私のプロフィール

こんにちは!
英語発音指導者けんです。
貴重な時間を使ってわざわざ私のプロフィールを見に来ていただき、とても嬉しいです!
ありがとうございます。

私の大好きな英語発音について、

ちょっと興味を持っていただき、
発音が上手になりたいという気持ちを共有できて嬉しいです。

私が発信をする理由は、
実際に発音する技術の高まりを感じたり、
海外旅行でちょっと英語で話してみようかなという、
不安の中にもワクワク感のある気持ちになってもらえたり、
はたまた英語で読み聞かせをできるようになってもらえたり・・・

そんなことがこれから巻き起こってきたらどんなに幸せだろう・・・

そんなことを思いながら、日々発信をしています。


過去には1000人以上の生徒さんを教えてきましたが、
僕の指導に共鳴してくれた人の中には、
・都道府県の英語弁論大会で優勝し、全国大会に出場(英語学習歴2年半)
・英語弁論大会、県代表を惜しくも逃すも、高校卒業後すぐに渡米、
海外生活スタート(私が指導したのは2年間)
・英検2級、3級合格者多数(英語学習歴1〜3年)
・高校入試3ヶ月前から個別指導を始め、すぐに英語が武器となり公立高校入試を突破(英語の成績は学年最低ライン→学年の平均程度まで成長)

など、目に見える成果を挙げ、自信をつけていった生徒も多かったです。

でも、そんなものより、
生徒の皆さんが英語に真剣に向き合ったときに見せてくれる表情、
達成感に溢れた笑顔が、他の何物にも替え難いのです。

年齢や目的に関わらず、
英語に興味を持っている人の思いを大切にした指導ができたら、
どんなに幸せだろうか。
これこそ、私が情報発信を始めたきっかけです。


ある生徒さんは、
中学2年で僕が指導を始め、発音や意味のまとまりを徹底的に叩き込みました。
「単語を覚えたりする時も、まず発音しなさい。」
「文法問題も、空欄があってもとりあえず最後まで発音してみなさい。」
こんな調子でやっていましたが、
だんだんとできるようになるとやはり嬉しいようで、
高校受験の頃には英語が1番の得意教科になっていました。

高校進学を機に僕の手を離れ、
高校卒業時に手紙をくれました。
「・・・高校に入って、英語が嫌いになりかけたけど、
それでも嫌いにならなかったのは先生に英語を教えてもらったからでした」

いや、泣くよ?
こんなに心が揺さぶられることないよな・・・と振り返ってもしみじみ感じます。
この生徒さんは、自然と英語だけは続けるマインドになっていて、
大学卒業を機に外資系の企業に就職しました。


また、ある生徒さんは、中学校に入って英語学習をスタートし、
それ以来ずっと苦手だったようですが、
中2で私が英語を受け持ち、
とりあえず1年間、教科書の英文を一文ずつ暗唱するのを繰り返しまくりました。
リズムがつかめるようになってからは、覚えるスピードが格段に上がりましたね。

1年後の中3の5月あたりから急にスイッチが入り、
10月の英検で4級に合格、次の1月で3級に合格してしまいました。
入試の勉強に影響がないか尋ねると、
「いや、英語はなんとなく・・・飽きないので。」
・・・カッコイイ。
入試の頃には英語がいちばんの武器になっていました。


やっぱりこんな風に英語に自信を持たせることができたのも、
武器と思えるぐらい英語を染み込ませることができたのも、
とにかく徹底した反復練習の賜物です。

やっぱり、こちらが諦めなければ、生徒は諦めない。
こんなことを生徒の姿から学びました。



数ある生徒さんの中でも、
全国の英語弁論大会に出場した生徒さんはやはり別格でした。
出会ったのは中学2年生でしたが、
その時点で英語の授業を受けていて困ったことはないほど
英語の理解力は高かったです。
他の人よりもあまりにできすぎたので、
英語の授業は退屈だったようです。

そこで、特別メニューを組みました。


英語って、
言語なんです。
当たり前ですが。

なので、状況や気持ちによって発音の仕方も変わってきます。
日本語でも
怒った時の「何してるの?」と、
心配してる時の「何してるの?」は、
言い方、表情、発音が全然違いますよね。

逆に、教科書の中の会話文を読んでいて、
その時の状況や気持ちを考えることも必要なんです。
ただ英文を日本語に直したり、
日本語を元にして英語の文を作るだけでは不十分なんですよね。

特別メニューでは、こんなことを問う課題を出しまくりました。
これが興味をひいたのか、
英語もだんだん退屈ではなくなってきたようでした。
というか、気持ちとか想像するのにめっちゃ苦戦していました。

すぐに答えが出せない課題を突然投げかけられ、
最初は投げ出すのも早かったですが、
「あなたならさらに上を目指せる」
というメッセージを送り続けると、
答えを出すまでやめないほど、粘り強い人間になっていました。

中3の7月ごろ、僕の勧めで英語弁論に挑戦することになりました。
最初は乗り気ではなかったけど、
夏休みに入る時に話をして、
原稿作りから一緒に手伝いながら、挑戦することになりました。

中学生の限られた語彙と文法の中で、
どんな言い回しを使えば本人の言いたいことを的確に表現できるか、
僕自身も大いに悩みました。
5日ぐらいまともに寝なかったんじゃないですかね。

ただ、僕以上に、言いたいことを絞り出し、
まずは僕に伝えなくてはならないという、
大きいタスクに向き合った彼女の第一歩が大変だったと思います。

2週間ぐらいみっちりかけて原稿を一緒に完成させてから、
練習がスタートしました。

2ヶ月半、僕とマンツーマンで練習しまくりました。
毎日2時間半、
同じ原稿を何回も読み、暗記し、演じ・・・
そんな気の遠くなる自分との戦いを続け、
県大会本番では最高のパフォーマンスをしてくれました。


結果は、優勝。
涙を堪えきれず泣いていたのは、
本人、僕、保護者、学校のALTと、彼女に関わった全ての人でした。


全国の英語弁論大会では、全国の猛者を前に圧倒され、
予選敗退となりましたが、
大学生のお兄さんお姉さんにお世話してもらい、
同じ境遇の全国から来た仲間たちと、濃い5日間を過ごしたようです。
本当に羨ましい。

「本当に全部先生のおかげです。ありがとうございました。」
卒業の時に彼女に言われた言葉です。


いやいや、こっちがありがとうですよ。

県の大会で発表直後、こっちを振り返って見せてくれた、
「どうだった!?」みたいな笑顔。

あのハードな練習の後に、その笑顔を見せてくれて、
一緒に頑張ることができてよかったよ、と心から祝福しました。

僕が引っ張って弁論大会に参加するまでは、
かなり引っ込み思案で、自分の能力を十分に発揮できていない感じがありましたが、
人の苦労のわかる、立派なリーダーとして学校でも活躍していました。


やっぱり、私が情熱を傾けているものに
没頭しているところを見ると、その人の成長がすごくわかります。

人の成長が見えるこの瞬間のために英語を教えているんだなーって実感します。
ここまで人間性を伸ばす力を、英語学習は秘めているんだと思いました。

このページでは英語の学習法や発音の詳しいお話はできないかもしれません。
すみません。

が、せっかく読みに来ていただいたので、私のプロフィールを
つらつらと書きます。
ので、何かが皆さんの英語学習のヒントや、
学習意欲の高まりに繋がってくれるといいなぁと感じています。
気軽にご覧いただければと思います。


◎生い立ち
わたくし、生まれはとっても田舎な感じのところで生まれ、18年を過ごし、
大学で地方中核都市の外れに引越し(田舎具合は故郷と一緒でした)、
地元にUターンするという、なんとも超平凡な生活を、
現在進行形で送っております。


英語の指導に携わるからには、もちろん
英語が生活の中心にあった・・・
なんてことはありません。

両親ともに日本人です。
私は公立の幼、小、中、高、大学を出ています。

小学校で2回転校したので、人間関係が十分長続きすることなく、
お別れになった人もたくさんいます。
それはそれでいいんですけど、
なんとなく、寂しいとかあまり感じない、
こだわりのない性格になったのかな、
と感じます。



◎負けず嫌いだけど感情を表に出せないスポーツ少年の頃
ただ、負けるのは嫌いでした。
子供の頃から、何かとスポーツを多く経験してきました。
バレー、バスケ、体操などをやってきましたが、
どれをやっても負けをたくさん経験して、
1人で他人や自分のせいにして泣いていました。
バスケは、試合に出してもらい、もう走れないのに走れと言われ、
しまいにはレギュラーから外れ、しんどかったな〜と思います。

あと、5歳からレスリングもやっていました。
レスリングって、力の差が明白に出るスポーツなんです。
その、技術とかっていういわゆるレスリングの総合的な力のことではなく、
いわゆるパワー、腕力とか、握力とか、あと、体重とか。
あと、格闘技ならではの痛み。
もちろん、強い相手と当たったら、
痛いんです。

そんな中で、
泣いて逃げたい気持ちを殺してマットの上で中腰で人とぶつかり合っているうちに、
やめたくてもやめられない状況で追い込まれていくうちに、
感情を押し殺すようになってきました。

そうなると人ってどうなると思います?


ひねくれるんです。

自分の気持ちを表現できず、
ひねくれた言動で先生や親から否定されることも多かったです。


だから、もやもやしている気持ちをはっきり言葉にできない人のこと、
すごくよくわかるんです。

勝った時の快感は知っていたのですが、
レスリングでは、体力的にキツイことから逃げたい気持ちの方が強く、
大会では、怖い監督の「いけ!ぶつかれ!」
の声で「こんなにきつい思いをしているのにまだ向かっていかないといけないのか」
みたいな思いが強かったです。
まあ、結果強くなれずに負けてしまってまた泣くんですけどね。


何かと否定されることが多く、黙っていることで人に理解を示してもらえなかった。
そんな負の感情と向き合うことは人一倍経験してきました。


でも、幸運にも心から楽しいと思えるスポーツにも出会えました。
ソフトテニスです。
中学校で友達の誘いで一緒に入ったんですけど、
ボールを打つ瞬間が楽しすぎて、
全く飽きませんでした。
どれだけ夏に走らされても、大丈夫でした。
多分、今までのスポーツで体力はついていたんだと思いますが。

あと、顧問の先生の存在も大きかったです。
おそらく、私が英語の指導を志したのも、この先生の影響でした。

純粋に、とても熱い人でした。

基本スタンスとして、選手本人の能力を超えたプレーについては、
ミスしても否定をしない。
というのが自分にとってとても大きかったです。

どういうことかというと、
テニスのプレーには、どんなにタイミングよくスタートを切って走っても手が届かないボールがあったり、
ネットプレーで相手と駆け引きをした結果失点をする、
ということがよくあるんです。
経験を積んでいくと、自然とそういった失点が減っていくのですが、
初心者は特にそういった失点が多いんです。
というか、失点する、しないに関わらず、挑戦してみないとレベルは上がらないですよね。

僕のレベルを見極め、
難しいとわかっていても、
諦めなかった結果のミスであればきちんと褒めてくれる、
そんな人でした。

やっぱり諦めないことを肯定されると、
できなかったプレーもだんだんできるようになります。

負けず嫌いをまっすぐに表現し、
中学校の最後の大会で初めて市で優勝、
高校の最後の大会で初めて県で優勝できました。
高校でインターハイを決めた瞬間は、コートの後ろに座り込んで
人生初の嬉し涙が止まりませんでした。

実は、私の行っていた高校は、当時、県内最弱の高校でした。
この高校に行ったら、テニスで勝つことは諦めたも同然、
そんな雰囲気さえありました。
そもそも学校側からの扱いもひどかったです。
だって、学校にテニスコートが4面あるんですけど、
うち3面は砂入り人工芝の、とても上等なコートで、
男女硬式テニスと、女子ソフトテニスが使っている。
我らが男子ソフトテニスのコートは全然違う場所にある、土のコート。
学校の運動会では、ネットを外して生徒の集合場所になり、
踏み荒らされてボコボコになる。

最悪でした。
先生にも何度か直談判し、平等に使えるようお願いにも行きました。
「男子ソフトテニスは使えないことになっている」と一蹴され、
その綺麗なコートがオフで空いている時でさえ使わせてもらえませんでした。

まあ、こんな扱いを受けて、
大会に出ても1、2回戦で負けるような状態が何年も続いていたら、
勝とうという気持ちもわいてきません。

ただ、自分は、
母に言われた「インターハイに自力で出ないとね」という言葉が忘れられず、
1、2年生の時、大会で負け続けていても、頭から離れませんでした。

それほど高度な練習ができたわけではありませんが、
高2の12月の大会で負けてから、練習後に毎日2キロ走りました。

シンプルにそれだけやり続けました。
特に目的があったわけではなかったので、
現代では否定されがちな、
根性練習なのかもしれません。
ただ、絶対的な自信につながりました。

弟に言わせると、
私の高校時代を見ていて、
同じ学校でテニスをする気になれなかったそうです。笑
それほど不満そうに見えたのでしょうか。
自分では燃えていたんですけどね。

結果的に県の個人戦で優勝しましたが、
僕の学校で優勝したのは14年ぶりだったそうです。


英語でも、私が教えた生徒さんは、
なぜかそういう最後で結果を出すタイプの人が多いです。
なので、99%ぐらいの生徒さんは高校入試も第一希望の学校に合格しています。
楽みながら我慢強く取り組んだ先に、
最後には必ず結果が出るということが伝わっていると嬉しいです。


◎英語に出会ってから
学校生活では、
何かに秀でているわけでもなく、
英語を含め勉強では周りの人の方が圧倒的によくできていました。

ただ、中学校の頃から英語は単純に好きでした。(あと体育も)

理由は、発音するのが楽しかったから。
ただそれだけです。
Rで舌を巻いて、playerが「プレーヤー」じゃなくて「プレイヤぁ〜」とか、
straightが「ストレート」じゃなくて「ストゥレイっ!」とかって
発音されるの、なんか面白くないですか?
(後に大学で専門的に音の出しかたは学んでいます)

共感してくれた友人は、めっちゃ少なかったんですけど。

日本語には存在しない全ての音がなんか新鮮で、好きになっていました。
リスニングの音声をそっくり真似しようと、
英語の授業は音読を頑張っていたつもりです。
発音を似せて読もうとして、笑われたこともありました。

でも不思議と気になりません。

なんでかな?

やっぱり、好きだったからかもしれません。


大学では、英語学を専攻しました。
英語教育に携わろうとは思っていましたが、
教育学部ではありませんでした。
教えるために英語を学習することよりも、
英語そのものを学びたかったんだと思います。

英語の音声学の授業や、日本語の音声学の授業なんかも取りまくりました。
なんなら、前期後期や学年が変わっても同じ授業に何回も出ていました。
マニアックですよね。

おかげで、聞き分ける能力は高まりました。
英語の音声については、発音記号をマスターし、
発音される英語を聞いて、どこにトラブルがあり、どう直せばいいのかわかるようになりました。
当然ですが、発音をブラッシュアップするお手伝いに関しては、
どこまででもおつきあいしますよ。


音声って、日本語は日本語で面白いんですよね〜。

例えば、日本語のた行の「ち」と、は行の「ふ」って、
音声学的にみると他の4つの音と出す場所が違うんです。
具体的にいうと、「ち」を他の「た行」の4つと同じ場所で出すと「てぃ」になり、
「ふ」に関しては、唇を使わない「ふ」になります。

あと、「ん」って無意識に5種類ぐらいの音の出し方をしているんです。
「三本」の、口を閉じる「ん」と
「三回」の、口を開ける「ん」って
音の出し方が違うんです。
この違い、わかりますか?

このプロフまで見にきてくださっている方は、
少なからず発音に興味がおありだと思うので、
この面白さに共感していただけます・・・よね?


◉挫折(英語で)
ここまでは略歴でしたが、
それほど能力も高くもなく、
割と平凡な生活を平凡に送ってきた、
そんな人間ですので、
当然困難に出会ってきました。

まずは、中学校3年生の時。
人生初の海外体験をすることになりました。
行き先は韓国。
なんとこれ、超スーパーラッキーの、
国際交流団の派遣だったんです。
市の最後の総体で優勝したことで、
姉妹都市交流の一環で、
韓国の中学生と国際試合をするメンバーに選ばれたんです。

しかも、家族は同行せず。
3日間ホームステイ。


韓国語はあいさつ程度しか覚えていなかったので、

あとは英語でのコミュニケーションでした。
いやぁ英語が出ない出ない。

初日にトイレに行かせてもらい、
流し方がわからず、
なんならflush「(水を)流す」という単語も知らず、
困った挙句、

「エクスキューズミー・・・

ジャっ?!(ジェスチャー付き)」

ってやりました。


ホストファミリーの男の子は
「あー!」
って「ここにレバーがあるよ」
みたいな感じで教えてくれました。
この男の子がすごく英語が話せて(年は1つ上ぐらい)、
優しく、面白い人だったので、
もっと話したかったなぁと
余計に落ち込んでしまいました。


もともとシャイな性格もあって、
初の海外で、単語数語ぐらいしか言えませんでした。
もっと話せたらなぁというモヤモヤした気持ちをどうにもできず
帰国しました。



時は流れ、
10年後、
大学院時代に交換留学で1年間留学することになりました。
行き先は、待ちに待った英語圏。

結論から言うと、英語の劇的な伸びを感じたのは、

最初の2ヶ月が経った時と、最後の2ヶ月を残した時でした。
最初の2ヶ月が経った後は、急に大学の授業に聞いてついていけるようになり、
残り2ヶ月という時には、自然に授業中に発言が出てくるようになりました。

要因はおそらく、
授業で使う論文を読みながら、重要なところは覚えるまで音読しまくったことです。
日本の大学とは比べ物にならない量の論文を読むよう指示されるので、
それだけでもかなり力になったとは思うのですが、
とにかくたくさん読んで、音読したことが、
結局授業の中のディスカッションにも生きたんだと思います。

これは、英語教育の世界ではエクステンシブ・リーディングという手法に近く、
易しい文章を大量に読むことで英語の力をつけていくという、
言語習得にもしっかりとしたエビデンスのある学習法でした。
ただ、英語の論文は結構難しいものも多かったので、
最後の伸びを実感するまでにこれだけ時間がかかったのかもしれません。


その瞬間以外は、
挫折感の方が大きかったです。
日本で勉強したことが出せてないなぁとか、
発音に自信が持てないなぁとか、
話す時やっぱり詰まっちゃうなぁとか・・・
つきない悩みに苦しんでいました。

でも、やっぱり解決できたのは
他の人と関わったことが大きいです。

初めて寮で友達になったのは、インド、フランス、タイが出身の3人でした。
到着したその日の夜、寮でパーティーがあり、仲良くなりました。

いや、インド人とタイ人が、しゃべるしゃべる。
正直、理解が追いつきませんでした。
ただ、そんなにすらすら英語が出てくるわけでもない僕の話を、
遮らず聞いてくれたり、
英語の指導をしたいんだと言うと、
「だから英語の発音がいいんだね」と褒めてもくれました。

こんな友達がいたからこそ、
開き直って前向きに過ごせたんだと思います。

韓国でのホームステイから感じていた、
英語でコミュニケーションを取りたいという希望(野望?)を
実現できたことも嬉しかったです。

関わってくれた人に支えてもらった経験は、
人を教える立場になった今、
たくさんの人に返していかなくては、
という使命感でいっぱいです。



最後に、少しだけアドバイスを。
発音を練習する際には、自分の発音を録音して聞き返すといいです。
また、英語のネイティブスピーカーの発音をよく聞き、
真似をすることも効果的です。

ですがここで、やはりコーチングや発音の知識が必要な場面が多々あります。
プロ野球選手の打ち方をどれだけ真似しても、
ポイントをつかなまければ上達しないのと一緒です。
ただし、発音はポイントさえ押さえれば誰でも上手になるものです。
だって、英語母語話者は誰でも話しているんですから。

そして、何よりも大切なのは、楽しむこと。
楽しみながら理論と実践を通して学ぶことで、英語の発音は自然と身につきます。

気持ちがリラックスした状態と緊張した状態をうまく組み合わせることで、
また、単純な反復練習と自由度の高い課題を組み合わせることで、
英語の技術は上達していきます。
この辺は、スポーツと全く一緒ですよね。

あと、基本的には、新しいことをどんどん入れていくよりも、
復習を中心にやっていく方が上達します。
例えば、英文を読む課題を時間を空けて何回か繰り返したり、
一度習った文章を暗唱したり、
既に取り組んだライティングの課題をもう一度書いてみたり、
一度解いた問題をもう一度解いてみたり。

復習を中心にすると、
進んでいないように見えて不安になりますが、
頭の中で英語を処理する力は格段に高まっています。
ある程度新しいことをやったら、もう一度やってみましょう。

今、地道に頑張ることが将来英語を使って何かをすることにつながっています。
修行ではなく、楽しみながら英語学習に関わるお手伝いができたらなぁと思っています。

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