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創界山「M2界層」の謎に迫る!

こんにちは&はじめまして、taku1(たく)と申します。

二週にわたってきゅんきゅんいろはが堪能できる至福の時代を皆さんと共有できる事が喜ばしい日々を過ごしていますが、皆さんは如何でしょうか?
悟くん、がんばって!!!

こんな感じでカミングアウト後は臆することなく表に出していきますのでよろしくお願いいたします。

さて本題。

前にファミリーコンピューター用のゲームカセットをキーホルダーにする記事を書きました。
その際、『沙羅曼蛇』は置いといて、『魔神英雄伝ワタル外伝』について触れたのでその流れで話題に出します。

創界山の「M2界層」ってご存知でしょうか?

これは『魔神英雄伝ワタル外伝』の冒険の舞台になります。

ワタルと龍神丸は、M2界層をさまよううちに、ドアクダーに追いつめられてしまった。 逃げようとするワタルはドアクダーに捕らえられ、魔法で小さなビンの中に閉じ込められ、連れ去られてしまった。
キミは、残された龍神丸と共にワタルを探す旅に出るのだ。
この世界を愛するなら、キミは龍神丸と共に戦ってくれ。

「魔神英雄伝ワタルー外伝ー ワタル新聞 ファミコン版大特集号」より引用

この世界を愛するとか言われても「M2界層」ってどこにあるかこちらは知らんわけですが、「M2界層」と書いて「えむにかいそう」と読みます。
更にこんな文章もあります。

世界征服を企むドアクダーの手先によって、いまだかつて足を踏み入れたことのない中2界層に捕らえられてしまったワタル。
君は5種類の魔神を乗りつぎ、広大なフィールドや謎に満ちたダンジョンを探索しながら、ワタル救出を目指すのだ!

「ファミリーコンピューター用カセット 『魔神英雄伝ワタル外伝』パッケージ」より引用

こちらでは「中2界層」という表記になっています。
「中2界層」の表現は当ゲームの広告でもされていて、その際のルビは「ちゅう2かいそう」となっていました。

聞いたことのない地名に対して中2病の妄想であってほしいと思いたくなりますね。
しかし、コアなワタクは何故この地名に名付けたのか?
神部界のどこにあるのだろうと妄想したくなるのですよ。
正にそれがオッサンになっても中2病を患っている証明なのですけど、そんなの事は気にしませんよ。

まずは「M2界層」と「中2界層」という二つの表記が存在するところからあたると、建物の表現として存在する言葉でした。

一般的には、建築物の地面の真上の階を1階(1F)と言い、通常1階上に向かうごとに1ずつ加算して2階(2F) 3階(3F)…となります。
正規の階の間にある階を「中**階(M**F)」と言います。(1階と2階の間は「中2階(M2F)」となります。)
上階の数字に「中(M)」を付けて表します。
「F」は"Floor"、「M」は"Mezzanine(メザニン)”を表します。

「KANESO 階の数え方について」より引用

これはわかりやすい説明ですね。
KANESO様に感謝をお伝えしたいです。
ありがとうございます!

推察すると、「M2界層」は第一界層と第二界層の間にある世界という解釈で合っていそうです。
よし、これでスッキリした!とならないのが今回の話。
何故なら本作の物語はどう考えても第六界層以降の話としてしか成立しないからなのです。
第六界層からわざわざ第一界層と第二界層の間に「M2界層」にまで降りて第七界層に上がるなんて考えにくく、順当に考えれば「M6界層」ですよね。

更にややこしいのが『魔神英雄伝ワタル』のアニメ本編では、ワタルは第六界層から魔幻ゾーンを経由して第七界層に上っています。
もしかして魔幻ゾーンが「M2界層」なのかと妄想しましたがあの本編の流れからして魔幻ゾーンの途中に差し込むのには無理があります。

やはりここは、第六界層から魔幻ゾーンを経由して第七階層に向かおうとしたけど「M2界層」に着いてしまって第七界層を目指すのが一番破綻のない流れとなります。

では何故「M2界層」という地名なのか?
ワタル考古学者として権威ある方、ウル先生との雑談の中で出てきたとある逆説が事件を解決する鍵となりました!

これが我々の逆説だ!

図の通り、もしかしたら元は界層の数え方が初期設定時では逆だったのではないかという説です。
これであれば現在の第六界層が第二界層の名称になるので「M2界層」がしっくりくるのです。
これに気づいた時、ウル先生も私も小踊りしましたよ!
俺達天才かもしれんと!

でもこれを立証するには裏付けが必要なわけです。
そこで初期設定を色濃く残している資料は何かないかと探していたら引っかかったのがこの作品!

はい、キタコレ!

我らがヒーロー、キースが大活躍する「魔神装着伝キース」になります!
タイトルうろ覚えなので過去記事へのリンク先で正体をご確認頂ければと思いますが、このゲームに附属した漫画にヒントがありました。

各ゾーンをよく見て

この創界山ではない地底世界の各階層の世界観をよく見ると、創界山の世界設定と逆になっていることが解ります。
初期設定なので全てが全てそのままではありませんが、上から二つ目の世界が「REVERSE ZONE」、上から三つ目の世界が「FIRE ZONE」となっています。
正に、創界山の下から二つ目の第二界層「逆さま世界」と三つ目の第三界層「灼熱世界」にあたるわけです。

ここまで来たらもう一押し!
しかしここから発掘作業は思いの他難航してしまいます。
というか、ワタルって他の調査項目多すぎです!
どれだけ私達に遊びの余地を残してくれているんだと!

それから数ヶ月後、もう私はこの疑問さえも忘れ去っていたとある日にウル先生から吉報が届きました!
なんと完全解決の証拠を見つけてくれたのです!

今や珍しいゲーム攻略本

答えは結構身近にありまして『魔神英雄伝ワタル外伝』の攻略本に下記掲載がありました。

7つの虹のうち6つまでをもとにもどした。
いよいよ最後の第1界層へ……、という時に、ワタル一行は誰も知らなかった中2界層という(以下略)

「ファミリーコンピュータ 完全攻略シリーズ 魔神英雄伝ワタル外伝 必勝攻略法」より引用

逆説、正解じゃんか!
凄いよ私ら!
というか、これを見つけたウル先生!
流石本の虫、ウルバンバリン!
よっ、ワタル博士!

Q.なんで「M2界層」って名前なの?

A.初期設定では創界山の界層の数え方が逆だったから一番上が第一界層、上から二番目が第二界層。
  その間に存在するから「M2界層(中2界層)」という名前が付いた。

Q.では「M2界層」はどこにあるの?

A.知らんし。
  多分、創界山の下の方にある第一界層と第二界層の間なので、ワタル達は不思議な力で「M2界層」に落とされたというか、飛ばされたんじゃね?

ということで、本件QEDとなりました。
いやースッキリしましたね!

筆者がクリアした時のゲーム画面

では今回も最後に今週のワタル組みプラコーナー。
今回は影輝鋼衣幻王丸です。

まずは幻王丸のみで
目もトサカの雷も塗装済でした
装着!
今回も装着ポロポロしまくり・・・

実はこのモデルだけ買い漏らしていたことが最近分かり、とある方に譲って頂きました。
危ない危ない・・・、この場にても御礼申し上げます。

最後までご覧頂きまして、はっきしいってありがとうございました!
またね。

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