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時間がない人のための500文字読書

何者です。

読んだ本の内容を500文字でまとめます。
お時間ない方、少しでも情報を取り入れたい方、ぜひご参照ください。

それではどうぞ↓↓↓

松下幸之助「実践経営哲学」

本書は、松下幸之助の経営についての「考え方」が記されている。
松下幸之助は特に「広大、深遠(ワイド)」な視点で物事を捉えている。本書の中でその視点が如実に表れている部分をまとめると、次のようになる。世の中は時間的にワイドに見ると、限りなく「生成発展」している。私達の手の届く範囲で言えば、私達が世の中にあるものを使い、他者が使う製品を作って(+適正な価格で販売、集金して)提供している状況のこと。このように私達の企業は人間の共同生活の一部(「公器」)であり、このサイクルを絶えず向上させていくことが私達の絶対的な「使命(公事)」なのだ。それを踏まえた上で「経営理念を確立する」必要がある、そうだ。目先の利益の上下ばかりに目を向けるのではなく、起こっていることの原因を把握し長い目で「なすべきことをなし」ていけば「必ず成功する」。

経営について、中心にある軸はこの「生成発展」という考え方だと感じた。
また本書から松下社長のワードセンスも感じられた。が、数カ所、「真の」とか「神に近づく」といった表現が見られた。その『不完全さ』こそ、松下電器をここまで大きな企業に至らしめた原因だと感じた。
(491文字)


他にも色んな本の「500文字読書」を挙げていくので、お楽しみに。