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Leica M6 vol.3 引き算の楽しさ

3本目に初めて選択したのはモノクロフィルム。
色がついた現実からあえて色を抜き取り、映るのは光の陰影だけ。

フィルムはイギリスILFORDのxp2で感度は400。
カメラのキタムラなど一般的な写真屋さんでモノクロ現像をしようとすると2週間以上かかったり、少しお高い傾向がありますがこのフィルムは便利なことにカラー現像に対応していて、早ければ当日仕上げで現像してくれます。
モノクロデビュー戦にはもってこいの一本です。

では早速ずらっと一本分の写真をぺたぺたと貼ってつらつらとメモを残していきます。

中判フィルムの沼に沈んだ友人。

名古屋に遊びに行った時にフィルムを装填。数少ないカメラ好きの友達と名古屋を散策。例に漏れずカメラ屋に入り、中判フィルムコーナーで布教活動を行い、手に取ってみたところ、、、

そのまま中判カメラをお迎えして、フィルム散歩をしましたの写真。

色がないと形や明暗に視線がいく
光の差し込みが気になった高架下

次からは家から徒歩圏内の暮らしの記録。

全猫が好きなチュール。何が入っているんだ。
必死すぎてどこみてるかわかんない。
家の近くの木。なんだかシャッターを切りたくなる木がある。
家から一歩出ると山が見える景色。これがいい。
これは刈り方が面白かった。もう少しふさふさにしてあげて
金属の質感も白黒だとよりメタリック
虫から逃げて走る人。何気なさがお気に入りの一枚
ふらっと「川行く?」となる岐阜の豊かさ
白黒で人を撮ると時代感分かんなくなる

近所の時代を感じるバッティングセンターとボーリング場に行った日。2人の格好も相まって昭和の写真感がえげつない。

完全に昭和
勢い余すぎる男
30球は短いようで長い


お次は岐阜の夏の風物詩郡上踊りに友人夫婦と一緒に行った日。川に浸かって踊り楽しみ帰る豊かな一日。

これお気に入り。何気ない瞬間な感じ。
この夏あと1回は行っておきたい
綺麗な川があることの豊かさ

実は7月から店舗を持たない珈琲屋さんを始めました。きてくれた友達に感謝を込めてフィルムで残しました。

ありがとう!!!

あとはいつも通り猫たちと我らの日常たち。

金剛力士像みたいな配置のそれとは程遠い猫
一服したカフェでフィルム撮りきり!

初のモノクロフィルムでした。撮った時の想像と現像後の明暗さの感じに少し乖離があったという発見。

写真に限らず選択肢を「減らす」こと。制限を課して感じる豊かさみたいなものに最近惹かれています。

効率や有用性とは真逆の行為にこれからも楽しみを見出していきたい27歳夏。

ではこのへんで。

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