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SYNCROOMと使う機材リスト
(このノートはたぶん頻繁にアップデートします)
YAMAHAの新しい高品質低遅延音声コミュニケーションサービス、SYNCROOMをご存じの方も多いと思います。これは、「SYNCROOMって面白そうだから使ってみたけど、自分の環境だと『?』なんだけど」という方のために、その特徴を最大限感じることができる必要最小限の機材の説明とその例です。
そもそも、PC/Mac内蔵オーディオでは以上のような理由でSYNCROOM本来の特徴を生かしきれません。
・入出力にタイムラグ(以後レイテンシーと呼びます)がある
・特にPC/MAc内蔵マイクは「音声」の低ビットレート伝送に特化した作りになっていて、SYNCROOMのせっかくの超高音質を生かせない
・ヘッドフォンが推奨なので、自分の声を「聴きながら」しゃべるにはローカルモニターという機能が必須
レイテンシー、そしてレイテンシーという観点から評価したSYNCROOMについては、こちらに書きました。
ローカルモニターとはこういう機能です。
またそのほかにも、
・有線LAN必須!PC/Macとルーターは、1Gbpsでつないでください。LANケーブルはCat5e以上
・ACアダプタ等で駆動。電池だとCPUが低クロックになって追いつかないことがあります
とかいろいろ。でも得られるものはとてもとても大きいです。残念ながら、体験してみないとなかなか理解しづらいのですが。
んでは推奨機材リストです。もちろん必要な機能を備えているもっと安いものもありますが、レイテンシーが高いとか、音質が低いとかではわざわざ買う価値がないので、確実なもの・確実そうなものだけリストしています。
選択肢としては、
選択肢1: マイク一体型をUSBでPC/Macに接続して使う
選択肢2:オーディオインターフェースをUSBでPC/Macに接続し、それにマイクケーブルでマイクロフォンを接続する
マイク一体型はオーディオインターフェースには繋がらない、ので注意!つまり、上記どちらにするかを最初から決める必要があります。
マイク一体型
上のモデル、こちらだと2週間待てば買えるようです。
以上が、比較的老舗マイクロフォンメーカーの製品で、信頼がおけるとは思います。音質は好みがあるとは思いますが、内蔵マイクとは段違いのはずです。
[2020/11/1追記]
あ、われらがオーディオテクニカから、まさにこういう用途のUSBマイクがリリースされました。ちゃんと「ローカルモニター」機能もある上に、なんとUSB出力とXLR3ピンの普通のマイク出力が「同時に」出せるというスグレモノです。つまりPC直接でも、ミキサーにもつなげる、ということです。なかなかこのタイプは見ない!さすがオーテクさんよくわかっていらっしゃる。
Amazonには見当たらないのでサウンドハウスさんのリンクです。
オーディオインターフェース
以下は、オーディオインターフェースという、PC/Macにマイクロフォンや楽器を高音質低レイテンシーで接続するための機器です。ここではUSBで接続するものに絞り込んでいます。
Amazonへのリンクは、あまりにも実売価格がメーカー希望価格から乖離しているため貼りません。このへんになると、このサウンドハウスさんや楽器屋さんの通販から買うのが(のちのちのサポートや相談も含めて)激しくお勧めです。
ただ、サウンドハウスはじめ楽器店では、ここにお勧めしているオーディオインターフェースのかなりの部分が「在庫切れ」または「入荷未定」となっています。ここんところの騒ぎで空前の自宅録音ブーム、また配信・リモート会議ブームとなったせいです。もちろん今すぐほしい方はAmazonで買われるのがいいと思いますが、基本「待ってれば買える」ので、待つのをいとわなければこういった楽器店をお勧めします。
以下では、マイク1入力または2入力のものを選びました。
BEHRINGERはドイツの比較的お安い音響機器のメーカーです。音質的には、まあいっかな?という感じのものが多いです。もちろん音声通話などには十分以上です。
PRESONUSも老舗音響機器(マイクプリアンプとか)メーカーです。マイクアンプの音質はさすがです。レイテンシーも低く、SYNCROOMのように高スペックを要求する用途に向いていると思います。
こちらは2入力でUSB-Cタイプ。
いまはYAMAHA傘下のSTEINBERGもドイツの音響機器メーカーですが、コンピューターオーディオでは老舗中の老舗です。24bitはもちろん、192KHzにも対応しているので、アコースティック楽器の高音質収録にも適します。
FOCUSRITE も、どちらかというとコンピューター系ではなく、もともとマイクプリアンプの老舗です。マイクアンプの音質には定評があります。特にアコースティック楽器のミュージシャンにはとても人気があります。
こちらは最近新興の Native Instruments 。もともとはDAW(音楽編集制作ソフトウェア)の、それも「楽器プラグイン」のメーカーですが、オーディオインターフェースにも進出しています。おまけのプラグインが音楽制作家に魅力になっています。
わたしも上の機種の6入力版を使っていますが、非常にナチュラルな音質で耳あたりがいい音が録れます。またデザインもいいので、机のうえに常時出しておいても違和感がありません。
MIDIコントローラー一体型
MIDIコントローラーという外付け操作機器と一緒になっている、PCで動くソフトウェアをコントロールしたい人向け。私も現在、ATEM mini や CUBASEなどと組み合わせてそれらの操作にも使っています。2入力ですが、どちらもモノラルとしてモニターされるところが注意点です(ほかの機種は Mono スイッチで切り替えできるものが多いです)。PCには別々の入力として渡されます。
ハンディレコーダーなんだけど
実はオーディオインターフェースとして使えるものも存在します。これは取扱説明書で確認できただけですが、PCからの音声再生もできるので、ローカルモニターも可能だと思います(どなたか試してください)。
(おお、珍しくAmazonがぼってないw)
少しコツがいるようです。
ただこれだとマイク一体型+外部入力可能オーディオインターフェース、なので結構お得感がありますね。
ほかにも、これもオーディオインターフェースとして使用可能です。取説によれば、ローカルモニターもできます。
こっちのほうが安いかもです。
これは内蔵マイクでの使用になりますね。
お勧めマイク
定番マイクをいくつか。これらは、基本上記のオーディオインターフェースにつなげて使うことになります。PC/Macとは直接はつながりません(ダイナミックマイクは、工夫すればできなくはないけれどちょっと面倒です)。
言わずと知れたShureのゴッパー。ダイナミックマイクですが、割と繊細な音も拾います。またハウリングにも強いです。スイッチ付き、スイッチなしがあります。今後いろいろ使いたいのであれば、まず一本持っていて損はありません。
ちょっと音質は落ちますが、配信やおしゃべりならこれでも大丈夫かな。ただ、ダイナミックマイクなので、感度は低めです。オーディオインターフェースのマイクボリュームは最大くらいになると思います。
コンデンサーマイクの定番。上記のオーディオインターフェースと組み合わせて使うときは、ファンタム電源(+48とか書かれています)をオンにします。この値段なのに、とても素直な音がします。プロでも愛用している人がいます。
あまり「吹かれ」に強くないので、ポップフィルタ/ブロッカーと一緒に買うのがいいでしょう。
こちらも廉価版マイクを多数作っているマイクメーカー MXL の製品。値段の割に素直な音質です。
Amazonにあるのはショックマウント付きですね。
でかいのはいやだ、という方々には「ペンシルタイプ」のこちらがおすすめ。
Amazonにもありますが、ちょっと高いな。
マイクケーブル
マイクケーブルも忘れずに購入してください。
もし、「持ち出して」使うのであれば、もうこのメーカー一択と言っていいのですが、
もちろんもっとお手頃なのもあります。
マイクスタンド
人によってはマイクスタンドが欲しくなるかもしれません。
このK&M製のブーム型のタイプが一般的ですが、持ち運んだりしないのであればもっと安いもの、短いもの、机の上におけるものなどいろいろです。
Amazonさん高いですね。こちらがおすすめです。
以上、また追加していきます。
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