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自作した(小)モノたち。

ソフトウェアエンジニアリングや収録・配信業務の傍ら、いくつか収録に必要な・あったら便利なモノを自作してきました。大きく

・必要に迫られて、でも市販品がない、もしくはクソ高い
・既製品はあるのだけれど性能に納得いかない

ものに分けられます。まあもう一度作れと言われるとちょっと二の足ふむモノもありますが、もし要望がある程度まとまれば10個単位の量産は考えなくもない感じです(今なら全世界に売る手段はある...)。

あ、タイトル絵のVUメーター+ヘッドフォンアンプも自作品です。
S/PDIF 入力で96KHz/24bitまで対応、キャリブレーションもできます。でもこの西澤のメーターがもう製造中止で買えませんorz 3,500円でそこそこいい感じだったのに...

AD/DAコンバータ系

最近製作したDAコンバータ

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新しいDAコンバーターチップが発売されてから1年もしくはそれ以上たってからそれを使用した市販品が出てくるのですが、今回はそれが待ちきれなくて、「キット」が出た瞬間に飛びついて作ってみました。結果は想像以上!今までに聞いたことない音質が実現できました。

ADコンバータ(製作中)

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ADコンバータはDAコンバータ―と違って、自分で作る人は少ないようです。基本的に音楽制作用となるのと、制作で使う人はもっとお手軽なオーディオインターフェースの市販品とかを使うからだと思いますが..。

計画としてはUSBインターフェース(XMOS U208 / 8ch In/Out 最高192KHz)と組み合わせて音楽収録・配信用に仕立てる予定。ラズパイ乗っけてワイヤレスコントロールしたいな。

収録・配信系

タイムコードリーダー

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これは自分で作ってみて思いのほか便利だったものの一つです。主な使い道は、複数カメラを同時に回した場合(特にタイムコード同期の仕組みのないコンシューマー系機器を使って)に、ポストプロダクションで全部のフッテージの時刻を同期させることですが、それ以外にもたとえば

・収録中のコマ落ちを確認する
・配信時の遅れを正確に(フレーム単位で)測定する
・カメラによって異なるHDMI出力時の遅れの把握

などにも使っています。まあiPad・タブレット用アプリなどもあるので、無理やり作る必要はないかもしれません。

機能としては、

・内蔵リアルタイムクロック(時計)による実時間表示
・LTCタイムコードの読み込みと表示
・"00"フレーム時に赤LED点灯

が可能です。まあ内部はソフトウェアなんで、いろいろ変更はもちろん可能。

次のバージョンでは中のコンピューター(現在はLPC1114)をパワーアップして、タイムコードの生成も実装する予定です。

ATEM スイッチャーリモートパネル

Raspberry Piというちっちゃいコンピュータに液晶パネルを乗っけて、ATEM スイッチャーのリモートコントロールができるものです。詳細はこちらに。

この Raspberry Pi、ちっちゃくてもれっきとしたコンピューターなので、今後も続々機能拡張予定!プログラマブルキーボードやMIDIコントローラーなどをつなげてATEMスイッチャーをコントロールできるように進化させようと思っています。

Blackmagic Design Micro Studio Camera 4K リモートコントローラー

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こないだ出来上がったばかりのものです。この表題のカメラ(名前長すぎ!)、スタジオ・中継用カメラとしてはよくできているのですが、本体がちっちゃくてボタンが数個しかなくて、本体だけで設定変えたりがとても面倒。また、これだけ小さいとやはり被写体のすぐ近くにおいて、遠くからリモコンしたくなるので(ピアノ演奏会では演者のすぐ横に置いて表情を狙っています)、そのためのコントローラーを作ってみました。

基本的には、同社からリリースされているこれ

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に Arduino Uno という小さいコンピュータをつなげ、つまみやスイッチ、それに小さな液晶ディスプレイを付けただけのものです。あ、でもそのArduino上で動かすプログラムSDKを参考に自作しました。

機能的には、下側の二つのボリュームで

・フォーカス
・絞り

の制御、そして真ん中のLCDとロータリーダイアルで

・ゲイン/ISO
・シャッタースピード
・色温度

の制御が可能です。細かい色調整も(ちょっとまだインターフェースを考案中ですが)できるようにしたいなと思っています。またタリー点灯などは簡単なので、専用ボタンを一つ付けて作りたいかな。

他のリモコンと違って、特殊なケーブルではなく一般的なHD-SDI同軸ケーブルで数百メートルとか延長可能なので、スポーツ中継などにも便利かも。

ネットワーク系

ローカルNTPサーバー

いまやほとんどのコンピューターはインターネットにつながっていて、自動的に時刻同期しているので、コンピューターの時間はそこら辺の腕時計より正確で、電波時計とほとんど同じ精度の筈ですが、ネットワーク環境によってはインターネットとつなげることが物理的あるいはセキュリティ的にできないこともありますし、またインターネット上の時刻同期はその性質上「1秒以下で正確」なところまでは保証できないので、そういう要求がある場合にはこの仕掛けが有効になります。

GPS衛星からの正確な時刻情報を使って、ローカルなネット環境上に時刻サーバーを作る試みです。これは工作部分はほぼなくて、市販のGPSユニット、Raspberry Piそして既存の公開されているライブラリを使用しているだけのものです。

その他

19インチラック

まあ買っても大した値段じゃないのですが、大きすぎたり、ぶさいくだったりするので、ラックマウントレールと2x4(1x2かな)の角材で作ってみました。これは某イベントスペース向けに作ったものです。

カンタンなので誰でも作れます。図面もひかず、現物合わせですw。

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まだいくつか製作中のものもあるのですが、それはまたこうご期待!


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