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目の前にかねちーがいるから

若新さんと「教師の息子・娘あるある」で語り合いたいです!そうなの、目の前に困っているお子さんがいたら放っておくわけにはいかない!

なんの話かというと、アベプラの「#教師のバトン」特集です。大変興味深く、というか、いろいろ呟きながら拝見していました。「炎上!」なんてセンセーショナルな言い方しないでくださいね、どの業界でもよくある仕事の愚痴ですよ!ただ、今まで「教師が仕事の愚痴を言うもんじゃない」って雰囲気があったのは確かです。だから、「おいおい、教師が仕事の愚痴言ってるぜ!!」って目で見られてるのかなあとも思っています。

若新さんがおっしゃった「目の前にかねちーみたいな困っている生徒がいたら、自分の子どもより、労働環境より、まずその子」、その通りです。いやもうアベプラありがとう。この特集だけで救われました。そして兼近さん、りんたろーさん、ありがとう。胸がいっぱいになりました。

ただ、今回それ以上にぐっときたのは、兼近さんの「先生にいっぱい時間外営業(労働)させてきたから、先生方には本当に助けになってあげたいって気持ちが強いんですよ」です。


うわーーーーーん!!!!


なんなのもう教員を泣かせないで!!!!!


そういうことは卒業式で担任に言ってあげて(遅い)!!!!!!


校長室で第2卒業式とかヤンキーあるあるすぎて予想通りです!!!!!!


こういうところですよね、教員って苦労した生徒に簡単に泣かされちゃうし、その涙で時間外労働とか簡単にチャラにしちゃうし、今回のアベプラ的に言えば「そこに付け込まれて過酷な労働環境でも我慢している」ってことなんでしょうか。

学校が生徒を理不尽に傷つけたこともあっただろうし、全員に同じことをさせようとする軍隊方式の画一的な指導によって嫌な思いをした生徒は多かったと思うし、嫌われてもしょうがないって気持ちがどこかにある。だからEXITさんのように「先生も大変だよね」という姿勢でお話してくれると、嬉しい気持ちと同時に少し申し訳ない気持ちになります。兼近さんだって、こんな風に優しく言ってくれるけど本当は学校で嫌なこといっぱいあったのかもしれない。たぶん。

過去を客観的に俯瞰的に、率直に見つめてくれるEXITさんの視点は本当に優しい。




教員にとって一番きついのは、生徒とこじれることです。すべての生徒に好かれることってほぼ不可能で、相性もあるし、意味なく嫌われることもあります。それを防ぐのは、結局「いい授業」しかないと思っています。部活動でバリバリ指導ができたり、副担任でめちゃめちゃノリがよかったり、そういう教員も人気がありますが、なんだかんだいって「学び」に真剣に取り組んでくれる先生が一番説得力がある。だからこそ授業の準備や教材研究にはじっくり時間をかけたいのに、日々の雑務で後回しになってしまう。若手教員なんか、「独身だし若いんだから部活やって生徒会やって」と休日も働かされて一番経験の少ない「授業」を鍛える時間が無い。すると授業がおろそかになっていくし、つまらん授業を50分座って耐える生徒はだんだん反抗的になる。生徒が反抗的になると周囲から「あの先生は指導力が無い」と見られているような気がしてきて、若手はどんどん追い込まれていく。若い先生が休職するのはこういう理由です。


教員は大人になった生徒が思いがけず会いに来てくれたりして、救われることもあります。介護の現場でそれは難しい。りんたろーさんは、教育現場も介護と同じようにやりがいや癒しによって支えられているとおっしゃっていましたが、むしろ介護のほうがずっと大変だと思うのです。生徒のように成長が目に見えるわけじゃない。ゆっくりと閉じてゆく人生に寄り添いそこにやりがいと癒しを見つける心の持ちようがすごい。そういう人が、教育にも同じように寄り添ってくれる。ありがたいですね。


春休み、卒業生が就職前に会いに来てくれました。髪の毛が鮮やかなピンク色だった。「就職前に一回やってみたかった」と言って、周りから兼近じゃん!といじられていた。いい思い出になりました!



【さらにアベプラ、不登校YouTuberの特集と茂木健一郎氏が兼近さんを好きになる件】

4月は学校現場は激務です。入学する中学一年生のためにすべての準備を整えておく必要がある。(イギリスみたいに入学式も学級開きもなく普通に初日の授業が始まればいいのに。)「#教師のバトン」について細々と書いていたら、突破ファイルも無人島も自給自足生活も体育会系もホンマでっかもワイドナショーもラヴィットも圧倒的なボリュームで押し寄せてきて、取り残されそうです。ちゃんと見てますよ!

で、今度のアベプラは不登校を宣言したYouTuberの男の子の特集です。うーん、個人的には、今後日本はだんだんそのような流れになっていくんだろうな、と思います。学校に行くことが絶対ではないし、学びの機会が保障されていれば、どこで学んでも構わないでしょう。学校では学べないこともたくさんあるはずです。

ただ、ホームスクールに公的なお墨付きが無いので、まるで「わがまま」を言っているように見えるのだと思います。日本人は「わがまま」が大嫌い。さらに、そんなわがままな人に「自分が正しいんだ!」と宣言されると猛烈な反発を招きますよね。

ここでも兼近さんが、「たくさんの、人の言うことをきいて生きてきた人たちへ感謝とリスペクトをしよう」ということをおっしゃっていて、すごく、いいなあと思いました。そして、ゲストの茂木健一郎さんがEXITさんをかなり気に入っていて、これもまた面白いと思いました。

茂木さん ご自身のYouTubeチャンネルでもなんかEXITさんのクオリアがとても良いって語ってましたね。クオリアて。調べてみたけどよくわかんないです。とにかく、瞬間的に感覚的にEXITさんを好ましいと思っていらっしゃることは分かった。



ラヴィット、仕事に行くのでリアタイできないです。でも、不登校生徒が朝起きて、テレビつけたら川島さんEXITさんが出てて、なんかぼーっと見てると思ったら、なんか救いがそこにはあるような気がします。


兼近さんが学校を作ったらそこで働きたいです。