦上がり最速を使っているように爆発力ではダントツと考えています。前走は弥生賞を使いましたが、ずっと左に張って直線も外外を回す形。どうやっても勝てない形でした。左回りに変わる今回は中山よりも良いレースが期待できると思います。ただ、東京を使った新馬未勝利戦では上がり最速を使っているものの、着差をつけられていない印象で、G1になったときに届かないのではないかという印象は受けます。
セイクリッド
ダート馬です。調教師コメントで「オーナーの意向」と答えていることからも勝負気配が見えません。
ジャングロ
NZTで1600mを勝ってはいますが、中京2歳S、マーガレットSの動きや、追い切りの坂路の時計の出方からも本質は1200mの馬に感じます。惰性で残る東京とはいえ単騎で逃げることが予想される馬ですから、他の先行馬からのマークはキツくなるのではないかと思います。内の先行馬のスタートも早いので、この馬もスタートでしっかり脚を使わなければいけないことを考えると、最後まで持たないのではないでしょうか。
フォラブリューテ
この馬も桜花賞からの馬なので斤量据え置きは◯ですが、その桜花賞、内が良い中で外外回るロスがあったとはいえ、同じ位置からサークルオブライフが伸びてきている中で全く抵抗できなかったところがどうかなと思っています。アルテミスSのレースを見ても、時計の早い馬場では脚色が同じになってしまうようで、G1で差し切るキレは持っていないように感じました。
オタルエバー
この馬も1600mより短いところで良い馬だと感じていますが、こちらはトウシンマカオよりもさらにさらに適性距離が短いイメージです。だいぶ前の話になりますが、新潟2歳Sでは直線フラッフラになりながら走っていましたし、ファルコンSでは外からスムーズに加速してきたにもかかわらず坂で止まってしまったことからも1400m質で良いというより1200mで良いタイプに見えます。力的にもタイセイディバインと比較してこちらは買えないです。
プルパレイ
この馬は1400m質のレースで良い馬です。スピードの乗りやキレも良いため外すことはできないかなと思いますが、この馬は出遅れ癖があって、怒りやすいところが難点です。外枠にも入ってしまったことですし、東京の早い馬場では重い印は打てません。抑えまでです。
ステルナティーア
能力は認めており、阪神JFでは本命を打った馬ですが、レース中の接触で歩容に出すほどの外傷を負ったらしく、結果が出ませんでした。この話からチューリップ賞でも再度本命を打ちましたが、ここでも直線ぶつけられて何もできずに失速。能力よりも精神的に繊細なところがある馬なのかなと考えています。そんな馬が牡馬馬ばかりの舞台に入って良い結果を出せるイメージが湧かないのでここは消したいと思います。舞台的にも東京より阪神で良いタイプだと思っています。
ダノンスコーピオン
アーリントンCは非常に強い内容でしたが、まだ阪神でしか結果を残していないという点が気になります。エンジンのかかり方が少し遅く、坂で他馬と差をつける競馬をしているイメージのため、阪神がベターなイメージは持っています。そのような競馬をするため、中段よりも前で競馬ができればと思っていたのですが、まさかの大外枠。こうなると中段より後ろでの競馬になってきそうです。ただ、それだとインダストリアとの勝負で勝てるイメージが湧きませんし、イン突きでもマテンロウオリオンの方に魅力を感じてしまうため、ここは良くて抑えまでの評価です。
■印
◎5. キングエルメス
◯6. トウシンマカオ
▲1. マテンロウオリオン
△4. セリフォス
☆11. インダストリア
抑え
7. タイセイディバイン
9. ダンテスヴュー
16. プルパレイ
18. ダノンスコーピオン