光
仕事の中で素晴らしい人達との出会いがありました
その一方で自分自身に対してモヤモヤしたものが生まれました
そんなお話しです
モヤモヤしながら書いているので駄文になることをご了承ください(笑)
3人の「マイスター」
今ぼくは、生きることや暮らすことについての「智慧」を持つ人々と出会う地域ツアーの企画に関わらせてもらっています
自然豊かなこの地域には、自然と向き合い、調和しながら暮らしている人たちがたくさんいます
そんな人たちを「マイスター」として、都市部で生きる人たちに新しい生き方や暮らし方に気づいてもらうと共に、この地域の課題について一緒に考えてもらう、そんなツアーを作ろうとしています
そのプロトタイプを作るために3人の方に最初にお話を伺いました
1人は「オーガニックスタンダード」をコンセプトに、有機農業に取り組むだけでなく、地域の子ども達への食育活動や、新規就農者を研修生として受け入れる活動をされている農家の方
1人は海の資源も守りながら漁業の収益も確保でき、若い世代にとっても「やりがい」のある漁業を作っていこうとしている漁師の方
1人は古代から続く伝統技術を継承しながら、日本人がこれまで紡いできた「想い」を伝えていく活動をされている職人の方
3人とも自分たちの現在の暮らしのことだけでなく、その職業や地域の歩んできた歴史に目を向け、現代と調和させながら次の世代に語り継いでいくという活動を実践されている素晴らしい方々でした
また、SDGsの概念が提唱される前からずっとサスティナブルな取り組みをされてきた方々なので、言葉の重みが全然違いました
ぼくの文章では表現しきれないくらいの濃密なお話を聞かせていただいて、「仕事って面白い!」と改めて感じられた時間になりました
「この人たちの話を聞いて回れるツアーがあったら絶対面白い!」と自分自身が体感することができたので役得だなぁと思いました(笑)
暗闇の中
このツアーを作っていこうと挑戦されているのは地域でのツアーガイドをされている方で、ぼくはあくまでお手伝いのレベルです
今回も3人のマイスターからとの選定、調整、インタビューをしたのはそのガイドの方で、ぼくは何もできませんでした
できたことと言えば、メモをとって簡潔な報告書にまとめるくらい
振り返ってみると「自分は何をやってるんだ」と思いました
今の仕事を選んだのは「世の中のために頑張ろうとしている人たちを応援する仕事がしたい」と思ったからで、ようやく思い描いていたのに近い仕事に携わるチャンスが巡ってきました
でも、挑戦する人たちのためにぼくができることはほとんどない、そんな現実を突きつけられただけでした
「微力ではあっても無力ではない」そんな言葉を聞いたことはありますが、それだけでは片付けられないモヤモヤ感が残りました
ほとんど世の中の役に立っていないのにお給料をいただいていいのだろうか、と
今回の仕事は楽しいものでしたが、それは「お客様」としての楽しさ
「働く人」としての楽しさとは別物だと気づいたのです
じゃあ、どうやったらその楽しさに辿り着けるのだろう
今もまだ暗闇の中を彷徨っている、そんな状況です
暗闇に差し込む光を探して
そんな感情の起伏に富んだ1週間でした(笑)
まだ解決はしていませんが、何も優れたものを持っていないぼくにとって、これは一生向き合っていくことになるかもしれない問いだと思っています
悩んで立ち止まったところで何も変わりません
自分にできることを見つけて、精一杯やること
そうすることで暗闇の中でも扉に巡り合うチャンスが生まれるんじゃないかなと思います
まあ言葉ではわかってるんですけど、具体的に何をしたらいいかがわからないのが問題なんですよね
だからとりあえずnoteに書こうと思って書きました
微力ではあっても無力ではない
この言葉を信じて、疑っても信じ直して行動していこうと思います
コブクロ「光」
この文章を書きながら思い浮かんだのはこの歌詞でした
暗闇に差し込む光を探して 誰もが彷徨う こんな時代の中で
ぼくにできることはただ一つ君が 悲しみの果てに 目を閉じてしまっても
「こっちだよ」って手を叩いて 君が前を向けるように
誰かに頼るんじゃなくて自分自身が行動する姿勢を持たなきゃいけないんだなって
そして、困っている誰かに手を差し伸べるんじゃなくて、声をかけることしかできないんだなって
そう思いました
なんか、アドラー心理学っぽい(笑)
コブクロの初期の隠れた名曲の一つだと思っています
ぜひ聞いてみてください(公式サイトに動画が上がっていないのでリンクの掲載は差し控えます笑)
トップの写真はニュージーランドのテカポで撮影した写真です
別の角度から見た写真はこちら
あの時は暗闇が深いからこそたくさんの星の光が見えたんだなぁと思うと、暗闇の中でしか見えない光があるんじゃないかなって改めて思いました
とりあえずニュージーランドにまた行きたい(笑)
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