落語の歴史
【落語の歴史】
現役落語家1000人
落語=業の肯定(立川談志)
(歴史)
・仏教由来(書名醒睡笑→浄土宗のお坊さんが作った笑い話集) (著者安楽庵策伝 お坊さん)
※落語家の元祖
→豊臣秀吉の御伽衆(曽呂利新左衛門)
・上方落語と江戸落語
①上方落語(京都、大阪)
→野外で落語をやっていた
→規制で滅亡しかける
②江戸落語
→侍のための座敷芸
→出囃子発祥
・古典落語と新作落語
①古典落語(メイン)300ネタ
→江戸〜明治時代に生まれた噺
→大胆なアレンジOK!!(演出と芝居は落語家に委ねられている)
※傑作脚本をどう演出し演じるか?
②新作落語
・階級(徒弟制度)真打になるまで15年
①前座見習い→雑用と稽古(給料でない)楽屋に入れない
見習い→前座 1年かかる
②前座
→楽屋での雑用、
前座→二ツ目 2〜5年かかる
③二ツ目
→自分の落語会を開ける
二ツ目→真打 5〜10年かかる
④真打(弟子が取れるようになる)
(組織)
①落語協会(1923年設立)
→「ラジオ」ができた。ラジオに出てはいけない文化
→柳家金語楼さんはラジオに出ていく(吉本興業支援)
②落語芸術協会(落語の新しい風)
→ラジオ出演OK(しゃべりのメディア)
③円楽一門会
→三遊亭圓生
→真打を大量に採用
④落語立川流
立川談志が独立
・屋号
→立川、林家、桂、三遊亭、古今亭、春風亭
→師匠に名前もつけてもらう
(内容)
①構成
枕(本題に入る前のご機嫌伺い、歴史背景の説明)
本題
オチ
②キャラクター
・熊五郎、八五郎(江戸っ子の大工)
・与太郎(お馬鹿キャラ)
・ご隠居(アドバイスをくれる年配者)
・大家(基本的に怒ってくる)
・若旦那(お金持ちのボンボン)
・一八(売れてない芸人)
・権助(田舎者)
(伝統芸能比較)
①演劇
・歌舞伎、
能(世阿弥)、狂言、
→武家がカッコよく描かれる(武家に守られていたから)
文楽(有名古典)
②演芸
・落語(登場人物庶民)
→人間のダメなところを見せる
・講談
(有名古典)
「寿限無」
→子煩悩
「まんじゅうこわい」
→いたずら
「時そば」
ケチ
「芝浜」
人情話、酔っ払い
(名人)
①立川談志(異端児)
→16歳入門
→26歳で真打
→29歳「現代落語論」落語界批判
→35〜41歳 国会議員
→47歳 脱退 立川会設立
②柳家小さん(国宝)
→落語会初の「人間国宝」
→談志脱会時の会長
→テレビ創世記
③古今亭志ん生
→ラジオ全盛期の申し子
→17歳で入会
→21歳で真打
④古今亭志ん朝(エリート)
→立川談志さんと同世代
⑤桂文楽(完璧)
落語界初の「紫綬褒章受賞」
参考文献
「ビジネスエリートがなぜか身につけている教養としての落語」立川談慶(サンマーク出版)
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