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米10月の消費者物価指数についてメモ
今回も備忘録。現在の金融政策や報道と、後々の結果や推移から学ぶところがあると思いますので、書き留めておきたいと思います。
米労働省労働統計局が10日、10月の消費者物価指数を発表されました。
前の年の同じ月と比べて7.7%上昇と事前の市場予想を下回ったほか、
6月の9.1%をピークに4か月連続の縮小となりました。
11/10(木) 発表日本時間22:30
米10月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
前回(修正値) 8.2% 市場予想 8.0% 結果 7.7%
United States Inflation Rate
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コアCPIの推移は以下の通り。
変動の大きい食品とエネルギーを除いたCPIです。
United States Core Inflation Rate
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コアCPIの推移は9月がピークとなっております。
コアCPIの上昇は家賃の高騰によってもたらされている。
住宅ローン金利の高騰で住宅購入希望者が市場から締め出されているためだ。持ち家の帰属家賃は0.6%上昇。9月は0.8%上昇だった。
コアサービス価格は0.5%上昇した。家賃やその他のサービスを除くと、モノのディスインフレが広がっている。
話はひと月前へと遡りますが、
10月13日発表時の 9月のコアCPI について
コアCPIが再び40年ぶりの高水準に戻ると予想されている。広範な物価圧力が浮き彫りとなれば、11月の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合での大幅利上げを後押しすることになる。
との予想や、発表結果から
7日に発表された9月の米雇用統計が堅調な内容だったことに加え、この日のCPI統計が予想を上回ったことを受け、次回11月の連邦公開市場委員会(FOMC)会合で4会合連続の0.75ポイントの利上げが行われる公算が大きくなった。さらに、12月の会合でも同じ幅での利上げが実施されるとの観測も広がった。政策金利の来年のピーク水準に関する市場予想も引き上げられた。
とインフレ懸念と利上げのネガティブな面が前面に出ていた様子でした。
11月10日発表の10月の消費者物価指数の結果を受けて
利上げペース鈍化の可能性をポジティブに伝えております。
米労働省が10日発表した10月の消費者物価指数(CPI)でインフレがピークアウトした兆しが示されたことを受け、フェデラル・ファンド(FF)金利先物市場では、12月から利上げペースが鈍化するとの見方が強まった。
政策金利の最終到達点(ターミナルレート)を高めることで、金利の上げ幅を抑えることでネガティブなインパクトを和らげる。上限を意識されない位置でインフレを抑制できるかどうかですね。
今回もニュースをピックアップしながらの自己まとめでした。
日本市場の時間外が本番という雰囲気は、寂しいような、グローバル社会の醍醐味を楽しんでいるような、なんとも言えない気分です。
折角なので、備忘録がてら大きな変動をの残しておきましょう。
現在の米時間外取引 5分足
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ドル円 5分足
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以上、ありがとうございました。