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学ぶEXITさんが尊すぎる

「教えてもらう前と後」の「EXITラーニング」を見て涙が出てきました。もうね、学校の先生なんか、生徒が学んで変わるのを見たくて働いてるからね!そりゃ感動するわ!!

成長する生徒尊すぎる、特に兼近さんのような学びのスタイルが独特すぎて日本の義務教育が肌に合わなかったんだろうなーっていうタイプのお子さんが、こうして様々なことを吸収している姿を見ると、ものすごく感動する。
これからもたくさんのことを学んでほしいし、学ぶ姿を愛でたい。


EXITさんの字が不気味と言われていましたが、ああいう字を書くお子さんはわりといる。少数派ですが。

あれは文字を「文字」ではなく「形」として捉えてしまうからだと思います。全体を見て形を捉えてから細部を確認する覚え方で、一つ一つ書き順をなぞる教え方はハマりづらく、漢字の反復練習なんかもう絶対嫌いで、だから練習しなくなり、だから漢字テストの成績が悪く、だからますます漢字が嫌いになるという悪循環。
(EXITさんがそうだというわけではないです、こういう字を書くお子さんを今担当しているので、その子の場合です。)


小学校って一人の先生が担任しているから、その人が継次処理(一つ一つ積み重ね型)のタイプだと、兼近さんのように視覚で同時処理(全体を把握型)で学ぶお子さんは、ハマらなくて非常にしんどい思いをしますよね。「結局なにが言いたいの!」って思っちゃう。「結論を言えよ!」ってイライラしちゃう。逆もそうで、高校の時、数学の先生が理系の同時処理型だったので、文系の継次処理型の私は一気に数学が苦手になりました。その教え方、意味が分からん!といつも心で文句を言っていた!

小学校低学年にとって、学校の先生の教え方がハマらないというのはそのまま「学校がつまらない」「勉強がつまらない」に直結し、自己肯定感も低下するので本当に多様な学びに合わせて多様な教え方を用意してほしい。小学校低学年は、「先生の教え方、意味わからん!」って言えないんですよ、気が付かないんです。周りの子ができてると、できてない自分はダメなんだって思ってしまう。ハマってないだけなのに。

大体のお子さんは「全体を把握する」ことも「細部を観察する」ことも同時に成長していくけど、どちらかだけがすごく得意な場合もあるんだから、得意な方で学べばいいと思います。


りんたろーさんが、「これなんで学校で教えてくんないの?」と言っていました。まさにその通り。学校関係者は反省します。具体的に教えた方が絶対いいのに、100%を教えないで70%を教えて残りの30%は本人の努力を期待するような教え方が多すぎんのよ!「努力して『そうか!わかった!』という実感があればうれしいでしょ?もっと勉強したくなるでしょ?」という謎の上から目線なのよ!
違います、美文字を学ぶ兼近さんを見てください。チャラ男を忘れるほどの真剣なお顔。「学ぶ楽しさを知った」子どもは、教えられたことをぎゅっと吸収するときが楽しいし、教えられたことをやってみたらうまくいったという実感がうれしいし、うまくやれた自分を認めることができて安心するし、その安心があるから次の学びへ向かいたくなるのです。


吸収力半端ない兼近さんの学びの様子をずっと見ていたい。「俺先生のおかげで変われそうだよ!」って言われたい人生でした。


これから言われるようにがんばります。