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これからの正義の話をしよう


【結論】
「世間で語られる正義には欠陥ばかり。その致命的な欠陥を知った上で、正義について議論し続けよう」

例:トロッコ問題
→意外に脆くて曖昧

【正義の型】
①幸福の最大化(多数派こそ正義)
②自由の尊重(自分自身で自由に決められることが正義)
③美徳の促進(国、街、宗教などそこで決められたしきたり美徳に従うことが正義)

【詳細】
①最大多数の最大幸福、功利主義
→多数決で決まったことこそが正義

○メリット
→合理的でロジカルに考えられる
✖︎デメリット
→少数派には残酷

②多数決以前に個人の自由が侵害されない前提を守らないと正義とはいえない
人権などをきちんと尊重

○メリット
→少数派の意見も汲み取る
✖︎デメリット
→他人の自由を侵害しなければおぞましい欲望でも全てが叶えられるべき

③議論によって、宗教とか武士道のように「こうあるべき」という理想像をつくって、それを正義としようという考え方
「共通善」→みんなが共通して善いと思える理想像を議論して作り上げてそれを正義としよう

✖︎デメリット
理想でしかない


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これからの「正義」の話をしよう ──いまを生き延びるための哲学
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▼参照
タイトル:これからの「正義」の話をしよう ──いまを生き延びるための哲学
著者: マイケル・サンデル
翻訳:鬼澤 忍
出版社:早川書房



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