Mリーグ2020

Mリーグ2020が、昨日終わりました。
選手の皆さんをはじめ、関係者各位の皆さま、このコロナ禍での運営は大変だったと思います。本当にお疲れ様でした。
そして優勝した風林火山の皆さま、おめでとうございます。

やっとこう言えるくらいには落ち着いて来たので、今年のMリーグを通して思ったこと、感じたことをまとめておきます。
一応言っておきますが、僕は麻雀はゲームでしかしたことがなく、いわゆる「観る雀」、なんならMリーグ限定なくらいの麻雀素人です。

まず、最推しのABEMASにとっては、めちゃくちゃ悔しい結末になりました。
レギュラーシーズンをダントツの1位で通過し、セミファイナルは苦しい前半戦を耐え抜き後半一気に持ち直して結果的には150ptほど差のついた1位で終えた時は、夢の完全優勝はもう目の前だと思っていました。
ファイナル1日目、セミファイナル個人トップのマツとしょーちゃんが3着4着に押し込められるも、翌日ひなたんとたかはるのデイリーダブルで持ち直し、この勢いで優勝まで、と思ったが最後、その後はトップどころか2着も一度しか取れず、最後たかはるの5連投も虚しく、最終順位は3年連続の3位に落ち着きました。
正直選手でもないのにめちゃくちゃ悔しくて、昨日は全然眠れず、「『最速最強』なら勝ってくれよ」とか「結局運ゲーなんやな」と、良くないとはわかりながらもTwitterで延々と愚痴ってしまいました。
夜な夜なゲームをして気を紛らわしたり、YouTubeで「堀江由衣」と検索して動画を見て癒やされたりしつつ、朝起きてからも、ついに雀魂に堀江由衣さんが登場するという喜びも相まって、何とか気持ちを持ち直した今、これを書いています。

ファイナル全体を通して、唯一トータルプラスしたひなたんはもちろんのこと、一度もプラスを取れなかったマツもしょーちゃんも、最後にチームの命運を背負って5連闘したたかはるも、素人目にはちゃんと腕を触れていて、それだけが誇りだし、だからこそ負けたのがすごく悔しい、という思いです。

他のチームでは、やっぱり郷土雀士(こういう表現が正しいのかはわからないけども)のうっちーこと内川幸太郎プロに、すごく感情を揺さぶられました。県に対する愛情の高い長野県民としては、推さずにはいられないけれど、レギュラーの終盤からずっと、サクラナイツのエースとしてABEMASにプレッシャーを掛け続けた姿は、正直嫌いになりそうなくらいでした。けれど、終わってみれば、サクラナイツも優勝を逃し、翌日にも関わらす寝ずに来季以降への提案をする我らが多井隆晴に賛同したりしていて、やっぱり嫌いにはなれないなぁと思いました。


ここまで書いてきていますが、実は、Mリーグのファイナル終盤はほとんど見ていません。Twitterで結果を追うのをメインとしていました。
というのも、レギュラーシーズンでもその傾向はあったんですが、ABEMASの調子の良さが一日の気分を決めるくらいに、自分にとって影響の大きいものになっていたからです。
ファイナル終盤のABEMASは本当にキツかった…。ファンとしては良くないんだろうなと思いながらも、自分の精神を守るために見ないふりをしていました。

個人的には、たかがM リーグの結果に気分を左右されるなんて、人間の器が小さいのかなと悩んでもいます。余裕の無い日々が続く中、コロナ禍も収まらずに一年が経ち、帰省もままならないまま少しずつ削られていく精神。子ども二人を持つ父親としても、これでいいのかと、すごく不安になります。

けれど、趣味との距離感は、見ないふり出来るくらいが、自分にとってはちょうど良いのかなとも思っています。羽生先生、巨人も、勝っている時に元気をもらう、それでも良いのかなと。


なにより、昨年も言った気がしますが、この歳になっても、これだけ心を揺さぶられるコンテンツに出会えたことには、ただただまさに有り難い限りとも思います。

郷土雀士のひなたん。子育てしながら6シリーズ連続プラスという、唯一無二の結果も当然素晴らしいですが、ABEMASのムードメーカーとして、いつもチームを盛り上げてくれる存在としても欠かせません。

しょーちゃんは、去年の大活躍に引き続き、今年もレギュラーシーズンは3桁で終えて、さすがでした。「牌が積まれているんじゃなくて、情緒が積まれている」などの独特の言葉選びのセンスがめちゃくちゃ好きで、解説も楽しみにしてます。

マツは間違いなく今期躍進の立役者で、セミファイナルでも個人トップと絶好調でした。ファイナルは残念だったけど、その若さと熱さで来年以降もチームを巻き込んで行って欲しい。

そして、ABEMASのエースであり、自分をMリーグ沼に引きずり込んだ張本人、多井隆晴。レギュラーシーズン3期連続200ptオーバー、通算ポイントダントツ1位の、まさに名実共に「最速最強」のたかはるは、今期も要所要所でトップを取ってチームを立て直してくれた。惜しむらくは最終盤でその勝負強さが活かされなかったこと。セミファイナルとファイナルは基本的にあんまり数字出せてないんだけど、思うに、たかはるはそもそも強い上に、条件戦も強いのは周知の事実で、いつも以上にマークされてしまうのかなぁと。コミカルな解説も魅力的で、村上プロや瀬戸熊プロとのエピソードも○。自分にとっての麻雀界は、多井隆晴を中心に展開されていると言っても過言ではない。
もはや自分にとっては、野球界の松井秀喜、サッカー界の中山雅史、将棋界の羽生善治らに匹敵する。


今年もこの4人の最高のチームを応援出来て良かった。来年こそは完全優勝を見せて欲しい!!
渋谷ABEMAS最高!!





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?