ヤングケアラー…支えになったものは?
どうも、坂本です。
noteは書こうと思ったら書けるけど、書こうと思うまでが大変ですね。
少しずつ下書きを増やして、少しずつ書き進めています。えらい!
今回は学生からのインタビューについて書いてみます。
2018年1月にこどもぴあを立ち上げて、色々な立場の方からインタビューを受けてきました。
新聞記者、テレビディレクター、支援者、研究者、院生・大学生・高校生・中学生、子どもの立場の方など。
それぞれがテーマや思いを持って話を伺いに来てくれます。
「精神疾患の親をもつ子どもの立場としての体験」
「ヤングケアラー体験」
大まかにはこのテーマでのインタビューです。
最近は取材疲れから断ることも多くなりましたが、学生からのインタビューは唯一対応を続けています。(これも他の人にお願いしちゃっていますが…)
どのインタビューも貴重な機会ではありますが、学生のインタビューは少し別物。
若い世代が興味を持ち、勇気を出してインタビューの依頼をし、質問項目を考えて緊張しながらインタビューに臨んでくれます。まとめたものを丁寧に共有してくれて、若い世代ならではの視点や考えもあり、こちらこそ勉強になることばかりです。
卒業論文のため…授業のため…色々な背景があるのも分かりますし、時には「おやおや…」と思うこともありますが、みんな頑張っていることは伝わってきます。
そして学生のインタビューでも、素敵な発見・気付きがあるのです。
昨年受けた学生のインタビューの話です。
インタビューをしてくれた彼女も元ヤングケアラーでした。
その彼女から「ケアラー時代、支えになったものはなんですか?」と質問。
どのインタビューでも同じ様な質問を頂きます。
「当時支えてくれた人はいましたか?」
「支えになった人は誰ですか?」など。
でも今回は「支えになった”もの”はなんですか?」です。
「今まで母が僕に注いでくれた愛情が、僕の支えになっていたと思います。」
質問には直感で答えることが多いのですが、今回はこう答えることができました。
彼女にも同じ質問をしてみました。
「私は、母が頑張っていたことが支えになりました。」
深いなぁ…
この質問に答えた自分も、その彼女も素敵な回答だと思いました。
それまでの話の流れや彼女の人柄なども影響していると思いますが、タイミングやちょっとした質問文の違いで、新たな視点に出会いました。
なんとなく答えるときのイメージが広がった様に思いますし、このやりとり一つで自分の気持ちにも気づきを得られます。
「支え」とはなんでしょうか。
というか、何でもいいんだと思いました。
その人にとって、支えになるものは色々あるのです。
そんなことに気が付かせてくれてありがとう。
インタビュー、大変だけど話を聞いてもらうことって自分の為になります。
ではまた。
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