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自分の話し方を見つけた。

人前で話をする機会が徐々に増えてきました。

…増えてきた訳ではないか。

こどもぴあの活動を初めてから、何度かお話する機会を頂くようになりました。

今日はそんな話をしてみる。

初めての体験発表

始まりは、師匠でもあり友人でもある大切な大切な横山恵子先生の講演会の一部で、体験発表をしたことです。

20~30分くらいの時間をもらい、「精神疾患の親をもつ子どもの立場」として体験を話しました。

初めての体験発表は「ちゃんと喋れるかな…」「汗かいちゃわないかな…」「みんな聞いてどう思うかな…」と不安ばかりでしたが、横山先生や仲間に勇気と安心をもらいながら、なんとか話せました。

当時(2018年)と比べたら、話す内容も変わってきたように思います。

母を大切に思っていること等、大筋は変わらないのですが、それでも伝えたいことが増えていったし、思い出すことや考え直すこともあり、自信を持って伝えれるようになりました。

初めの頃は、話す内容を紙にまとめて読み上げたり、何も見ないで話してみたり、試行錯誤しながら自分の話しやすいスタイルを見つけていきました。

話す内容を読み上げる式は、僕には合いません。
メモ通りに話せず、この後話すことをついつい話してしまい話が行ったり来たり…。それに焦って汗をかいて、メガネをとって汗を拭いながら進めようとすると視力が悪くメモも見れない。それにまた焦って大量の汗。汗をかいていることにドキドキして、また汗。

困ったもんだ。

僕にとって汗は悩みの種です。

声や手が震えたり、話せなくなったりはしないのですが、緊張すると汗をかく。
隣に座った人から「熱が伝わってくる」と言われる程、体温爆上がりなのです(恥)
脇汗が凄い!とか見えない所だったらまだいいのですが、首から上、頭から大量の汗。
前髪を辿ってポタポタと汗が落ちてきたり、メガネに汗がついたり。

汗かいてたっていいじゃないか!と開き直ろうとしましたが、今でも緊張したら汗をかきます。

汗の話が長い…。

話すスタイルを見つける

みなさんはどう話すのが得意ですか?
(というか汗かいちゃう人いませんか…;;)

僕は迷走した結果、「パワポを使う」に落ち着きました。

例えばこんなのです。

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このスライドは古いものです。
色々な複雑な心境を小さい文字にしてみましたが、結局使いづらかったので、今では真ん中の文字だけのスライドになりました。

この後には、
僕が大人になるまでの母との生活
どういう気持の変化が起きたのか
振り返ってどう感じるのか
今何を伝えたいのか

とか続いていきます。

母との体験は過去記事にあるので読んでみてください。

パワポでの発表は色々と理に叶っていました。

参加者の目を見ようと思えば見ればいいし、視線に困ったときは手元のパソコンやスクリーンを見ればいい。
資料として残しても良いものはスライドに落とし込み、そうじゃないものは口頭で伝える。
話したいことが色々浮かんで寄り道しても、スライドに戻れば復帰可能。

僕はこれがやりやすい!(しかも先生みたいでなんかかっこいい!)

パワポは年々洗練されていきますし、テーマに沿って調整も出来ます。

話し方を模索している方は、作ってみてはいかがでしょうか。

最後に

聞く側からしたら、話すスタイルがどうだって気にしません。
話してくれること、言葉にしてくれることに感謝感謝なのです。


ただ、話す側からしたら、ちゃんと伝えたいし準備したいですよね。
うまく話せなかった時は凹むし、ちゃんと話せた!と思えた日は気持ちよく帰れるし、自信を持ってアンケート結果に目を通せます。


最終的に、パワポがなくてもメモがなくても、急なフリや質問でも動揺せず(汗もかかず)話せるようになりました。


多分自信がついたから。


話すスタイルがどうとか、パワポを使ってどうとかは「自分が話す」ということに自信を持てる為のプロセスなのかも知れません。


経験から自信さえ持てるようになれば、もっともっと素敵な言葉や納得のいく言葉と出会えると思います。

僕もまた道中です。


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