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三菱商事(NISA1/20-24買付金額4位)割安判断に確認しておきたいデータ
ここ最近、三菱商事が配当利回り4%をこえてきて話題になっています。この水準をどう解釈するか。いろいろ数字をかくにんして、この記事を読んだあと、「自分の割安の水準を頭に描けるようになっていれば」というねらいで本記事を作成してみました。ではさっそく各種データをみてみましょう。
1. 三菱商事の基本データ
まずは基本的なデータのかくにんをします。
![](https://assets.st-note.com/img/1737814084-RmBgqQX9C750GEDJIzb2OpAl.png?width=1200)
株価 2,469円
時価総額 9.82兆円
PER 10.2倍
PBR 1.1倍
MIX係数 11.2
ROE 10.4%
ROA 4.6%
自己資本比率 43.9%
配当利回り 4.1%
配当性向 29.8%
2. チャート
下は2年と5年チャートです。切り取る期間で印象が大分違います。
![](https://assets.st-note.com/img/1737814345-3YeV7nBwqX8K5MCAab4sTy1r.png?width=1200)
2年チャートではおおよそ、2023年7月から2024年1月までは2300円-2400円レンジでの取引が多いように見えます。ここらへんがひとつのサポートラインと考えられます。
![](https://assets.st-note.com/img/1737814314-Kn1L0sNEWHmYPXgRhBx79SCi.png?width=1200)
3. 配当利回り
本記事でメインに扱う配当利回りについてみてみます。下のチャートは配当利回り3年推移です。4%あたりが配当利回りの上値と見えます。3年配当利回りで考えると4%あたりが上限、つまり今の株価あたりが下値に見えます。
![](https://assets.st-note.com/img/1737814714-eFcYas5AvDoPOZKE7QbWJ2Il.png?width=1200)
しかしもう少し時間をさかのぼって配当利回りを見てみると、2020年3月は5%をこえていました。コロナの時なので例外かもしれませんが、でも何か急落がおいたらそこまで配当利回りが高くなる、つまり株価が下落する可能性があるということです。
![](https://assets.st-note.com/img/1737814971-bt8h0cJUaASk36iOqTuDLBGQ.png)
4. PBR
また、どこまで株価が下落するかはPBRを参考にすることがあるのですが、今度はそのPBRを見てみます。2012年3月31日からつい最近の2023年3月31日までPBRは1倍をきっていました。
![](https://assets.st-note.com/img/1737814784-cQbnEKCmkNXoYZ4PWv6R1VLw.png)
今はPBR1.1倍であるが、以前はほとんどの期間1倍を割れている状態であった。PBR1倍以下の時の株価目安を下の表にまとめました。2020年3月31日の0.65倍はコロナで例外であったにせよ、PBR0.8倍くらいまでは下落を想定しておくのがよさそうです。その時の株価は下表より1796円。2023年5月くらいの株価です。
![](https://assets.st-note.com/img/1737815468-kLnV2YbRZusAOwdDGJKXvhtx.png?width=1200)
5. まとめ
いかがでしたでしょうか。3年配当利回りでみると現在の株価(2469円)は下値のように見えます。チャート的には2300円-2400円あたりが取引が多くサポートになりそう。コロナの影響を強くうけた2020年3月のPBRを除いて、2017年から2023年のPBRを見てみると0.8倍台。PBR0.8倍の時の株価は1796円、PBR0.9倍の時の株価は2020円。あとは2000円という心理的節目。
2469円
2300円-2400円
2020円
2000円
1796円
私はここらへんを意識してトレードしていきたい。
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