台湾旅行で素敵な出会いをした話
6月に高校の同級生4人で台湾旅行に行った
(というnoteを10月に投稿する、非常に怠惰な私をお許し下さい)
居住地がバラバラだったので台湾の空港に集合
私と友人のうち1人は東京に住んでいるので成田から、残りの2人は福岡から向かった
集合場所の両替所に行くと、福岡組の友人の近くに見知らぬカップルがいた
日本旅行帰りの台湾人で、両替を手伝ってくれたいたらしい
東京組の私たちも両替をしようとしていたら、
「ここは手数料が高いから、外のATMでやった方がいいよ」
と言われたので到着ロビーを出ると、彼らが自分の口座を使って両替をしてくれた
(後から確認したら手数料0円で両替してくれていた)
私たちの中には英語を多少話せる子が1人いたが、彼らは英語が話せないとのことだったのでGoogle翻訳を使って質問が飛んできた
「今日はこれからどこに観光へ行くの?」
1日目は台北で昼ごはんと夜市に行く予定だったのでその通りに答えると、
「案内してあげるよ」
と言われた
私と友達のうち1人はもちろん警戒した
見知らぬ土地で現地の人から案内すると言われても、詐欺に遭うかもしれない、この人たちが悪い人たちだったらどうしようと考えた
ただなんとなく、着いていくことにした
日本旅行帰りだし
カップルたちもスーツケースを持ってるし
なんせ台北に行くまでの電車も一緒だったからだ
電車でお互いに自己紹介をした
カートゥーン(👱♂️)
・36歳
・パン屋さん
ルーシー(👩)
・28歳
・医療事務
日本には何度も旅行に行ったことがあるらしく、今回は福岡の離島に行ってたらしい
来年の1月に結婚式をするそう
台北駅に着いてホテルに荷物を置いた後、
ルーシー達がお勧めしてくれたお店に道案内してもらった
お店自慢の牛肉麺の美味しさに感動していると、ルーシーがタピオカを人数分+お店のおじさんにも買ってきてくれた
(このあたりで親切度合いの可笑しさに気づき始める)
ウィンドウショッピングや足ツボマッサージをしてから、この日のメインである夜市に向かおうとした
するとカートゥーンが車を持ってきてくれて、現地までドライブをすることに
車内で2人のいろんな話を聞いた
ルーシーは日本のアニメ、特にセーラームーンが
カートゥーンは木村拓哉とワンオクが好きらしい
台湾人にも知られている木村拓哉すごい
カートゥーンのお気に入り曲であるWe areを流し、みんなで口ずさみながらの台湾ドライブはただただエモかった
夜市に到着
おすすめの屋台を紹介してもらいつつも、いろんな食べ物をご馳走してくれた
お腹も満たされ帰路に
ホテルの前まで車で送り届けてくれた
車を降り、最後にお金を渡そうとしたのだが
ダメダメ!と断られて結局渡せなかった
そして別れ際にルーシーからスマホの画面が向けられると
Google翻訳で
“私たちを信じてくれてありがとう”
と書かれていた
空港で初めて出会った時、この2人を少しでも疑った自分がいたことに申し訳なさが溢れた瞬間だった
感謝してもしきれないってこういうことなんだと思い知らされた
初対面の人に親切にされて泣きそうになったのは初めてだった
別れたのは結局夜の23時
ホテルの部屋に戻って改めて2人にしてもらったことを振り返る
自分たちの海外旅行帰り
普通なら休みの最終日くらい家でのんびり過ごしたいだろう
それが見知らぬ私たちを遅い時間まで案内してくれて
もし自分が逆の立場だったらできるだろうか...
あとから一緒に行った友人に聞いたのだが
今回2人が私たちを案内してくれた理由は
"前に韓国旅行へ行った時、韓国人に同じように案内されてすごくいい思い出だった
それを自分たちも誰かにしたいと思っていた"
実際にできたのが今回だったそう
国境を越えた恩送りだった
今回の旅のことは一生忘れないし
間違いなく2度と出来ない経験だ
ルーシーとカートゥーンについて知ってることはこの旅で話してもらったことと、2人のLINE、ルーシーのInstagram、カートゥーンの働いているパン屋さん、来年の1月11日に結婚式をすること
何かしらの形で恩返しがしたい
そう強く思った旅だった