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メッシの話
この間初めて生のメッシを見た。
メッシ、スアレス、ジョルディ・アルバ、ブスケツ
往年のバルセロナのスターが全員出るとは思わなかった。
そもそも、僕はその試合を見るつもりもなかったしましてや会場に行ってみるなんて考えてもいなかった。
この1ヶ月で好きな人も大学での目標も夢も憧れも全てを失ったように思った俺は、ただ寝てた。
ただ寝てた寝ることは救いに等しかった。
一生寝ていたかった
なんとなくつぶやいたインスタのストーリー「誰か助けてくれ」
なぜそんなかまってちゃんみたいなことを書いたのかいまだに思い出せない
きっと、誰かに優しくして欲しかったのだろう
オーキャンの先輩が連絡してくれた。
「今度友達とサッカー見に行くんだけど拓真ってサッカー見るっけ」
俺は、元々海外サッカーをよく見ていたので、見ますよ
というと誘ってくれた。
当日国立競技場
メッシは控えだった
前半は泥試合
インテルマイアミはボールを保持するが
まるで指揮者のいないオーケストラのように攻撃をうまく展開できないただ持っているだけ。
対して神戸はある程度組織的に組まれたプレスから個で打開しチャンスをよく作っていた。
何もなく前半終了
メッシが映像に映る時が一番歓声が大きいという訳のわからない前半だった
後半も最初は変わらない
ボールを保持するのはインテルマイアミだが、相変わらずただ持っているだけだった
そこに遂に60分、メッシが投入される
するとインテルマイアミはまるで別のチームかのように活性化される
ボールはつながりまるで協奏曲を奏でているようにチャンスは生まれて選手たちが生き生きとしている
戦術メッシここにありというのを感じた
もちろん年齢と共に多少なりとも衰えはあるし前ほど仕掛けるメッシではなかったが生で見られたことは一生の財産となるに違いない。