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【TB】光輝く未来を担え!プロスペクトウォッチング2022春

皆さまご無沙汰しております。待ちに待ったMLBの今季開幕まで1週間を切りました。当初の予定より遅れましたが、今年のMLB公式サイトでのランキングを基にプロスペクト10名ピックアップしてみます。

では本題の説明です→

・選手名の後の成績データの見方(先頭の順位は個人的なイチオシ度)

野手は左から2021年のマイナーリーグでの所属クラス(⭐︎はMLBデビュー済)、試合数、打席数、本塁打、打点、盗塁、四球、打率/出塁率/長打率/OBP(出塁率+長打率)

投手は左から2021年の所属クラス、防御率、登板数、勝敗、投球回数、与四球、奪三振

・文章は私見も混じった寸評

※MLB公式での投稿日時地点のレイズプロスペクトランキングはこちらから→

https://www.mlb.com/prospects/rays


◆10位 グレッグ・ジョーンズ (Greg Jones) - SS

(A+/AA) 72G 274AB 14HR 40RBI 34SB 33BB .270/.366/.482/.848

https://www.baseball-reference.com/register/player.fcgi?id=jones-004gre

「直線を走らせたら球団組織内で最も速い」と評されるスピードが武器の韋駄天。プロ入り当初の打撃の評価はそれほど高くなかったが、マイナーリーグ開催中止となった2020年に行った猛練習が実り、2021年は14HRと予想以上の長打力も披露した。売り物のスピード面では36回盗塁企図して失敗僅か2と高い成功率を誇った。昨季の守備は全てSSとして出場も、肩は強肩と言えるまでではないのと俊足という2点から将来的な外野転向説も囁かれている。

◆9位 JJ・ゴス (JJ Goss) - RHSP

(R) 6.10ERA 4G 1-0 10.1IP 0BB 12K

https://www.baseball-reference.com/register/player.fcgi?id=goss--002jam

未だR級留まりだが、今季は多くのイニングを投げての稼働を期待されている若き右腕。年々球速アップを遂げている速球は、最速96マイルを計測する。変化球ではチェンジアップとスライダーが出色も、もう1球種増やすなど更なるバリエーションがあっても面白い。肩の状態が不安視されていたが、手術を回避できて開幕OKなのは朗報だった。

◆8位 カーソン・ウィリアムズ (Carson Williams) - SS

(R) 11G 39AB 0HR 8RBI 2SB 6BB .282/.404/.436/.840

https://www.baseball-reference.com/register/player.fcgi?id=willia017car

2021年ドラ1、球団ではT.ベッカム(2008年全体1位)以来となる正規1巡目の高校生遊撃手。華やかさは無いが、年齢離れした野球IQを生かしたセンス溢れる守備と走塁が評価されているなど実戦型SSへの成長を期待。課題と言われた打撃も高校最終年で向上の兆しを見せており、プロ1年目の出来もまずまずか。

◆7位 サンディ・ガストン (Sandy Gaston) - RHSP

(R/A) 3.60ERA 14G 3-1 50IP 35BB 70K

https://www.baseball-reference.com/register/player.fcgi?id=gaston000san

豪球と制球難という二本立てのスペックはプロ入り時から変わらぬ評価。その長所である速球は100マイルを超えるまでに達した。現在は先発が主だが、良くも悪くも粗さ抜群の投球はリリーフとしてより生きるのではないかという声も。

◆6位 タージ・ブラッドリー (Taj Bradley) - RHSP

(A/A+) 1.83ERA 23G 12-3 103.1IP 31BB 123K

https://www.baseball-reference.com/register/player.fcgi?id=bradle000taj

毎年のように好投手を生み出すマイナー組織の次なる波と目される右腕。プロ入り(2018年)から最初の2年は特に目立つ存在ではなかったが、昨季急成長し、スライダーを武器に一気に評価を上げた。レイズの先発ローテーションの顔触れは故障リスクがやや高め&近年は流動的なため中盤以降で特進でのメジャー昇格もあるかも?

◆5位 カーティス・ミード (Curtis Mead) - 3B/1B

(A/A+/AAA) 104G 411AB 15HR 69RBI 11SB 34BB .321/.378/.533/.911

https://www.baseball-reference.com/register/player.fcgi?id=mead--000cur

オーストラリア出身で毎年オフやマイナーリーグ開催中止の2020年シーズンは母国リーグでプレーしている。三振が少なく、バットコントロールに優れる中距離ヒッター。三塁守備は平凡と評されるため、一塁や外野両翼へのコンバートも取り沙汰されている。

◆4位 ビダル・ブルハーン⭐︎ (Vidal Brujan) - 2B/SS/OF

(AAA) 103G 389AB 12HR 56RBI 44SB 49BB .262/.346/.440/.786

https://www.baseball-reference.com/register/player.fcgi?id=brujan000vid

昨季もAAAで44盗塁と相変わらずの韋駄天ぶりを見せ、マイナーで3シーズン連続40盗塁以上を達成。非力と言われた打撃も12HRとパワーアップ。待望のメジャーの桧舞台では結果を残せなかったが、近い将来のテーブルセッターとしての期待は変わらない。内外野のセンターライン3ポジションをこなせるのも魅力。

◆3位 ゼイビア・エドワーズ (Xavier Edwards) - 2B

(AA) 81G 291AB 0HR 27RBI 19SB 36BB .302/.377/.368/.744

https://www.baseball-reference.com/register/player.fcgi?id=edward000xav

球団組織内に数いる中でも特に”軽打”ぶりが際立つ俊足内野手。2019年12月にT.ファムのトレードの交換相手の1人として移籍してきたが、2020年はマイナーリーグ開催中止のため昨季がレイズ傘下での初のシーズンとなった。定評あったコンタクト面を昨季も発揮し、クラスが上がっての打率3割超は立派。SSとしてプロ入りしたが、肩があまり強くないので現在は2Bがメインである。

◆2位 ジョシュ・ロウ⭐︎ (Josh Lowe) - OF

(AAA) 111G 402AB 22HR 78RBI 26SB 61BB .291/.381/.535/.735

https://www.baseball-reference.com/register/player.fcgi?id=lowe--000jos

2016年ドラフト1巡目(全体13位)指名でポジションは異なるながらも同期入団(13巡目)の兄ナサニエル(現TEX)とは何かと比較されてきた。兄が去った昨季は打撃が長足の進化を遂げ、クラスが上がってからの打率アップ&メジャーデビューと充実の年だった。既にK.キアマイアーの後釜と目されることもあり、彼の台頭によってフランチャイズプレイヤーであるキアマイアーの移籍も現実味を帯びてくるというのはファンとして実に悩ましい話である。

◆1位 シェーン・バズ⭐︎ (Shane Baz) - RHSP

(AA/AAA) 2.06ERA 17G 5-4 78.2IP 13BB 113K

https://www.baseball-reference.com/register/player.fcgi?id=baz---000sha

昨夏の東京五輪での来日もあってレイズファンでなくとも名前は知っている人もいるのではないかと思われる要注目の右腕。昨季はメジャーデビュー及び初勝利を果たしたばかりか、ポストシーズンでは先発の大役も担った。100マイル前後計測かつ浮き上がると評される軌道の速球は一見の価値あり。今季のア・リーグ新人王候補としてもよく名前が挙がり、一気にエースまで駆け上がることを期待したくなる。

次回はレイズの戦力分析回とします。

ご一読いただきありがとうございました!

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