お父さんっ子だった私
「だった」って過去形で書いてるけど、今もきっとお父さんっ子なんだと思う。恥ずかしくてそんなこと本人の前で言えるわけないけど。笑
私の彼氏とのやり取りで「昨日は久しぶりに娘と夜中まで話をしていた。久しぶりだから楽しかった」というシーンがあった。
※お付き合いしてる彼はシングルファザーで、まぁまぁ年頃の娘がいる。
仕事も繁忙期で日々すれ違いの生活を送っているらしい。
そんな中で娘と夜中まで、あーだこーだ話してる時間はきっと本当に楽しかったんだろうなと…想像したら笑顔になる。
そんな彼との会話の中で、私が彼の娘と同じくらいの年齢の頃を思い出した。
部活の夜練に参加していた私は毎週決まった曜日は
帰りが9時半になる。父が母の送迎だ。
父が送迎の割合が多かった気がする。
夜練が終わったらお風呂に入って、そこから勉強をする。
父は晩酌をする。
部活であったいやなこと、学校であったことなど
なんでも父に話していた。
楽しかったことも、つらかったことも。
父と母の馴れ初めなんかもきいたりした。
勉強なんてすぐに終わるわけでもなく、ダラダラと話しながら勉強をしていた。
父も私の話に遅くまで付き合ってくれた。
ここまで話ができるのも、もしかして母より父といる時間が長かったからかもしれない。
仕事柄、母は不規則な勤務をしていた。
比較的に決まった時間の勤務の父が、私たちの送り迎えや身の回りのことをやってくれていた。
母は母の仕事に誇りを持っていただろうし
好きだったと思うから、多少寂しいと思っても
子どもの頃から不満には思っていなかったし
むしろ自慢の母だった。
父も子どもたちに優しくて、面白かったので
大好きだった。
だから反抗期なんてものも、なかったのかもしれない。
今思うと、感謝しかない。
※今はケンカすることが多々ある
大学生になって、社会人になる時に家に帰ることを決意。
※この時母は余命宣告をされていた。
社会人が大変で、帰りが23時頃が続いた時も
帰ってきたら父がいて、中学生の時と変わらず
私の話を聞いていた。
あまりにも愚痴を言いすぎて喧嘩になったときもあるけど。
今は私は自分の子ができて、父に自分の話をすることがなくなった。
前よりも口数は減ったけど、それでも父は私の父であることに変わりはないし。
きっとこれからも昔と変わらない関係でいるんだろうなと…
…彼の話を聞いて思った。っていう話。