雑談力養成講座~会話の本質とは?~
おはようございます!
声づくりと話し方コーチ/たく(Taku Hagiwara)
です。
今回は…『雑談力を上げよう!』
雑談力養成講座です。
「どうにも会話が盛り上がらない」
「何を話していいか分からない」
「話をふってもすぐに途切れてしまう」
「雑談が苦手…」
そんな皆様、必読です。
雑談力を養って、コミュニケーションスキルを高めましょう!
早速ですが…
雑談の本質とは…
ヒアリング&リサーチです。
会話をする相手を
ヒアリング=聞く
リサーチ=知る
これに尽きます。
会話を盛り上げようとか、何を話そうとか、相手と馴染めない(距離感が近づけない)とか、そもそも、雑談の本質を理解できていないから、会話に行き詰まってしまうのです。
もう一度、言います。
雑談の本質は、ヒアリング&リサーチ
相手の話を聞いて、相手を知る事。
これ以上でもこれ以下でもありません。
この大前提を認識していなければ、どんなに小手先テクニックを身に付けたところで、会話は盛り上がるはずありません。
先ずは、雑談=ヒアリング&リサーチだと、理解しましょう!
その上で、雑談力を養うためのテクニックを伝授致します。
答えはシンプル。
雑談は『聞きに徹する事』です。
話をする側より、話を聞く側になった方が、雑談はよっぽど盛り上がります。(芸人さん並みに会話に笑いの渦を巻き起こせる方は別です…)
さて、雑談を盛り上げるなら、話を聞く側になりましょう。
そして、話を聞く側になった際には、2つのポイントを踏まえましょう。
聞き上手になるポイントは、たったの2つです。
1.チャンク(かたまり)をほぐす。
2.拡張話法(一つの話題を掘り下げる)
めちゃくちゃ簡単ですし、めちゃくちゃシンプルです。
雑談が苦手は人は、この2つのポイントを知らないやらないだけで、
意識すれば、実践すれば、どんな人とも雑談は盛り上がります。
(ただし、雑談はいいからとっとと本題に入ってほしい人は別です)
1.チャンク(かたまり)をほぐす
人は記憶をチャンク化(かたまり)します。
時系列から事象を事細かに記憶している人なんて、いません。
日々、多くの記憶や情報を取り入れながら仕事や生活をする人々は、その日その日の出来事をチャンク化(かたまり)して、記憶の最適化を行います。
ですから、仮に以下のような質問をしたら、ほとんどの人、まともに答えられません。(むしろ答えるのが面倒になります)
NG質問 → 「昨日はどんな日でしたか?」
質問がザックリし過ぎです。
昨日の記憶を掘り下げるには、キーワードが少なすぎて、応えられません。
「昨日は何してたんですか?」
「調子はどうですか?」
「最近どうですか?」
って、こんな質問をする人は…
OUTです。
質問が下手過ぎです。
本来すべき質問の仕方は、以下の通りです。(参考)
「昨夜は何を食べたんですか?」
「今週の仕事の調子はどうですか?」
「最近の体の調子はどうですか?」
もっと、記憶のかたまりをほぐすような、時間軸から切り込んだ質問をすべきです。
「昨日のお昼頃は何をされていたのですか?」
「高校生の時は、何の部活でしたか?」
「小学生の時の夢は何でしたか?」
って、聞かれると、どんなに昔の事でも、実は、不思議と答えられるものです。
ちなみに、僕の昨日のお昼は、愛妻弁当です。
高校生の時は、帰宅部で、バイト三昧でした。
小学生の時は、プロ野球選手になりたかったです。
皆さんは、どうでしょうか?
要するに、質問をする時は、「最近どうですか?」的なざっくり無意味な質問はくれぐれもしない事です。
もっと、時間軸から切り込んだ、具体的な質問をしてください。
チャンク化された記憶を容易に解きほぐすためには、時間軸から切り込むのです。
2.拡張話法(一つの話題を掘り下げる)
「話題をふっても、会話がすぐに途切れてしまう」
「次から次へと話題を出しても、続かない」
って状態が続くと、雑談するの、嫌になりますよね?
ですが…
話の振り方・質問の仕方、根本理解をしていないから、
そもそも会話が続かないのです。
正直、雑談の話題、せいぜい1~3個くらいで十分です。
次から次へと話題を変えたところで、会話は盛り上がりませんし、
話しを振る側も、振られる側も、疲れるだけです。
もっと、一つの話題を掘り下げて、展開させればいいのです。
これぞ…
<拡張話法> 一つの話題を広げて展開させる話法です。
さて、どのように?話題を広げるのか?掘り下げるのか?
答えは…これです。
5W1H
ご存知でしょうか?
会話に上がった話題に、5W1H質問を組み込めばいいだけです。
When 「いつ?」
Where 「どこで?」
Who 「誰と?」
What 「何を?」
Why 「なぜ?」
How 「どのように?」
この6つの切り返し、巧妙に使い分ければいいだけです。
僕「趣味は何(What)ですか?」
相手「趣味は、ゴルフです」
僕「ゴルフですか?いいですね!
いつ(When)からゴルフをされているのですか?」
相手「10年前に始めました」
僕「10年前…長く続けられてますね!
なぜ(Why)ゴルフを始めたのですか?」
相手「会社の付き合いで始めました」
僕「そうなんですか?ゴルフあるあるですね、笑
ちなみに、最近はどなた(Who)とゴルフされるのですか?」
相手「実は最近、妻とゴルフを行くようになったんですよ!」
僕「そうなんですか!奥様とゴルフなんて、羨ましいですね~!
どちら(Where)のコースによく行かれるんですか?」
相手「埼玉の方に、行きますね!」
僕「どのよう(How)に行かれるのですか?車でしょうか?」
相手「はい、いつも愛車でゴルフに行きます!」
っと言う感じで、5W1Hを駆使した質問で、
一つの話題【ゴルフ】が相当掘り下げられました。
ここまで掘り下げられれば、次の質問キーワードもたくさん揃いましたよね!
【奥様とゴルフ】【愛車】【会社の付き合い】【埼玉】【10年前】
後は、この5つのキーワードを更に深掘りしていけばいいのです。奥様の話題、愛車の話題、会社の話題、地域や地元の話題、10年前の話題、いやいや、もういくらでも会話が続けられますね。
雑談は連想ゲームに近いです。
会話から出てきたキーワードをキャッチアップして、相手の人となりを更に深掘りする。
話題を掘り下げれば掘り下げる程、あなたは相手の事をより深く知る事ができますし、あなたに話をすればするほど、相手はあなたに対して、心を開いてくれます。
雑談の基本は、ヒアリング&リサーチ
相手を知る事、知ろうとする事です。
この大前提を理解できていれば、雑談はいつも盛り上がりますし、会話は尽きません。
結果、あなたの雑談力は圧倒的に高まります。
誰とでも、気負いなく、楽しく、会話が弾みます。
相手もあなたと話をしていて、飽きません。
ですが、
雑談力を養う上で、忘れてはいけない、大原則
があります。
それは…
会話をする相手に
興味を持つ事。
関心を持つ事。
これができていなければ、どんなに雑談テクニックを身に付けたところで、会話は盛り上がりませんし、相手はあなたに対し、永久に心を開きません。
もし、あなたに対して、全く興味のない人が、あなたに様々な質問を投げかけてきたら、あなたはどう思いますか?
「自分に興味もないくせに、質問ばっかするなよ」
って思いませんか?
これが、答えです。
会話をする相手に興味も関心も持たなければ、いかなるテクニックを用いても、相手はあなたに対し心を開くはずありません。
ですから、雑談のテクニックを身に付けて、雑談力を高めようとする事も大事ですが…
相手に興味や関心を持ってからの+聞きテクニックの活用
だと言う事です。
そして、相手に興味と関心をもって、会話を始めれば、テクニックなんかなくても、会話は十分に盛り上がります。
って、元も子もない話をしてしまいましたね…笑
コミュニケーションとは、意思疎通を言います。
より円滑なコミュニケーションを図るため、コミュニケーションスキルを持つ事は大事ですが、意思疎通の原点は…
『相手と繋がりたい』
です。
相手と繋がるためには…
相手を知ろうとする。
相手を理解しようとする。
相手に対し、前傾姿勢でいる事、基本中の基本です。
以上です。
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声づくりと話し方コーチ/たく(Taku Hagiwara)