人望がない人々~自己満上司・自己満社長の話し方・伝え方特徴5選
どうも!
声づくりと話し方コーチ/たく(taku hagiwara)
です。
もう5月…夏もいよいよ。
と言うか、その前に梅雨がきますね。
日本の雨季は、長いです。
蒸し暑くて、湿っぽくて、過ごしずらいですよね。
本当は、雨季を楽しめるくらいの心の余裕が欲しいのですが、
気温の上昇
湿度の上昇
生態的には、負担ありますよね。
はい。
生態的に受け入れずらい…と言えば…
暑苦しい、熱量高すぎ、そのくせにねちっこい…人々。
あなたの周りにもいませんか?
「いるよ」
まあ、どこにでもいます。
一人だけ熱量高くて、その割に周囲に熱量の伝導ができない、
周囲との温度差に気付けない、一人独走、自己満足している人。
で、以外に多いのが、
実は…
上司や社長、だったりします。
高い目標や理想、意識。
情熱とモチベーションがある反面…
周囲へ(部下や社員)理想や目標の共有ができない。
共感や共鳴、シンパシーが得られない。
ただただ、一人突っ走ている人。
「また訳分からない事言い出したよ」
つまり、
自己満上司・自己満社長
一時は
>仕事ができた。
>成果を上げられた。
>業績を築けた。
>高い人望があった。
そんな実力者(だった人)が
いつかのどこかで、
自分を見失ってしまい、
他人から見える自分が分からなくなってしまい、
やがては人望までも失ってしまう。
そんな現象、大いにあり得ます。
今現在、上司や役員、社長(経営者)として、高いポジションにいる人。ずーと見下ろすポジションにいる人は、自分を見下ろしたり、同じ目線で見てくれる人が少ないためか、徐々にバグってきます。勘違いと思い込みの発動です。
結果…
>周囲からの人望がない
>理解や共感を得られない
>尊敬されない
>陰口を叩かれる
>既に実力がない
>新たな成果も実績も上げられない
>裸の王様状態
これぞ、自己満上司・自己満社長です。
僕はこれまで、仕事柄、多くの経営者や管理職の人たちと、
商談や交渉を行ってきました。
そして、会社員として、いろんな上司や社長を見てきました。
仕事もしてきました。個人的な付き合いもあります。
だからこそ、いろいろ見える事、気付かされる事があります。
さて、
前提が長くなりましたが…
今回は、
そんな自己満な人達の伝え方・話し方の観点から、
自己満上司・自己満社長の特徴5選を紹介いたします。
で、
この記事の趣旨は…
自己満な人達を批判したり、あるあるネタで盛り上げる事が本意ではなく、
特徴から理由と原因を掘り下げて、反面教師としていただきたい。
あなた自身が、いつか自己満上司や社長にならないために、そして、自分を見失って、仕事や人生の最適な進路を見失わないための記事です。どうか誤解をなさらず。
人望がない自己満上司・自己満社長の伝え方・話し方特徴5選
<その①>話が長い
<その②>話の趣旨が明確でない(定まっていない)
<その③>視覚的な伝え方ができない
<その④>相手との共感・共鳴ができない(オレを理解しろモード)
<その⑤>相手の話を聞くスタンスがない
それでは、一つ一つ、解説とまとめをしていきます。
<その①>話が長い
その名の通り、いつも話が長い。
予定した打ち合わせや会議時間をいつも超過する。
「15分だけいいか?」と言って、30分以上話す。
一度喋り出すと、止まらない。
反面教師アドバイス→決められた時間、自己設定した時間内に伝える・話をまとめられるようにしましょう。
<その②>話の趣旨が明確でない(定まっていない)
話しの抽象度が高すぎて、個別具体的な話をしない(できない)
歴史や過去や創業理由、理念やマインド部分の話ばかりで、議題や本旨に対して、具体的な言及がされない。
最後まで明確な趣旨や結論を述べない(最後まで抽象度高すぎて、ずっと上空で言葉を解き放っている状態だから聞き手の的を得ない)
実は自分のゲシュタルト(体系的理解)が定まっていない、ぼやけている。だから抽象度の高い話しかできない。
反面教師アドバイス→伝え方の基本は、「つまり何?」を明確にする事。趣旨に対して、理由や補足、事例を述べるのが、伝え方の王道であり、マナーです。
<その③>視覚的な伝え方ができない
・ホワイトボードに縦線や丸、意味不明の図とかをなぐり書きするだけの雰囲気だけで、意味が分からない。
・言葉一つで伝えようとして、資料も情報も提示しない。
・そもそも「オレが言えば分かるだろ、理解できるだろ」と言う俺様目線が強く、相手が理解しやすい環境や情報の整備をする配慮がない。
・言葉で言って理解できないヤツは、理解力のないヤツだ。と言う、謎のレッテルを貼る。
反面教師アドバイス→重要な議題や周知事項は、言葉だけでなく、資料やデータ、レポートなど、視覚的な情報を取り入れた方が、より伝わりやすく、相手の理解を得られます。言葉一つで何とかしようとするのではなく、資料や情報を提示して、視覚的な角度から伝える事も重要だと言う事を忘れないでください。
<その④>相手との共感・共鳴ができない(オレを理解しろモード)
・自分と意見や考えが違うと、基本的には相手の方が間違っているベースでしか捉えられず、自分の問題や認識不足として捉える事ができない。
・相手の気持ちや感情を察したり、理解しようとする配慮や気遣いがない。
・自分の価値基準、思考基準が頑固過ぎて、時代に合わせた価値観の見直しや柔軟な判断、思考ができない。
反面教師アドバイス→共感・共鳴は人望を得るための大前提です。自分を理解してもらうためには、先ずは相手を理解する事からです。
<その⑤>相手の話を聞くスタンスがない
・「相手の話を聞こう」より「オレの話を聞け」マインド比重が強い。
・人の意見や考えに価値を見出せず、相手の話を聞く事を無駄だと思っている。
・上記の雰囲気が駄々洩れのため、周囲から「この人は人の意見や話を全く聞かない人だ」レッテルを貼られている。
反面教師アドバイス→優秀な営業マンや交渉人は、とにかく相手の話を聞きます。ヒアリングから多くの情報やヒントを得るのです。話す技術も大事ですが…実は、聞く技術の方が、もっと大事なのです。聞き上手、質問上手になりましょう。
【留意事項】
実は、この5選…
人望のない自己満上司・自己満社長の大きな特徴ではあるものの…
その反面…
できる上司や経営者、事業を成功している経営者にもめちゃくちゃ当てはまります。
この5選が当てはまっているから、必ずしも、誰もが、人望がない、仕事ができないわけでもないのです。
めちゃくちゃ有能な人と無能な人、紙一重だったりするのです。
(天才と変人は紙一重と言うではないですか)
自分の思考ブレーンやゲシュタルトが精密具体的だからこそ、
・話しが長くなる
・抽象的な話がメインになる
・資料や情報は必要ない(自分が理解している)
・相手との共感・共鳴をする必要がない(自分軸が強固)
・相手の話を聞くスタンスがない(他者意見はほぼ参考にならない)
と言う傾向になるです。
あらゆる物事を最適化して、
効率化すると、
合理的にすると
実は、相反作用が生まれてしまうものなのです。
ですが、
めちゃくちゃ有能な人
めちゃくちゃ思考力が高い人は、
ごくわずかです。
実際のところ、多くの人が勘違い状態です。
(一時の成功事例だけで自分軸が出来上がってしまっている状態)
つまり、本当に、自分自身に確固たる<核>がない限りは
その<核>に、他者を惹きつける魅力と価値がない限りは、
驕り高ぶらずに、謙虚でいるべきです。
その方がよっぽど、周囲が味方してくれますし、自分自身を客観視できます。
よって…
驕るな上司、驕るな社長
です。
きっと、皆さまの身近な人にも、驕り高ぶっているいる自己満上司・自己満社長がいる事でしょう。
そんな人を嫌ったり、憎んだりせず、反面教師として、学んでみてはいかがでしょうか?
世の中、矛盾や綻びだらけですが、その矛盾や綻びこそ、当たり前であり、人間だったりするのです。
<完璧な人など、この世には存在しない>
僕自身も、矛盾と綻び、弱点だらけですが、そんな中でも、謙虚さを持ち、
これまで反面教師で自己改善に努めてきました。
「ああはなりたくない」
「ああはならないようにしよう」
そんな気持ちがあった方がいいじゃないですか。
(あなた自身がそう思われないようにしてくださいね)
反面教師:人の振り見て我が振り直せ。
ですね。
以上!
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声づくりと話し方コーチ/たく(Taku Hagiwara)