事業の変更と、今後の予定
約一か月ぶりの更新となります。前の記事に引き続き、事業案の変更を行いました。「またかよ」と思われた方もいるかもしれませんが、時間を多く消費せずに学びを得たという面でポジティブに捉えています!
また、事業の検証や壁打ちにご協力いただいた皆様に改めて感謝を申し上げます。
今回はその事業変更の経緯と、今後の予定をざっくり書こうと思います。
事業の変更
事業とは?
『消費者が貯金をすることで商品をお得に買える購入手段(貯金払い)』の小売り等事業者への提供を試みていました。
貯金払いの素晴らしい点は、『貯金』という行為を通じて、計画的で自立した購入をサポートして、お金の大切さを自覚して浪費を避けることができることです。
事業背景
アメリカではSNPL(Save Now Pay Later)という、同様のサービスが勃興しつつあります。後払い(BNPL: Buy Now Pay Later)による債務負担の増加が社会問題として顕在化している中で、注目を集めています。
日本では類似のサービスを百貨店や旅行業者が業界として提供をしております(両業界は関連法や仕組みは違います)。
特に百貨店は『友の会』という先払いの積立サービスを提供しており、百年程度の歴史がある広範に広まってるサービスです。
『貯金』の価値に注目をして、日本人の気質に合うのではないかと考えたことがきっかけです。
やってきたこと
大きく分けて、事業者、消費者、友の会関係者へのヒアリングをしてきました。
ヒアリングの狙いは①事業者、消費者の課題はどのようなものか(特に営業をする対象の事業者)、②①の課題が貯金払いのソリューションで解決でき、その結果として事業者の売上が上がるものか、の確認です。
結果・意思決定
①事業者の売上向上のための施策や、それらが上手くいかない原因が少しずつ分かってきました。②貯金払いのソリューションではその課題を解決することが難しいと考えました。
②の難しさに関しては、小売りのドメイン知識があるわけでなく、(事業者の)課題の当事者でもないので、一体どうしたら売上があがるのだろうかと、正直検討もつかない状態です。
『個人のお金に関する悩みを無くす』というビジョンを鑑みて、より私が取り組むべき事業があると考え、事業案の変更を決意しました。
次につなげる学び
・本事業では解決をしたい課題が定まっていなかったです。考えていたソリューションで解決ができる課題(ロイヤルカスタマーと事業者との繋がりに関するもの)が、自分のビジョンとずれており、モチベーションが湧きにくかったです。次は課題ドリブンでいたいと思います。
・小売りやECに関するドメインの知識が乏しく、考えていたソリューションを微修正することができなかったです。かといって上記の理由によりリソースを割いてディープインすることもできませんでした。一つ目の点を詰めたいと思います。
今後の動き
『個人のお金に関する悩みを無くす』というビジョンに立ち返り、個人のお金の課題を解決できるサービスを考えていきたいと思います。
個人のお金の課題は、収入面/支出面にしろ、資産運用にしろ、とにかく一次情報に当たることで理解が深まると考えているので、まずは個人のフィナンシャルアドバイザーを行っていきたいと思います。
引き続きnote, Twitterで更新をしていきますので、これからも温かく見守っていただけますと幸いです。
よろしくお願いします。