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京都グレートラウンド

タイに続いて走ってきました!

灼熱の170kmの3週間後に
極寒の130km

寿命が縮まりました笑

レース前のコンディション

タイからは15日に帰国。
そこから29日にレースだったので実質2週間の調整。
ただやっぱり100マイルレース後で、体力気力ともに使い果たし
調子が今ひとつ上がらず迎えた。
タイが100%とすると京都は50%くらい。

練習はジョグとインターバルを2本。
だいぶ身体の重さはあり。

あとレースの後遺症か両足の前アーチがかなり痛む状況
レース中もこれは気になった。

それと前々日に干し芋を夜にカーボローディングとしてめっちゃ食べて、お腹が張って全く寝れなかった笑

前日はまあ寝れたけど、睡眠は3日前くらいからきっちりとりたい。。
これは完全なミス笑

レース展開

スタート〜亀岡エイド 0km〜79km

琵琶湖なぎさ公園から朝9時スタートの予定

天気は快晴で、琵琶湖が青空を映し出している。

そんな清々しい朝、スタート30分前からからアップをするが全くもってアップされない笑

前アーチの痛みや、身体のキレの悪さ、、
もうどうにかするしかないという心境だった。

そんなことを思っていると
スタート時間はあっという間に迫り、いよいよスタート!

今回は
ノンマーキングレースとのことで、一切マーキングはなし。

ガーミンに入れたGPSを頼りに進む。
ただ最初はパックになっているので、前のランナーにひたすらついていく。

前半は京都トレイルに従うというところだけど、京都トレイルは始めて笑

まずは京都トレイルの如意ヶ嶽を超える。とても走りやすいトレイルでいい感じだった。

ただ足は痛かった笑
痛みに慣れるまでもう少し時間はかかるだろうなというところ。

如意ヶ嶽を下ると
哲学の道へ
ここは観光で来たことがあるので、テンションがあがった!

そこからは最初の大きなピークは比叡山へ向かう。

比叡山は848m
しばらく登るとあっという間に雪が見えてきた!
1番積もっているところで15cmはあり、めちゃくちゃ寒かった、、

ただ道は踏み固められており、アイゼンを使用することはなかった。

しばらく行くと雪の中に23km地点の横高山エイドが!
こんな寒い中ずっと待っててくれて、本当にありがとうございます!

団子や最中など和菓子があり、寒さの影響でカロリー消費してるのか
500カロリー分くらいは頂いた。

ただここで寒さで手が悴み、力が入らずハイドレの水のパッキンが外せない、、
しょうがないのでスタッフに開けてもらう、、

タイで熱中症になりながら走ったのに、寒さで指が動かなくなとは笑
鼻水も止まらない笑

そこからスノートレイルを滑らないようどんどん下っていく。

ただまだ調子は上がらず。。

次は39km地点の山幸橋エイドを目指す。

ここからは単独になることも増え、ガーミンのナビを見ながら進んでいく。
首を何度も傾けるので結構しんどい笑

特に入り組んだ市街地や、トレイルの分岐でロストしがち。

走りに集中するよりかは、コース確認に集中しているようで神経を使う。

アップダウンを繰り返しながら
39km地点の山幸橋エイドに到着

ここはチキンラーメンがあり
とても温まった!
やっぱりエイドに知っている食べ物がると安心する笑
タイは未知すぎた笑

そこから少し進むと
やっと調子が上がってきた感覚!

大体40km前後くらいになると調子が上がってくる感覚。
タイの時もそうだった。
序盤は本当にゆっくりというか、単純にペースが遅いだけなのか。

途中高尾と呼ばれる観光地に着く。
提灯などがあり、おーこれこれ!と
旅感が出てテンションがあがる!

高尾じゃなく高雄



もう少しいけば嵐山だ。

しばらく行くと嵐山の観光地に着く。


THE京都


おおー!渡月橋だ!
京都感MAX


観光客で賑わう中を、疲れを見せず颯爽と走り抜けた(誰も見てない

すると59km地点の嵐山エイドへ到着。
ここでは豚汁といなり寿司を頂いた。
本気のレースならゆっくり豚汁は食べないけど、あまりタイムは気にしてないので味わって食べる

冬の寒い中の豚汁は最高だった。

ここからはもう真っ暗になり、
ライトを付けた。

次の亀岡エイドまで残り20kmだ。もう一踏ん張り。

お礼を言い嵐山エイドを後にした。

山に入り、下ったところで事件は発生した。

川を渡る道が分からない。。
ナビを見ると明らかに川を突っ切ってる、、

意を決していくか、、
いやでも冷静に考えたらここ突っ切れないよね??笑

いやいや、、これはありえない、、

本当に困った。
ここは10分くらい道を探した

ようやく川を渡る道が見つかったので安心した、
暗くてほんと分からなかったよ、、

事件現場。時計のナビだとこんなに細かくなくて本当に困った笑

この後も
細かいロストは連発して、その都度集中力が途切れてしまったりした、

あと補給食も残り5kmくらいで尽きる。寒さで思ったよりカロリーを消費しているようだった。

亀岡市街へ下るとエイドはもうすぐ。
と思ったのだけど、中々着かない。。

ガーミンのGPSの距離を見るともう着いても良い頃なのに。

嵐山もそうだけど
58kmのエイド地点で61km
亀岡は
74kmのエイド地点で78km

あれ、GPSとエイド地点の距離がズレてない??

失敗①
距離でなく、ちゃんとコース上のエイド地点を確認するべきだと感じた。
GPSだとどうしても誤差がでてくる。

それによっていつ到着するんだろうと、、気になる女性からの連絡を待つかの如くヤキモキした笑

想いは通じて亀岡エイドに無事到着。

ドロップバックが見つからないトラブルがあったけど、無事に見つかる笑

ここでのスパイスカレーはめちゃくちゃ美味しかった!
聞くとスパイスしか使っていないとのこと!
間髪入れずおかわり!

疲れはそこそこあるが、夜の寒さがかなり堪える。
ちょっとでも止まると手先の冷えが襲ってくる。

エイドの方々はこんな寒い中待っててくれて本当に頭が下がります、、

さて補給食もしっかり持ち次の
淀川河川敷エイドに向けて出発。

亀岡エイド〜ゴール 74km〜134km

亀岡エイドからは長めのロード。

ここでペースが一気に落ちる。。
エイドで先に出たランナーに全く追いつかない。
やはりロードの走力が低すぎる、、
だからこそ今1番の伸び代。
来年はここを伸ばすしかない。

ロードはもう勘弁、、と思ったところで、ようやくトレイルに入る。

今度はポンポン山に向かう。

登りをポンポン進めたら良いのだけど、
全くそんなことはなかった笑

小気味良いテンポが刻めない、
ロードでメンタルを少しばかりやられてしまったようだ、

山頂に着き下りに入る。
そしてこの辺りの古道でめちゃくちゃロストした笑
5叉路みたいなとこもあって、ほんと勘弁したほしかった笑

そしてようやく下ると
知恵の輪並みに鎖で固定された獣避けのゲートがあった、、

いやこれ人間も避けられるよと笑

何とか頭をフル回転させて解放した。後に続くランナーが困ることないよう、軽くかけておいた

その後は龍神山を登る。
ここを越えれば河川敷エイドだ。

下ってる最中にふと時計のバッテリーを見た。

ヤバい、バッテリーがもうほとんど無い、、

失敗②ずっと画面表示をナビモードにしていたのか
電池消費量がものすごく速かった。
これは誤算。

時計の充電ケーブルは亀岡エイドに置いてしまってる。

仕方がないので、ここからスマホでのナビに切り替えた。

片手にスマホを持ちながらひた走る。これはなかなかのストレス笑

しばらくして淀川河川敷エイドに到着。

26kmもあったので久しぶりのエイドで涙が出そうになる。
お汁粉とチキンラーメンが最高に沁みた。

すると

「ここからはひたすらロードですよ!」

お汁粉の味が一瞬飛んだ。

笑顔を引き攣らせながら、頑張ります!と元気よく答えた。

頑張れるのか。
そんな曖昧な自分がいた。

エイドでは元気よく出た。
脳みそを騙すんだ。

河川敷は
宇宙のように無限に拡大しているようだった。

進んでも進んでも河川敷だった。

心を無にして走ろうとしたけど、
色んな雑念が湧いてきた。

この区間は盛大にペースが落ちた。
自分の弱さを痛感した。

河川敷をようやく抜けた。
するとコンビニのライトが煌々と光っている。

見事に吸い込まれた。。
完全に夏のカナブン状態だった。
ライトに錯乱している。

枝豆ピーナッツを購入。
うーん、この塩気がたまらない。

そしてまだまだロードは続く。

するとまたしてもコンビニが、、

錯乱状態で思考は働かず欲望のまま
突撃。

おにぎりを2個購入した。
チキンライスが最高だった。

そんなこんなで煩悩にまみれ笑
折戸公園に到着

ここではいなり2個とココアを頂く
ゆっくりしていると後ろからランナーに追い付かれる、、

流石にゆっくりしすぎたと反省、、

手早く出発し、最後のトレイル区間
高塚山、牛尾山、音羽山を超える。

最後のスパートとしてここは登りを攻める。
後ろのランナーはロードを飛ばしすぎたせいかバテているようだった。

こちらはまだ体力が残っており
踏ん張りが効いた。

ただここでまた盛大にロストをかます。。
コースが見当たらず少し進んだところで
強制的にコースに戻ろうと道なき道を突っ切った(ショートカットではない

まあそれがかなり急斜面で地面も緩く
盛大に転がり落ちた笑

完全にロゲイニング状態で
別の競技と化していた。。

何とかコースに戻り、気持ちを落ち着かせた、本当に焦った、、

牛尾山、音羽山は登りは最高にパンチが効いていた。足もそろそろ限界を迎えていた。

タイの時より125km地点での足のダメージがキツかった。

やはりこれはダメージが抜けていないのと、長いロード区間が影響しているのだろうか。。

あとはメンタル。
気持ちが抜けていたのかもしれない。

そんな弱さを感じながら
最後まで何とか走り切りフィニッシュ!

ゴール!一安心

無事に一周できて本当によかった。

そして何より
年末の寒く忙しい中、このレースを開催していただいたスタッフの方々本当にありがとうございました!

20時間54分06秒
総合1位

表彰式、時刻間違えて1人で、失礼しました笑







次の嵐山エイドまでは結構上

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