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だいたいいつも湿っている

こんばんは、あけましてめでたいね パンダバちゃんです

さいきん高円寺でよくこのチンチンの妖精みたいなのを見かけるよね、どんな意図があるか分からないけれど、いつもうなづいており、なにかを肯定してくれている気がして好きですよ

さて、わたくしこう見えてバンド活動をしており、最近まで休止していたライブ活動も2月から再開するということで、いまいちど曲を見直したり、新曲を練習したりしているのですが
我々の曲、いつもすこし湿っているなあという気づきを得ましてよ、という話です。


作曲はわたしとベースがメインで、ギターもドラムもできるけれど方向性を考えるとふたりがやったほうがよいということでやらせていただいているのだが、まあ主にメインの二人が湿っている。

どれだけアップテンポにしようが、あかるいコードを使おうが、歌詞や雰囲気が湿っているのだ。

ふたりとも性格はあかるくなく、よく言えば変わっていて、悪くいうと捻くれているのでつまらないことを歌っているわけではないんですが、歌詞というのは本当に中の人の性格が出るもので、本当にそのまんま、どこか捻くれていて、笑っていない感じが滲み出ている。

そして、ドラムの作る曲は今回のライブ休止期間で初めて聞いたのだが、これもまたちょこっと湿っていた。ていうかドラムの方はコードから湿っていて、ボーカルの私からしてもとても笑顔で歌えない内容にはなっている。かといって怒っているとかすごく暗いわけではないが、彼の優しさやこころのひろさを感じつつ、やはりどうしても湿り気が滲み出てしまう一曲。


そしていちばんびっくりしたのがギター。彼は底抜けにあかるくて、バンド内いちばんのポジティブシンキング。若さもあるけれど行動力がピカイチで、いつだって笑顔でとても人懐っこい子なのだが、この子の曲もうっすら湿っていた。

やはりそこに笑顔で歌うという感じの雰囲気はなく、彼から来た歌い方の注文は、機械っぽく、無機質な感じで!だった。


ここまで、なんの話だよと思う方もいたかもしれないが、最近方向性について考えることが多くて、定まらないとこの先大変なのでは、と感じていた。
しかし、あらためて客観視するとどの曲も安定して湿っており、その湿り具合に若干差があるくらいで、これは活動していくとおのずと同じくらいになっていくものなのではないかという結論に至ったのだ。

だから湿っていていいのだ、きっと我々みたいに湿った人間がたくさんいて、あかるくもなれず、かといってなにかに怒る気力はない 元気なふりはうまいけれど、たまにうごけなくなってしまう、みたいなそういうしょうもないやつ たくさんいる、たくさんいるよね

そういう人たちに少しでも届いたらいいな、ライブハウスがちょっとだけ湿ってしまうかもしれないし、イヤホンとか、スピーカーもねちゃっとしちゃうかもしれないが、こころの湿り具合とくらべたら大したことないと思うぜ

ということで今日の思考整理も落ち着いたので、はやめに風呂入って寝ます。

きみたちもくれぐれもインフルエンザにはきをつけて、たくさんたべてたくさんねよう。

読んで少し湿ってみたくなった方は、これ聴いてみてください

それではまた


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