![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/163323332/rectangle_large_type_2_42edbc790d128cf9078d3ae48ba32be9.jpeg?width=1200)
来年の目標を実践するには、今からじゃないと間に合わないよ、という話
乾坤一擲の大勝負の準備のお話
いよいよ師走ですね。気持ち的には新たな目標というよりは今年一年の追い込みや振り返りが多い月といえるのでしょうか。
しかし、年が明けてから、さぁ目標を立ててがんばるぞ!というもの出遅れ感満載ですよね。今年こそはと気合十分、乾坤一擲の大勝負とするなら今のうちに準備をしましょう。
乾坤一擲(けんこんいってき)。命運をかけて大勝負をすること。辞書によっては勝負を天に任せてという命運によるものとなっているものもある。例文によっては「今度の新製品の売り出しには、わが社の命運がかかっております。われわれ営業3課としても、乾坤一擲これの売り出しに全力を投じようではありませんか」とある。いやいや社運がかかる勝負事は天任せはやめようぜ。例文はわかったがでは、本来はどういう意味なのか。
乾とは「天」を表し、坤とは「地」を表す。天から地に至るものとは何か。「天に始まるものが、地に生まれる」とは何を表しているのか。しかも万物はこうであるという。物質的なものだけではない。生まれるものすべてが、その前に始まるというのだ。
「その気」⇒「やる気」⇒「着手!」
つまりやる気になる前にまずその気にならないとダメだよ、と。
『易経』によると乾の働きは具体的に言うと「その気」を出すことだという。つまりさぁ始めるぞ!というその気である。その気になってきたぞ!という使い方の、始めるぞという「やる気」の根源だ。
確かに何かが生まれる前には、「こうするぞ!」という「その気」が必ずある。自発的にその気になろうが他人にその気にされられようが、まず生ずることは間違いない。
そしてその「その気」を具体的なものにして形を成すことにより何かが生まれるのである。その気になってから物事が生ずるので自分の気持ちなしには乾坤一擲はあり得ない。あるとしたらそれは使い方が間違っているのだ。
当然だがどうやってその気をもたらすのかが最も大事であり難しいところ。好きなことはほっといても出るが、なかなか腰が重くその気にならないことも正直多い。いや日常においてはそんなことばかりだ。ぜひ自分のその気になる方法というものを見つけて、乾から坤へと至り行動を起こしていきたいものですよね。