吃音と酒
私の吃りが出にくい場面がいくつかあります。
その中で『お酒』を飲むと出ないというのがあります。
最初に伝えておきますがお酒を勧める話ではありません笑
私の場合お酒を飲むと吃音を気にしなくなるのか、普通に会話が出来ていました。
そのことに気づいたのが20前半の頃、そして気づいたと同時にお酒に頼ってしまうことが多くなりました。
『呑めば大丈夫』そう信じて呑みまくっていましたが、人体とは上手く出来ているものでアルコールに耐性がつき始め小量では酔えず、そうなるとまた吃音が出始めてしまうのでより強いお酒、または量を呑むようになっていきました。
もう連日連夜『浴びる様に呑む』とはこのことかと思う程飲み、記憶を失うなんてのはしょっちゅうでした。
お察しの通りそんなことをしていては体も悲鳴をあげてしまいます。
胃から込み上げてきたり、胃痛などに悩まされるようになり病院に診察に行くと案の定胃潰瘍、逆流食道炎との診察....。
そこから一ヶ月程禁酒生活を強いとはられることに。
禁酒から解放されたあとまたお酒に頼ろうかと思いましたが『また同じことの繰り返しになるな』と思い踏みとどまりました。
しかし、ある時お酒を飲む場面があり少量飲んだのですが耐性が弱体化したのかまた少量でも普通に話せるように笑
ただ、以前の教訓を活かし強い酒は飲まない、量は程々にを心掛けて今もお酒と向き合っています。
とは言えたまに呑みすぎて呂律が回らずなにを話しているかわからなくなるときもありますが笑
吃音で一番有効なのは、『成功例を積み重ねて自信を付ける』これに尽きると思います。
これにも色々な方法がありますが、今回伝えたいことはお酒に頼りすぎるのは良くないなと体感したお話でした。