ローコードツールを導入して社内管理画面を構築した話
これはmikan Advent Calendar 2022 7日目の記事です。
6日目はikkunによる語学に役立つTipsでした!語学を習得するのに役立つ5つのTipsと具体的にどのようにフルタイムで働きながら中国語を学習しているのかを書いてくれています。興味ある方はぜひ読んでみてください!
この記事では僕が入社してすぐに取り組んだローコードツールでの管理画面構築についてまとめたいと思います。
ローコードツールとは
ローコードは low (少ない) + code (コード)のことで、書くコードを少なく開発を行えるように構築されたシステムのことです。最近だとノーコードが話題ですが、ローコードはコードを書けるように設計されているため、自由度が高く、工数を少なく開発を行える点が魅力です。
社内へ導入した経緯
mikanでは現在、約200冊以上の英語教材を学習することができます。
これまでは英単語アプリmikanとして英単語教材のみを提供していましたが、今では”英語アプリmikan”としてTOEICや英検などの問題集を学習できるように進化しています。問題演習の提供を開始するにあたり、これまで別のデータベースを利用することになり、それに伴って、新たに問題演習用の管理画面の作成が必要になりました。
現在、mikanのエンジニアチームはフルタイムのメンバーでiOSが 2名、 Androidが 2名、バックエンドが 3名という小規模な人数のため、管理画面の開発に十分なリソースを確保することが難しい状況で、会社としてもプロダクトの提供価値を上げることが最優先であるため、管理画面の構築の優先度が低くなっていました。
そのため、なるべくエンジニアのリソースを使わずに、短期間で構築できないかという点からローコードツールの導入を検討しました。
社内へ導入してどうだったか
ローコードツールの中でも、今回はQuerierを導入しました。
Querierはエンジニア向けローコードツールで、社内向け管理画面をフルスクラッチでの開発に比べて圧倒的な速さで、柔軟に構築を可能にするアプリケーションです。
Querierを利用することで、1週間足らずで問題集の誤植修正画面などを構築することができました。
例えばフルスクラッチの開発の場合だと、UI・UXについて0から考えたり、一緒に開発するエンジニアがわかりやすいようにコンポーネント化を意識したり、ディレクトリ構造を考えたりなど、かなり工数がかかります。
その点、Querierを導入することで必要に応じてテーブルやボタン、テキストボックスなどのコンポーネントを配置し、裏側の処理を軽いSQLを書くことだけで構築することができました。
またJavaScriptを書くこともでき、必要な処理を加えたり、自由にカスタマイズすることも可能でした。
今回Querierを導入することで、僕が感じたよかった点を以下にまとめます。
おわりに
いかがだったでしょうか。
今回はローコードツールで管理画面を構築した話をさせて頂きました。
たまにエンジニアの中でもノーコードやローコードを使いたがらない人はいるかと思うのですが、なかなか管理画面などの構築に工数をかけられなかったり、その他事業インパクトが大きい部分にエンジニアリソースを使いたいチームや組織にはピッタリなツールだと思います。
もしローコードに興味がある方や導入を検討している方に何か参考になっていればとても嬉しいです。
さいごに、mikanでは一緒に英語学習をより良いものにしていくべくサービスを作っていく仲間を募集しています。ご興味のある方は、以下のリンクからぜひご応募ください。
参考
Querierについて
Querierは社内向け管理画面を圧倒的な速さで、柔軟に構築することができるエンジニア向けローコードツールです。
Querierを使うことで、エンジニアが UIをドラッグ&ドロップで、裏側の処理をSQLやJavaScriptで記述することで必要な管理画面をフルスクラッチでの開発に比べて数倍の速さで社内に提供することができます。