【ブログ_外国の旅行客】飯のマナー
どうも、たこやきです。
飯屋に立ち寄った時、ふと気づいたことがあった。
日本に観光で訪れている外国人旅行客を見ていると、意外と礼儀正しい人が多い。ニュースでは一部の旅行客の迷惑行為が話題になるけど、それはあくまで目立つ一部の話で、実際のところ、もっと多くの旅行者は丁寧で礼儀正しい。
例えば、ファーストフード店なんかで見かける光景。
外国人のお客さんが店員にしっかりと「Thank you!」「アリガトウゴザイマス」って笑顔で伝えているのを目にすると、「あぁ、いいな」と思う。
トレーをきちんと返して、席をきれいにして立ち去る姿を見ていると、旅行客らしい新鮮さや、異国に来ているという謙虚さを感じる。
一方で、そういうのを目の当たりにしていると、思うところもある。
隣の日本人が食べ終わって、無言でさっと席を立つ姿を見ると、慣れって怖いなぁって思うんだよね。
スマホを持って、言葉はなくとも、店員に目線すら合わせずに立ち去るのが当たり前になっているっていうか。それが悪いわけじゃないけど、ちょっとした感謝の言葉や表情を忘れがちになっているのかも。
この気づきって、旅行客が異国の地で見せる振る舞いと、日本人が自分の国で見せる慣れとの対比なんだろうな。日本人としての良さって、ある意味で「お互いさま」精神だったり、自然と馴染んでいる謙虚さだと思っていたんだけど、それがいつの間にか形式化して、心からの感謝が薄れがちになっているのかもしれない。
でも考えてみると、外国人観光客だって、きっと自分の国ではまた違う振る舞いをするんだろう。日本に来て、日本人の礼儀正しさや丁寧さに感銘を受けて、自分もそれを見習おうとしているのかもしれない。そういうふうに、場所や状況によって人は影響を受け合うんだよな。
そんなことを思いながら、店を出る時には意識して「ごちそうさま」と一声かけるようになった。
ちょっとしたことだけど、感謝の気持ちを忘れないように。
そう思うと、たまには普段見逃している風景を見直してみるのも大事だなと感じた昼下がり。