【全頭診断】きさらぎ賞 予想
お疲れ様です。takuchaです。
今回はきさらぎ賞の予想をしていきたいと思います。
■きさらぎ賞の狙い方
まず初めにきさらぎ賞の狙い方についてお話しします。
今年のきさらぎ賞は中京の芝2000mで行われますが、中京の芝は道中に小細工があるようなコースではなく、最後に急坂があるためしっかりとした自力のある馬が勝ちます。ここでいう力のある馬というのは、馬体や走りに芯があり、最後までしっかりと走り切れるスタミナ、スピードの持続力がある状態を指します。特に開催が進んだ今の中京は走りやすい綺麗な馬場ではないため、その分パワーや走りの力強さが試されます。
今回のnoteでは走りの力強さや現時点での馬の完成度を見ていきたいと思います。
※今回のきさらぎ賞は11頭と比較的小頭数のレースとなったため、スタート位置のや隊列による有利不利はそこまで大きな要素にはならないと考えます。
■全頭診断
・アスクワイルドモア
キズナ産駒らしい重心の低い方ではありますが、見かけに反して足取り自体は力強いというより素軽いように見えます。それでいて馬場はしっかりと捉えているので、荒れた馬場でも直線で弾けることができそうに見えます。
札幌2歳S自体はあまり評価していないのですが、あそこから軽さを残しながらもう少し力強くなれば面白いと思います。
ホープフルSは4ヶ月の休み明けで流石に急仕上げ感があり、動きも馬体もかなり重かったですし、大外枠からの出遅れ+落鉄では流石に出番なし。
成長に期待もここは格好がつきそうです。
・エアアネモイ
評価しにくい1戦1勝馬です。新馬戦は出たなりに前へ行って直線だけ追う新馬戦らしいレースでした。大味ながらもインパクトのある走りでしたが、これは騎手の進路取りの上手さを含めての3馬身差。
他の掲示板に載った馬が次走惨敗している中で、あれだけの騎乗をしての3馬身差は評価できませんし、走りからものすごいパワーは感じるもののスピード感を感じないところから血統通りダート馬なのではないかと思います。
・シェルビーズアイ
新馬戦は6頭の小頭数のレースで、直線のヨーイドンのレースでした。その中で抜群の切れ味を持つレッドモンレーヴより0.4早い上がりで差し切ったところには能力を感じます。
前走はそのゆるゆるのレースからのG1のペースになったわけですから息が入らないのは当たり前です。それでも最後まで止まっているわけではないのでこれは評価できます。
スピードに乗るまでに頭が高い走りになってしまうものの伸び始めたらそこまで気になりません。おそらくある程度追走ペースが早い方がレースはしやすいと思います。
騎手と戦績からもあまり人気しなそうなので紐荒するならこの馬かもしれないです。
・ショウナンマグマ
前走も新馬戦も追われてから伸びきれないところがあり、そこまで早い足は使えないように思います。中山の坂で止まっていないところから心臓自体は持つのだと思いますが、トモが弱い走りでストライドが伸びない感じです。こうなると今の中京芝での重賞では決め手勝負で負けてしまいそうです。
実際に馬体を見れていませんが、パワーアップしたが見られたら買いたいと思います。
・ストロングウィル
とても飛びが大きくて走りが力強い馬です。新馬戦、未勝利戦ではどちらも追われることなく4角で先頭に取り付きました。
ここまで2戦ではあまり追われた経験がなく、新馬戦で少しだけ終われましたがそこではギアが上がりませんでした。ただ、阪神の坂を上がったあたりから追い出されたため流石にそこからギアを上げられる馬は少なそうですよね。
総じてまだ底が全く見えていない馬だと思います。
走りの力強さから中京コースはとても合いそうですし、基礎スピードが高いので重賞のペースも苦にしなそうで好勝負だと思います。
・セルケト
新馬戦、未勝利戦とスパッとキレる感じはなく、追われてなんとか伸びる感じでいかにもジャスタウェイ産駒らしい直線の動きです。馬格の割りに動きが小さいのもマイナスで、この馬はまだまだ完成途上だなという印象を受けます。
未勝利戦の走りから心臓は強そうでマイルよりは2000mの方が良さそうですが、もう少し成長を待ちたいと思います。
フローラSあたりに出てきて欲しいです。
・ダンテスヴュー
すごく綺麗な走りをする馬で綺麗な芝向きだろうなと真っ先に思いました。新馬戦、未勝利戦では飛びが大きく良いフットワークで上がってきていたものの、若干芝が悪くなっていた東スポ杯では飛びが小さくなっていました。パドックからも走りからもトモのあたりに非力さを感じるため、今の中京では買いにくいです。
・トーセンヴァンノ
とても走りが軽い馬で、使う場所さえ選べば馬柱よりは格段に走れる馬です。トップスピードよりも基礎スピードが高い馬のため、中盤で脚を使うような中山や阪神の長丁場で狙いたい馬で、今回のような上がり勝負になりそうな舞台では買えません。
・フォースクエア
軽視したくなる1戦1勝馬ですが、フォトパドックで見た馬体が抜群によかったです。また新馬戦は出足が鈍勝ったもののそこからすぐに出していって好位で折り合い、内を抜け出すという内容の濃いレースでした。
このレースですごいところをあげるとすると、
1. バランスが悪いスタートからすぐに好位へ押し上げる瞬発力
2.押し上げていったにもかかわらず好位で折り合うレースセンス
3. 1-2で脚を使ったにもかかわらず坂でも止まらない力強さ
の3つです。また、この時の2着馬は次走で他馬とは力が違う走りを見せており、3着馬も3.2.2.1で勝ち上がっているためレベルもそこそこの中であのレースですから…正直驚きました。走りは前駆も後駆もしっかり使っている四輪駆動でとても力強いです。
おそらく本命はこの馬にします。
・マテンロウレオ
新馬戦は中で待つ形になり、人伸びで辛勝。ホープフルSはロスの多い競馬ながら最後まで伸び続けて6着と、過去2戦の内容からギアが上がるまでに少し時間がかかる馬のように感じました。低い重心で馬場をしっかり捉える走り方をしており、中京は直線も長いため力は出せそうです。ただ、この馬の形的には直線での加速が一番良い形ではありそうなので直線勝負だと脚を余して2着3着という展開が想像できます。
・メイショウゲキリン
前走は4頭だてながら、直線でもトゥデイイズザデイ、セレシオンと変わらない切れ味を見せており、着差以上に良い内容だったと思います。2戦前のレースではジャスティンパレスが阪神の坂に手こずる中、こちらは逆に坂で一度突き放しているようにパワーとスタミナはかなりのものがあると思います。
どちらも小頭数のレースでの瞬発力勝負になったため展開利はありませんでしたがその中であれだけのレースを見せたわけですから、多頭数で警戒されずに逃げる形になったら、本当にしぶとく粘りそうです。
一方でペースが緩かったということも事実で、ヒモには絶対入れた方が良いですが軸というほど信頼できる馬でもありません。
■印(予定)
◎フォースクエア
◯ストロングウィル
▲アスクワイルドモア
△シェルビーズアイ