ノクチル＝パルデア四災説

たくあん

2024年12月21日 21:17

noctchill（ノクチル）。
『アイドルマスターシャイニーカラーズ』に登場する4人組アイドルユニットである。

ノクチル学会では彼女たちの正体を解明するため長年にわたり研究が行われているものの、未だ核心に迫る証拠は掴めておらず、現在も世界各地の多くの学者たちを悩ませている。

そんな折、私はパルデア地方でのフィールドワークを経て、ついにその正体を掴むことに成功した。
本学説は我々を悩ませてきたこの課題に終止符を打つ一手となることを確信している。心して読んでほしい。

それでは発表しよう。私が暴いたノクチルの真実。その正体とは……

ノクチル＝パルデア四災説

四災とは、『ポケットモンスタースカーレット/バイオレット』より登場した、4体の準伝説ポケモンの通称である。４体とも分類が「さいやくポケモン」であり、パルデア地方に伝わるおとぎ話にて『災厄』を招くポケモンとして語られている。

そんな四災とアイドルであるノクチルがなぜ同一人物となり得るのか。その確固たる根拠を説明していこう。

根拠１．

ノクチルは4人組である。
四災も4人組である。

根拠２．

ノクチルはメンバー全員が幼なじみであり、4人とも同じ高校に通っている。
四災は『4つの宝』として東の国から伝わったとされており、全員が同郷である可能性が非常に高い。ここでの「東の国」は、メンバーが住んでいる東京のことを指しているに違いない。
また、四災の生息するパルデア地方には学校が1つしかないことから、全員が同じ学校に通っていることは自明である。

根拠３．

四災は共通してあくタイプを持っている。
アイドルである彼女たちが何故あくタイプなのか？と思うかもしれないが、以下を見てほしい。

・生放送の番組で歌わない、挙げ句の果てに童謡を歌い出す

・ライブ衣装のまま海へ飛び込む

・仕事の休憩中に営業先のショッピングカートに乗って遊ぶ

・「アイドルに興味がある」と嘘をつき事務所に探りを入れる

・私文書偽造

…と、彼女たちの悪事はとどまることを知らず、これらは彼女たちがあくタイプであることを裏付ける決定的な根拠と言えるだろう。

しかしながら、ユニットイメージや多くのシナリオに海の要素が入っていることから、ノクチル学会では彼女たちがみずタイプだと推測する説が有力となっている。
四災にはみずタイプがいないため、通説と矛盾していると思われるかもしれないが、彼女たちの生息するパルデア地方の特殊な環境を考慮すれば説明がつく。……そう、『テラスタル』だ。
ライブ中、青い光の中で輝きと透明感を放つ彼女たちの美しい姿は、みずテラス以外では説明がつかないだろう。

根拠４．

四災にまつわるおとぎ話については、大まかに説明すると以下のような内容である。
『珍しい宝として多くの人の手に渡っていくうちに人間の欲望や呪いを宿し、果てには災いとなって暴れ始め、激闘の末パルデアの地に封印された』

根拠３で述べたノクチルの悪事の中には、放送事故やSNSでの炎上、事務所の信頼低下などの実害が発生したものもあり、これらは関係各所にとってはまさに災いと言えるだろう。
彼女たちも暴れた末に芸能界から干される、すなわち芸能界から封印された過去を持つ存在であり、おとぎ話の内容とも合致する。

根拠５．各ユニットメンバーの正体

ここまで読み進めた読者の中には、一つの疑問を抱いた者もいるだろう。「じゃあ誰がどのポケモンなんだ」と。本章ではノクチルの四人それぞれにフォーカスし、その正体と根拠について述べる。

5-1. 浅倉透の正体

浅倉透の正体はチオンジェンである。

根拠１.
チオンジェンは、作中で「カキシルス」と鳴く様子が目撃されている。
透も日誌や反省文・始末書などを「書き記す」姿がたびたび目撃されている。

浅倉透　W.I.N.G.編より
背景の文字は薄れてよく読めないが
チオンジェンの木簡の文字も薄れてよく読めないため
特徴が一致している

根拠２.
チオンジェンの背中の木簡には物語や呪詛のような文が長々と綴られており、その内容は当時の王の悪事についての告発文のようなものだと推測されている。
透が反省文を書く場面では、その日の出来事を日記のような長文で書き進める様子が描かれている。悪事について長文で綴られた文書、木簡の特徴と完全に一致している。
チオンジェンの木簡は、まさにこの反省文そのものなのではないだろうか。

浅倉透サポートSSR
【チョコレー党、起立！】より
反省文の全容である
木簡にこれ書いてあったら面白い

5-2. 樋口円香の正体

樋口円香の正体はイーユイである。

根拠1.
円香のイメージカラーは赤色。これはイーユイの持つほのおタイプのイメージカラーと一致している。

根拠2.
円香のBは79。イーユイのBは80。1の差はあるがおそらく測定時期の違いによる誤差だろう。

根拠3.
イーユイは、勾玉に人々の妬みが炎を纏うことで誕生したとされている。
円香も透に対する妬みや劣等感、憧れ等が入り交ざった非常に複雑な感情の炎を内に秘めている。

樋口円香　サポートSR
【ダ・カラ】より
シャニマス界屈指の名コミュなので
是非とも読んでいただきたい

根拠4.
以下の画像をご覧いただきたい。

字幕は「最悪」となっているが、音声をよく聞いていただきたい。彼女は確実に「さいやく」と発している。
これは、彼女が「さいやくポケモン」であるという決定的な証拠である。

5-3. 福丸小糸の正体

福丸小糸の正体はパオジアンである。

根拠1.
パオジアンには牙がある。
小糸にも牙がある。

根拠2.
パオジアンの図鑑説明には「雪崩を起こしてその中を出入りして無邪気に遊ぶ」との記載がある。
小糸も雪景色の中を無邪気に跳ねる姿が目撃されている。

根拠3.
小糸は過去に「め、めちゃくちゃに暴れないと負けそう……！」という名言を残している。

パオジアンも、攻撃・素早さに特化したアタッカー向けのステータスと相手の防御力を下げる専用特性「わざわいのつるぎ」の組み合わせにより、ランクマッチでめちゃくちゃに暴れた過去を持つ。

根拠4.
パオジアンはローマ字にすると頭に「P」が付く。
小糸も会話の頭に「ぴ」が付く。

5-4. 市川雛菜の正体

市川雛菜の正体はディンルーである。

根拠1.
ディンルーは四災の中で高さ・重さがともに１番である。
雛菜もノクチルの中で高さ・重さがともに１番である。

根拠2.
雛菜は特技について「なんでもそれなりにできる～」と答えている。
ディンルーも、じしんやストーンエッジを始めとする攻撃技、ステルスロック・ちょうはつ・おきみやげなどの補助技、防御力を生かしたボディプレス、一撃必殺のじわれなど多彩な技を覚え、アタッカーとしても起点づくりとしても活躍できる器用さを持った「なんでもそれなりにできる～」ポケモンである。

根拠3.
雛菜は、マスコットキャラクター『ユアクマ』が大好きで、プロデューサーはそんな彼女とユアクマが似ていると感じている。

パルデア地方でよく目撃されるクマと言えば、『ガチグマ』である。
ディンルーとガチグマは同じじめんタイプを持つポケモンであるとともに、種族値配分もかなり似ている。
つまり、ディンルーの正体は雛菜であり、ガチグマの正体はユアクマである。

不要な特攻・素早さを削ってHP・攻撃・防御に極振り
特防種族値は80で特殊耐久もそこそこある
…随分と似ているだろう？

根拠4.
雛菜は黄色が好き。黄色といえばでんきタイプのイメージカラーであるが、じめんタイプを持つディンルーにでんき技は効果がない。そのタイプ相性の良さから黄色を好んでいるのだろう。

根拠６．数式による解析

彼女たちのプロフィールにある数値に注目する。
ただし女性に年齢や体重を聞くのは失礼にあたるので、それらの数値は無視するのがマナーである。

身長の合計は　
　160 + 159 + 148 + 165 ＝ 632

スリーサイズの合計は　
　( 82+57+78 ) + ( 79+55+79 ) + ( 71+54+73 ) + ( 87+60+86 ) ＝ 861

誕生日の合計は
　54+1027+1111+317 ＝ 2509

これらの数字を組み合わせると
　632-861+2509 ＝ 2280
（アイドルのスリーサイズ公開は悪しき風習なので、スリーサイズの合計は当然減算とする）

｢2280｣　この数字はいったい何を意味するのだろう…？

続いて、四災の種族値に注目する。
彼女たちは4人とも種族値合計が570である。
４人すべて合わせると
570 × 4 = 2280

「2280」
なんと。完全に一致。