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自己啓発本読んでいる人、ほとんど今の自分見えてない説。

せきです。

自己啓発本読んでいる人、ほとんど今の自分見えてない説。これ実は自分のことなんです。
それは、いわゆる「意識高い系」の人間だったからです。自己啓発本ってすごくタメになることが書かれているので、読んで満足しちゃうんですよね。今日は頑張った!みたいに。そうやって揶揄されて、すごく嫌だったので、自分なりに「意識高い系」になってしまうのはなぜなのか、をまとめました。

はじめに、今回言いたいことを一言でまとめておくと、「とりあえずやってみて、それを記録しよう」ってことです。

まずは、「意識高い系」になってしまう、自分が自己啓発本を読んで陥ってしまった思考、もしかしたらみなさんも陥ってるかもしれない思考について書きます。
自己啓発本を読んでいるみなさん、自分の頭の中をのぞいて、一緒に考えてみましょう。
(ちなみに、「意識高い系」と揶揄されてなにくそ!と思って、とりあえず行動してみたあと、のお話です。)

それは、『自己啓発本に書いてあることをやってみても、なんか自分に合わない』です。
みなさんの頭の中には、本の見開き右ページに書かれている「格言」が浮かんでいますか?ツイッターを見ると、そのページだけを切り取った写真がよくアップされてますよね。ノートにその「格言」を書き写すだけで終わっていて、ある時ノートを見返すと、『結局なにが大事なんだっけ?』ってなりませんか?
『なんか俺に合わない』のは、そりゃそうだ、って話です。なぜなら、自己啓発本に書かれている内容は、言うなれば「本の筆者がたまたまうまくいった方法」だからです。
その方法をそのまま取り入れようとするのは、例えれば、まったくサイズの合わない服を、オシャレに着よう、とすることとほぼ同じです。無謀ですよね。
それを解決する方法は、「なぜ、作者がその行動を取ったのか、を知る」ことです。
これを知るために「アイスバーグ理論」というものを理解する必要があります。

これは、人間の成果が、どのような変化のプロセスを経て起きているのかを表しています。
これを今回のテーマ風に解釈すると、「行動だけ見ても、自分に合う形に理解できているわけではない」ということです。(マコなり先生、ありがとうございます。)
じゃあ、「なぜ」がわかるとどうなるか。その本の筆者と同じような経験を自分がしていることに気づきます。共通点が見つかるのです。
見つかったらあとは簡単です。『自分のこの環境だったら、どの場面で実践できるか』を考えて、形を変えてやってしまえばいいんです。(そもそも、自分がいる環境で出来そうになければ別の環境に移動する必要はありますが…)

⇒⇒その実行プランが、今回のテーマである「とりあえずやってみて、それを記録しよう」です。
具体的には、「①仮説を立てて、②とりあえず実行して、③活動記録を取ろう」ということです。
①仮説を立てる、というのは先ほどの陥ってしまった思考の末の『自分に合わないからやーめよマン』にならないためのものです。『こうしたら自分のやりたいことが達成される!』ということに対して、仮説を立ててください。こうすることで、その仮説が合っているかどうか、という明確な成果が得られます。ちなみに、仮説が間違っていたとしても、もっと精密な仮説に出会えます。
②とりあえず実行、するのは、楽しいからです。一人暮らしの準備をしているより、一人暮らしを始めた方が楽しいでしょう。しかも、それによって得られる知見は、準備段階のそれとは比べ物になりません。
③活動記録を取る、のは今の時代において、頑張りを「数値化できる」ことは強みになるからです。
少し脱線して。就活に限らず、世の中にある、人を測る指標として「信頼度」があります。この信頼度は、『100万人動員!』とか『1000万ダウンロード突破!』みたいなわかりやすい数字によって築かれます。今では「信頼度」が高ければ一般の人でもオンラインサロンなどで生活費が稼げてしまう時代です。
話を戻しますが、そんな時代に「数値化できない頑張り」はすごくもったいない。ならば、実行するときから、人数や考え方など毎回「活動記録」をつけていた方がいいと思うのです。その記録はRPGの主人公に溜まっていくような「経験値」として、必ずあなたの成長の材料になります。(ちなみに余談ですが、この③の具体案として、「グーグルカレンダーに日記を書く」があります。毎日見ますし、スマホでちゃちゃっと出来てストレスもありません。スケジュールを共有している人がいればリマインドしてもらうといいかも!)

実行プランをまとめると「仮説を立てて、とりあえず実行して、活動記録を取ろう」です。
これを実行する際は、ぜひ『なぜこの行動をするのか』を考えて、自分型に変えてやってみれください。

最後に。自己啓発本を読んで、私が最も怖いと思ったことは、『いつか俺もこんな感じの人になれてるだろう』と思い込んでしまうことです。悪い意味で、自分の理想と現実が引き離され、理想ばっかりに目が行って、自分の「今」に目が向かなくなったのです。
何よりも大事なのは、「今、この瞬間、もがくこと」だと思います。「強みとなる能力は全て後天的につく」。武井壮さんの言葉です。今は何も持ってない自分でもいいと思います。ただもっと成長したいなら、たった今、地道な「ハードモード」を選んで、「活動記録」というレポートを書き続けるしかない、と思います。

めちゃくちゃ不安な毎日に、ふと感じた時に書きました。ここまで読んでくださったみなさん、ここから一緒に始めましょう。ありがとうございました。