アキナ牛シュタイン~秘密という演出~
昨日はNGKでアキナ牛シュタインで舞台監督をさせて頂きました。
劇場や配信をご覧になった方はシークレットのサプライズがあったことはご存知だと思います。
時折ある、この出演者にシークレットなこと。これがスタッフとしては実に難しいところです。
昨日だけでなく、シークレットやサプライズは舞台では時折行います。
そういう時はスタッフはいつも以上に気が張ります。シークレット部分が記入された台本を出演者に見られてもいけないから、台本の取り扱いも神経をすり減らします。
リハーサルでも出演者にバレないように、別のリハ(ダミーリハ)を行ったりします。絶対にやらないコーナーなのにいつも通り入念に行ったり、その部分をあえて飛ばして「いつも通り」を装ったり、あの手この手で出演者を欺きます(笑)
テレビやYouTubeは知りませんが、僕が過去に担当した演者へのドッキリやシークレットは全部ガチです。その部分にやらせなどは一回もありませんでした。
それは恐らく今後もそうだと思います。
だから我々はぜっったいにバレちゃいけないんです。
先日アインシュタインツアーのルミネ公演でも、一つ稲田君にシークレットがあり、それは河井君主導だったので、全体リハ終わって、稲田君が帰ってから河井君とスタッフで秘密のリハをする予定でした。
そして公演前夜の全体リハが終わったのに、稲田君が全然帰らない(笑)
なぜか客席をウロウロして、恐らく翌日の単独の事を考えてるのは解るけど、我々からしたら早くどっか行ってくれ!!って感じで(笑)
こっちは稲田君がルミネから出て行ってくれないとリハ出来ないから、稲田帰宅待ちだけど、何もしてないのにスタッフがずっと残ってるのも不自然なので、しなくても良い確認リハとかを再度行ったら、そのリハも稲田君が見てる(笑)
リハ終わりの雰囲気をさらに醸し出す為に大道具さんにはセットバラしてもらったり、より終わりの雰囲気強調してるのに、稲田君はエンドロールのスタッフの名前見て「この下の名前何て読むんですか?」とか言うてくる。
いや、もうそんなエエからはよ帰ってくれ(笑)
でもそこで彼に帰ることを促すのはやはり違和感を与えかねないし、こっちが仕事もせずにダラダラ残ってるのも違和感与えかねない。
彼はスタッフが仕事をしてる所を責任もって見届けたい。
誰もが手を抜けない状態で、本来は必要ない無駄なリハ、確認、手直しなどの時間が永遠続く恐怖がありました(笑)
でも我々にとってシークレットやサプライズ、ドッキリなどはそれだけ公演の核になるので入念に段取りをする必要があります。
だからドッキリ大成功の時は本当に嬉しいし、お客さんの盛り上がりも大概ネタばらしでピークがくるので、毎回そういう企画は楽しみです。
昨日のアキナ牛シュタインも結婚祝いコーナーの後に別のコーナーが用意されていて、それも入念にリハしたけど、お祝いコーナーが盛り上がり過ぎて全部カット!
せっかくリハしたのに!!
高額な小道具準備したのに!!
そんなこと思わせないくらいにお祝いコーナーが盛り上がってスタッフとしてもおめでたさや、微笑ましさ、山名くんの驚いたり、無になるリアクションで袖で大笑いさせてもらいました!
もしまだ視聴されてない方がおられたら是非オススメしたいです
この公演にはスタッフからのお祝いの心と、彼らへの愛情が詰まってます!
そして、来週の東京ドームシティホールで行われるゲストシュタインも僕が舞台監督をさせて頂きます。アインシュタインと作家さんの構想を聞いてワクワクしなが舞台のレイアウトを考えておりますので、こちらもぜひお楽しみ頂けたらと思っております。
さてゲストは誰でしょう!?
お客さんへのシークレットですね😊
ぜひご来場ご視聴をお待ちしております。
アキナ牛シュタインへもご来場、ご視聴ありがとうございました!
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