見出し画像

手持ちのSSDの消費電力を調べてみた


テストするSSD

  1. SATA SanDisk Extreme PRO 256GB

  2. M.2 NVMe Intel 660p 1GB

  3. M.2 NVMe Monster Storage MS950G75PCIe4-02TB 2TB

BIOSでの消費電力

  • 1 + BIOS 15W

  • 2 + BIOS 17W

  • 3 + BIOS 17W

  • 1 + 2 + BIOS 17〜18W

  • 1 + 3 + BIOS 17W

CrystalDiskMark実行時の消費電力

CPUの影響が少ないよう電源設定は高パフォーマンスにしています。

SanDisk SSD Extreme PRO 240GB

OSを入れているシステムドライブです。Readは上から25W 23W 31W 21W。Writeは上から23W 23W 31W 24W。

Intel 660p 1TB

シーケンシャルリードは最大27W。ランダムリードは4KQ32T1で34Wと結構な数字 シーケンシャルライトは27W。4KQ32T1で33W、4KQ1T1で30W

Monster Storage MS950G75PCIe4-02TB 2TB

シーケンシャルリード・ライトは25W。ランダムアクセスはやはり読み書き共に4KQ32T1で31W。4KQ1T1はリードが25Wでライトが29W

計測を終えて

BIOS上ではSATAのExtreme Proが然程食いませんでしたが、Windows上では660pが若干高めなものの、速度差を考えるとMS950G75PCIE4-02TBは優秀。

なおこの後でシステムドライブをMS950G75PCIe4-02TBに変更したところ、若干Extreme Proを下回る消費電力が計測されました。

アイドル状態の比較をいくつか追加

ワットチェッカー 2000MS1での計測リスト
ワットモニター TAP-TST8Nでの計測リスト

上記記事に載せたデータの転載となりますが、アイドル状態と周辺機器を引っこ抜いた状態での計測をMS950G75PCIe 2TBとExtreme Pro 240GBで比較してみたのでこちらにもデータを載せておきます。

測定環境はKaby LikeのCore i3-7100とGIGABYTE GA-B150M-D3Hですが、Radeon RX 6400等のデータを見るにPCI Expressの省電力機能(リンク状態の電源管理)が十分に働いていないように見える(具体的にはRyzen 5 5600G + B550環境でオンボのVega 7からRX 6400の比較でアイドル時消費電力が11Wから13~14Wと2~3W上昇するところ、Core i3-7100 + B150環境では5~6Wから11~12Wと6Wも跳ね上がる)為、PCIe 3.0 x4で接続されるNVMe接続SSDの省電力機能が十分働いていない可能性が考えられます。

その上での比較となりますが、モニタやキーボード・マウス、LANケーブルを付けた常用状態でのアイドルはほんのり低くなるものの、全て取り外した状態では逆に若干上回るようです。
B150環境では上記PCIeのリンク状態の電源管理の設定が有効に機能しないことと、SATA SSDの省電力機能が絡み合ってこんな結果なのでしょうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?