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寿司と愛②~緊急搬送~

そんな日々に終止符を打ったのが

突然学校にかかってきた

母親からの電話だった

今でも覚えてる

丁度、昼休みが終わり、授業が始まる瞬間だった


「佐伯くん?お母さんから電話が来てるわよ、急用みたい!」

そう担任に叫ばれた

「なんだよ、また説教かよ」

そういって、なんの悪さがばれてしまったんだろうと思い職員室まで行き受話器を取り次いだ


「もしもし、何だよ、学校にいるのに電話かけてくるんじゃねえよ」

そう言った途端、母親が鼻水をすすり泣き崩れていたのが分かった

どうしたんだ?

「大変なの・・お父さんが‥お父さんが‥」

え?オヤジがなんだって?

「お父さんが‥倒れていま病院にいる・・意識が戻らないの・・」

まじかよ・・わかった!すぐ準備して向かう!松濤総合病院だろ!?

そういって俺は、盗んだ原付「スーパーカブ50」に乗り病院に向かった

「まだ死ぬな、オヤジ」

(つづく)


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