LINEの新卒企画営業職って何するん? #弊社の企画営業はこんなふう
「LINEでお仕事って何されてるんですか?」
私がLINE入社以降、「就活生・大学の後輩・同級生」から幾度となくされてきた質問です。
今となっては、新卒でLINE社に入ったメンバーも増え、もしかすると大学の先輩や後輩にLINE新卒がいて、少しは仕事内容の認知もされてきているのかなと思います。
ただ、そんな中、新卒企画職の先輩方2名が”PMとは何か”をnoteに書かれており、このままでは企画営業職がブラックボックス化してしまうと思い、17卒で企画営業職に入社した私も、就活セミナーなどで話している「LINE企画営業職で2年間やってきた仕事、考えていること」をまとめてみました。
ちなみに、企画職のりょかちさん、須藤さんもnoteを書かれているので、こちらも読んでいただければ企画職と営業職の違いも分かるのではないかなと思います。
ということで、比べて一目瞭然な状態にするために先輩方の目次を1から全てパクらせていただきます。
01.LINEに新卒入社するまで
01-1.そもそも山下とは?(自己紹介)
18歳で三重県伊勢市から上京し、東京の成蹊大学へ入学しました。この入学理由も「おしゃれな街に住みたかったから」。そのため、高校時代にGoogleで「代官山 吉祥寺 自由が丘 大学」で検索したところ成蹊大学が見事ヒット。
結果的に、吉祥寺にある成蹊大学だけを受けて、無事おしゃれタウンへ引っ越しをしました。
01-2.LINE株式会社を志望した理由
正直いうと、大学3年生の時に”将来やりたいこと”は全く決まっておりませんでした。しかしながら、嫌でも迫り来る就職活動。そこで私がとった行動は、業界地図を買ってきて開いたページに載っている一番有名な企業にエントリーすることでした。
その結果、エントリー数は60社にのぼりました。”私のこと全て喋るので、人事の皆様の方で判断してください”というスタイルで就活をした結果、9社ほど内定を頂きました。
ただ、それでも決めきれないのが当時の私でもあり、4社まで絞った上で最後はTwitterでアンケートを取り、1位だった会社に行くことに決めます。
こちらが、2016年6月20日の私の運命を決めたツイートです。
今思うとLINE社がメッセージアプリのベンチャー企業かと言われたらそうでもないのです。そもそもこのアンケートという決め方が正しいかでいうと分かりませんが、就職活動自体も最後はネタになる結末にしたいと考えて、アンケートを取ったのは今でも覚えています。
02.LINEでスタートした営業職のキャリア
「LINEでお金を稼いでいるサービスはなんだと思いますか?」という質問を就活生にすると、よく返ってくるのが、LINEツムツム、スタンプ、LINEミュージックというサービスです。ただ、実はLINEの主な収入源は公式アカウントやスタンプといった広告事業での売上になっており、今ではLINE社の売上の50%強を広告の売上が占めています。
「2018年12月期決算説明会 プレゼンテーション資料より( https://linecorp.com/ja/ir/library/ )」
そんな売り上げを作り出すチームが営業職の配属先になります。
そこで、新卒でLINE営業職として入社した5歳年上の先輩から、営業のイロハを教わりました。
営業職では、企画職とは少し異なり部署の3~4割が新卒で構成されている組織になります。だからと言って1~10まで丁寧に教えてくれる環境というよりは、しっかりと自分のしたいことの意見を伝えた上で仕事を取りに行く姿勢が必要だなと感じています。
就活生の方から「貴社は若手でも裁量を与えてもらえますか?」という質問をよくいただく。もちろん、他社と比べて比較的若手から大きな仕事を任せてもらえる可能性は高いかもしれません。
ただ、待っていて大きな仕事を振ってもらえるわけではなく、自分で考え動き、そんな仕事していきたいのかをきちんと表現した上で、任せてもらえるかどうかの勝負だとも思っています。そこでは、年功序列といったものは全くなく、信頼を勝ち取ることができれば、大きな仕事でも任せてもらえるor自分で取ってこれるフィールドが揃っています。
現在、2年目になりますが、就活生が思う"裁量"は取りにいけていると感じてます。こちらが私が入社以降任されてきた仕事になります。
この2年間で一番のターニングポイントは2018年9月の西日本事業部の立ち上げ(公式アカウント部分)を任せてもらえたことです。このアカウント周りに関して、私より詳しい人が静岡より西にいないという状況で大阪へ行かせてもらえました。
今思うと、2年目の若手にそのポジションを与えるというのは、LINE社の風土が強く表れた抜擢だったかなと感じております。
また、私自身、人前に出て話すことが大好きなのですが、大阪へ移ってからは
・クライアント様との合同セミナー登壇
・LINE Biz Day in Osaka登壇
など、数多く自分のやりたい仕事もできてきているかなと感じております。
03.LINEを理解するための7つの質問
説明会や面接でよく聞かれる質問と、それに対する個人的な回答です (内容は部署や担当するサービスによって異なる場合があります)
1.企画営業職の具体的な仕事は?
担当するお客様が、サービスを広めたい・商品を売りたい時にLINEというツールを用いてより多くの人に広め、お客様のサービスor商品を好きになってもらう仕事。
それがスタンプを使って友だちを増やすのか、くじを引いて飲み物が当たるようなサンプリングなのか、LINE NEWSに掲載するのかを私たちで考えていきます。
その提案は広告という枠を越え、クリエイティブな提案も時には必要になってきます。
ロクシタンジャポン様の例を挙げると、LINEの公式アカウントの中に会員証を入れてしまうことで、お客様が会員証を忘れても携帯があれば問題なく、財布から探す手間を省けたりとお客様にもLINEを通じてメリットを感じていただくような提案もあります。
2.仕事の楽しさ・やりがいは?
・自分がお客様と一緒に作ったスタンプが、そのことについて何も知らない友人から送られてきたとき
・学生時代では考えられないような有名な会社や、自分の好きな会社と仕事ができたり、今までに知らなかった良い企業とLINEという会社の力も借りながら一緒に仕事ができること
・社内外含め本当にたくさんの人と仕事ができ、LINE社以外にも頼れるお兄さんお姉さんのような存在の方々ができること
3.仕事で大変なことは
面接をしていても、逆質問で聞かれることも多い質問なのですが…正直、入社2年間で大変だなと思ったことはないのが現状です。
もちろん、現在大阪支社で仕事をしているということもあり、本社のある東京との物理的な距離があるためにコミュニケーションを頻繁に取れない部分は大変ではあります。
ただ、就活生の皆さんが思うような”終電まで残り、営業ノルマを延々と詰められる”ような大変さは一度も経験したことはないですし、そんな社風ではないです。
4.LINEのサービスはどういう体制で作られるの?
こちらは企画営業職を受ける皆さんにも知っておいてほしい体制図です。
たくさんの人が関わって作られたサービスを売るというのが営業職の仕事です。このサービスを作っていくチームに多くの新卒同期や先輩が配属されるため、大企業とは異なり、作っている人の顔も見られることはサービスへの愛着にも繋がっています。
5.社内で活躍している人の特徴は?
「この人のためなら」とよく言われている人。やはり営業職というのは、社内とお客様との間に立つ仕事のため、板挟みになることが少なくありません。そんな時にどこからともなく助けの手が差し伸べられているような方が活躍されている印象です。
6.社員同士の仲は良い?
正直、新卒でLINEに入社しているので弊社がどれほど仲が良いのか比べられていない部分ではありますが、特に営業部は20代の若手で構成されており、現在私が所属しているチームの平均年齢も26歳です。そのため私生活の話も含め先輩に相談できたりと、かなり距離感は近いと思っております。(無理強いはしないので、程よい距離感が好きな人でも大丈夫ですよ笑)
ゆとり世代の申し子が集まったのが営業部だと思っています。
7.LINEに新卒入社するメリットは?
様々な分野のプロフェッショナルに囲まれて仕事ができることです。LINE社の特性上、営業・マーケター・デザイナー・エンジニアなど様々な職種の人と関わることができます。LINE社のように、1年目から多くの職種の皆さんから学びつつ仕事ができる環境はあまり多くないのではないかと思います。
また、LINEというプロダクトを社外に営業するにあたって、まだまだマーケティングで活用されていないツールでもあるため、LINEに詳しい人が少なく、若手の私が説明に行ったとしても、たくさんの人に聞いてもらえます。(ただ、これを自分の営業力と勘違いしてしまわない力も必要です)
04.最後に山下から伝えたかったこと
企画営業職(=営業職)と聞くと、ビルの上から下まで飛び込んで物を売ったり、朝から晩まで電話をかけて契約が取れるまで頑張る!という姿を想像をされている方がいるかもしれません。もちろん、お客様にアタックすることは営業として重要なことですが、LINEの企画営業職で最も大事にしているのは、自分の担当したお客様がどうしたらハッピーになれるか、という視点です。それを毎日必死に考え、喜んだり苦しんだりする仕事だと、私は思っています。
LINEの広告商品というのは決して安いものではないです。数千万円単位の商品も数多くあります。もし、失敗してしまったらそれだけで経営が傾く可能性があるお客様もいます。
ただ、それでも「他社の広告ではなく、LINEでうちの商品の広告を出したい」。そう言ってもらえて、実施後に「LINEを通じてたくさんの新しいお客さんと出会えて本当に良かった」と言ってもらえる喜びを一緒に感じられる後輩たちにぜひ入ってきてほしいと思い、この記事を書きました。
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かなり長文になってしまいましたが、これからLINEを通じてたくさんの企業の皆さんを笑顔にするメンバーの募集をしております。
最後になりましたが、私自身就活でどの企業に行くか悩みました。2年経った今なら分かります。ほんまにLINEで良かったです。
皆さん、LINEでお待ちしております!