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オーストラリア生活(初期のころ)で学んだことまとめ

けっこう前の話になってしまいますが、オーストラリアでの生活(語学留学ふくめた最初の1年くらい)で学んだことについていろいろと書いていこうと思います。将来的にオーストラリアもしくは海外に行くかもという人にはおもしろいかも?しれません。

場所:オーストラリア(ブリスベン)
期間:7~8ヵ月(語学留学、大学院留学したくらいのとき)
当時の英語力:TOEIC330点くらいからスタート

1. 英語力の伸びは自分次第

語学留学をしようがしまいが自分で勉強していかないと成長しないです。語学留学すると自分だけでなくほかにもたくさんの英語学習者を見ることになります。なかには短期間でものすごい成長をする人もいれば1年ほどいるのに全然成長できてない人とかもいます。

自分の経験と比べても結局のところ学校と同じで、授業だけ受けても学べないから自分で学習していく人だけが伸びるという感じです。語学学校でもグループレッスンだの授業だのいろいろとやりますが、それだけだと全然足りないです。それプラスでいかに学校の外で学習していくかが運命の別れどころといった感じでしょうか。

あと個人的にもたくさん経験したんですが英語は使わないとすぐ忘れます。たとえ留学していても、学校外で自分から英会話とか練習の機会をつくって思考錯誤していかないとなかなか思うように英語は伸びません。

あとは勉強方法もかなり大事です。これについてはブログで書いてるんでここでは割愛。

語学留学ということで幸い英語学習の環境は目の前にあるので、あとはそれを利用して英語を使っていけば伸びるといった感じです。

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2. 友達づくりは簡単だけど難しい

語学学校に入ると友達ができやすいです。やはりみんな英語で苦労してる、似た目標をもっている、など仲良くなる理由が多いです。個人的にも人生で一番多く友達ができた期間だったと思います。

とくに英語力が同じくらいのレベルだと会話でもしっくりくるし、とにかくたくさん喋れます。そしてミスしても怖くないのでお互いにいい練習になるし愚痴の1つや2つ聞いてもらえる仲になれることが多かったです。

それに比べてローカル(オージー)は友達になるのがなかなか難しいです。自分の英語力が低いとまず会話になりません(泣)。なのでまともにコミュニケーションがとれないし、そのせいで自信をなくすことがあるので危険でもあります。

仲良くなりやすいのは日本好きな人やLanguage Exchange目的の人あたりです。そういった人たちは非ネイティブとも交流してきた人が多く、つたない英語でも寛容というか待ってくれるし、言葉を選んでわかりやすく話してくれる人が多めです。

それでも関係を続けていくのは難しく、とくに自分の英語力が低い・相手の日本語力が低いとさすがにコミュニケーションにならなくて自然消滅しがちです。結局はいろんな人と会っていく中でウマが合う人を探すことになると思います。


3. みんな違うけど深いところでは同じ

オーストラリアといってもいろんな国から来た人がいっぱいいます。とくに都市部では留学生が多く、見た目とか母国語、アクセントとか食べるものや振る舞いまでけっこう違います。日本でも田舎出身なので最初は圧倒されました。

(ちなみに語学学校での最初のショッキングな出来事はある学生が食べ終わったリンゴを庭に投げ捨てたのを見たとき。)

ほかにも約束をすっぽかしたりパーソナルゾーンがやたら狭い人だったりもいたが、同時にやたらと助けてくれたり面倒なお願いをこころよく受けてくれたりする聖人にもたくさん出会いました。結局はどういった出身だろうが考えてることは大体同じで、個人の裁量が人によってだいぶ違うだけだということ。

何が言いたいかというと、表面的な部分ではみんな全然違うけど、心の底では似たようなことを考えているというか、話してみるとわかり合える人が多かったです。

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4. 不便だけど悪くない

オーストラリアに住むとお店とかが夕方とかに閉まるので当時はかなり不便だと感じました。しかしよくよく考えるとどうせ客足も少ないのに店を開けるくらいなら早く切り上げてしまうのは労働時間や経済的にも合理的です。そもそもオーストラリアは人件費が高いのでそうしないとやってけないでしょうね。

消費者からするといつも開いててほしいですが、働く側からすればさっさと終わりたいのでそれも悪くない、と思うようになりました。オンとオフの切り替えがはっきりしてるので、だらだらと仕事とか作業をするよりは効率よくすぐに終わらせてあとは家でだらだらする人が多い気がします。

おかげで銀行とか行政も不便だけど仕事ばっかりにならずにもっと自由な時間をつくろう、ということですね。

5. 人間関係であまり線引きしなくなった

オーストラリアに来てからいろんなグループの人たちと交流してきましたが、様々な人種や年齢のひとたちが一緒に何かしているのがなんだか新鮮に感じました。

たとえば何かの言語だとかを学んでいるクラスやグループなどはいろんな国から来た人が多くて一緒になって勉強したり交流している様子はなかなかカルチャーショックのようなものを受けました。その中でもオージーがいたり、アジア系とか中東、南米出身の人とかがいたりして、英語ネイティブだったりそうでなかったり、10代だったり40代だったりとごちゃまぜな感じがして、「こういうのでいいんだな」なんてことを感じていたのを覚えてます。

やたら年齢を気にしたり自分の出身とかを気にしたりする必要はなく、同じことが好きならそれで十分というように単純に考えるようになりました。「自分は~だから」とか「あの人は~だから」とか言うのはほとんどなくなったような気がします。

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6. 自分が社会的な弱者寄りになることで人にやさしくなれた

英語力が低いときに語学留学とかに行くとあらゆることで苦労します。たとえばカフェとかで注文するときとか家を探すときに電話とかメールでコミュニケーションをとるときとか。とくに電話は何言ってるか全然わからないし、言いたいことをうまく言えないし、相手が不機嫌になるしで精神的にもかなりキツかったです。こういったことを普段から経験していくと、ほかの人がミスをしたり簡単にできそうなことでもできなかったりしても寛容になれました。

「How's going?」と言われて「Sorry, what did you say?」なんてのは良くありましたし、そのころの気持ちや苦悩も忘れてないので、相手が粗相をしても人にはやさしくしようという気持ちが芽生えていきました。なのでたまに「こんなこともできないのか」とか「そんなことも知らないの?」的な状況になったりしますが、勝手に自分の判断軸で決めつけて相手にキツくあたらないように心がけるようにしてます。自分も以前はひどかったしそのときはそれでも必死だったということを思い出すようにしてます。

まあ社会的な弱者寄りとは言っても心身は丈夫で英語の問題だけですから大したことはないんですが、日本にいるとこういった経験はできなかっただろうなとは思います。

まとめ

いわゆる英語、人付き合い、価値観、文化理解とかそういったたぐいが多いですね。何が良いとか悪いとかよりも、こういった生き方もあるということがわかっただけでもとても良い経験になりました。間違いなく今の自分の考え方に影響を与えてます。

なのでこれから海外で生活するっていう人はすごいチャンスだと思うので、楽しんでください。カルチャーショックとかが大きいほうが楽しいと思います。

現地で働き始めて学んだこととかもたくさんあるので、それらはまた別の記事として書いていきたいと思います。ではこのへんで:)

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