ダイヤモンドS レース考察【注目3頭】

お疲れ様です。takuchaです。

今回はダイヤモンドSのレース考察と狙い方について書きたいと思います。
今週はフェブラリーSがあるのでそっちだけ書こうと思っていたのですが、長距離のレースは展開などを考えるのが楽しいですし、書くのも楽しいので少しだけ書いてみました。
金曜日あたりにフェブラリーSの全頭診断も出せれば良いなと思ってます!

それでは、書いていきます。

■ダイヤモンドSの性質

ダイヤモンドSは東京の3400mで行われる長距離戦です。距離が示す通り長距離を走り抜くスタミナが必要にないりますが、実はそれだけでなく、多くの場合他の長距離戦に比べて直線での速い上がりも重要になってきます。
以下に昨年のダイヤモンドSのラップタイムを示します。

2021年 ダイヤモンドS:馬場状態(良) ラップタイム

13.3-12.3-12.6-12.9-12.7-12.8-12.3-13.1-12.8-12.7-12.5-12.6-11.9-11.6-11.4-11.8-11.9

ご覧のように太字の1600m通過のあたりで一度ペースが緩み、脚が溜まることでラストは11秒台のラップタイムが続きます。このことから、そこそこの上がりの時計も必要になってくるレースです。
速い上がりを使える馬は基本的に人気になることが多いため、1番人気馬の成績も6-2-0-2と非常に高い連対率を有しています。(このうち3勝がフェイムゲームですが…)
このような傾向が出る理由としては、東京コースという広い競馬場で行われるコースだからであり、仕掛けどころが直線に入ってからになるためというのが考えられます。勝負どころがコーナーにない分マクりやロングスパートが効きにくく、抜けた末脚がない分後方からのレースでは勝ち目がないです。

というのがダイヤモンドSの性質となるのですが、先ほど多くの場合速い上がりが必要となると書いた通り、速い上がりが必要にならないパターンも例外的にですが存在します。
それが2020年のミライヘノツバサが勝ったレースのパターンです。この時のラップを以下に記載します。

2021年 ダイヤモンドS:馬場状態(良) ラップタイム

13.2-12.0-12.1-12.6-12.7-12.5-12.5-12.4-12.3-11.7-12.1-12.3-12.2-12.5-12.4-12.7-13.0

太字の通り、例年であればペースが緩むところで緩みませんでした。こうなると持続力が必要になってくるレースに変わってきます。直線の長い東京でこのラップを刻むことは完全な自爆行為なのでなかなかないかと思いますので参考程度にしていただければと思いますが…結局このレースは前が総崩れしていましたからね。

まとめます。
ダイヤモンドSは
・長距離レースだが、直線での速い上がりも必要になる
・脚を溜めてからの直線勝負になる傾向のレースなので後ろが届きにくい
・東京コースのためロングスパートやマクりが得意な馬は×
・たまにペースが乱れることがあり、この場合は先行馬は総崩れに。逃げ馬の刻むラップに注意

■注目馬3頭

・トーセンカンビーナ
前走はスタートで煽って最後方から進める形に。それでも直線で差を詰めてきており長距離では力は上。直線が長い分東京変わりで競馬はしやすいはずですが、レースの性質にも書いた通り後ろからの馬は届かないのでスタートの悪いこの馬にとって総合的に見ればマイナスです。
ただ、僕は力が上だと思っているのでオッズ次第で勝負したい一頭。

・カレンルシェルブル 
中山2200mや2500m、阪神2200mのレースの考察のたびに言っていることですが、これらのレースは長距離レースと非常に親和性が高いと考えています。カレンルシェルブルはセントライト記念で出遅れから4着まで来ていますし、長距離の適性は高いと考えています。2勝クラスの勝ち方からも、前走のレースぶりからもOP級であることは間違いないと思うので狙っていきたい馬です。

・レクセランス
近走は長距離で復調気配を見せていますね。長いところで速い上がりを使える馬ですので、レースの性質には合っていると思います。前まではどちらかにすごくもたれる馬だと記憶していたのですが、近走は真っ直ぐ走れているのでその辺りが成績に表れているのではないでしょうか。
鞍上も長距離得意なので良いですね。


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