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ghostpia シーズンワンを終えての感想
ちょっと時間が出来たのでプレイしたら、なんだかどハマりしてしまったので簡単な紹介とネタバレ込みの感想を置いておきます。
世界観と概要
story
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雪に閉ざされた終着駅の町。
短い昼が終わると、町にあふれるのは幽霊たち。
でも、ほんとうの幽霊じゃなくて、不死身の自分たちをそう呼んでみているだけだった。
幽霊の理想郷。誰かがそう言っていた。
「でもどうだろう、ただのごちゃまぜの町でしかないような気がするな」
彼女──小夜子は、そう思っていたけれど。
小夜子は町でたったひとりの異邦人。
新入りの、ちょっと不思議な女の子「ヨル」とルームシェア中。
小夜子は故郷に帰りたかった。
誰も超えたことのない、町を囲む雪の砂漠を越えて、あるかもわからない故郷へ。
忘れていた「大事なこと」を思い出したかった。
それが夢だった。
どこにも行けないこの町で、いろいろできないわたしは夢みる。
時間があれば、以下のトレーラー動画を見て貰えれば雰囲気は伝わるかと。
感想(以降は多少なりともネタバレあり)
良ければ下にスクロール
全体を通して感じた事
まず幽霊であるため『死なない』という理屈の上でドンパチするため
殺してもそのうち生き返るという罪悪感の少なさと万が一自分が負けても良いという絶妙な安心感のある世界観が発明だと思った。
また、基本的に幽霊の街なので静かな曲にグリッチノイズを混ぜた音楽がとても没入感が高く、日常で聞くとすぐさまghostpiaの世界に引きずり込まれてしまうため、簡単に想起されてしまいしばらくクラーラについて考えてしまうはめになった。完全にトラウマの感覚。
各話毎の感想
1話
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ちょっと変わった世界と登場人物の紹介。
パシフィカとアーニャと仲かが深まって良かったねぇ。
後で思えばクラーラが唯一何もされない穏やかな回でとても良かったとおもう。
2話
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ヨルとの出会いと歓迎会。
教会の窓を破ってヨルと2人で飛び降りたシーンはめちゃくちゃ印象的で一番頭に残ってる。
また、冒頭に見たシスター(後に出てくるクラーラ)に銃を突きつけながら青髪の子(後のヨル)らとハムを食べてるシーンが何一つの勘違い無くそういうシーンだったんだ・・・!となって宇宙猫になった。
あと、クラーラを犠牲にしたシーンはこれ以上は無いと思うほどに小夜子は人の心が無いと思った。(後にこれ以上が展開され続けて泣いた)
3話
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ヨルが陽キャ過ぎると思った回。
2話以上にクラーラに対して人の心がないシーンがあるとは思って無かったので大変心を痛めた。
また、ヨルさんは人の話を聞かないというキレイにお話がオチたところは読んでて大変気持ちよかった。
4話
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レーニャとミェトが出てきた回。
何となく新キャラは怪しいと思っていた所、カンは当たっていたので良かった(個人的にパシフィカを疑いたくない気持ちもあった)
もうクラーラには何をされても驚かないと決めていたのに理不尽な死を迎えて悲しくなってしまった。
5話
アレクセイに手伝いを頼む回。
アレクは良いキャラだったけど、まさかTomakが出てくるとは思うまいて。
小夜子とヨルが砂漠で会話するシーン自体は良かったけど、2人が暖を取っていたのがクラーラの死体に火を付けたものだったので情緒がグチャグチャになってしまった。
クラーラについて
ストーリーを読んでいる間、クラーラは小夜子を含む誰に対してもイイ子であり、そのクラーラに対して小夜子はここも毎回酷いことをするのはイジメの域を超えており、理解出来ない気持ちと、悲しい気持ちでいました。
ただ、色々な人の感想などを読むと、クラーラは最初から(誰に対してもイイ子なのは人として)壊れているので、途中で出てくるじじいやばばあのような扱いを小夜子はしているという解釈が出来たため、理解出来ない気持ちは解消出来た。(それはそれとして悲しい気持ちは残る)