参 にやにや新幹線

前回の続き。前回のnoteはこちら。

この3本目のnoteで終わり。思うままに書いていたら恐ろしい文字数になってしまった。

レモコマ以外の出演者

ゆきさんの休演が公表された数日後に、ミヤケ隊の出演が発表された。

ゆきさん以外の5人で時間を短縮してやるもんだと思っていたからなんだか得した気分だ。うれしい。

検索すれば出てくるであろう仙水・ゆきけむり・ミヤケ隊のネタは敢えて見なかった。声色も芸風も知らない芸人のネタを生で初めて見られるチャンスがあるなら、もちろんそうしたい。どんな出会いになるかしら。

ネタは知らなかったが、前情報がある人もいた。ゆきけむりのこむかいくんと、仙水のオユさんだ。
こむかいくんはかわいい人(ゆきさんのnote参照)、オユさんはとんでもない告知ツイートをしている人という印象だった。
↓オユさんの告知ツイート

こむかいくんのツイート欄から人のツイートをスクショ(引用リツイートではなく!)し、上下のいらない部分をトリミングすることなく無造作に載せている。目に入ってくる情報が多すぎて、書いてある内容を理解する前に読むのを諦めてしまった。
この告知を見た瞬間は衝撃的だったが、少し時間が経つと「まあ告知は芸人の本分ではないしな」と思った。いや本分か?
この、う~んなかなか……な第一印象がライブでどう覆されるのか楽しみだった。


1/25(土)13:30 開演

絶賛、自分の記憶力を恨み中。ネタもトークもあまり覚えていない。アイドルのライブは曲を聞けばライブ中に感じたことを思い出せるが、お笑いライブは思い出す手がかりが少ない。
詳細な記録は諦め、特に好きだったネタベスト3を発表する。


好きだったネタベスト3

※括弧の中は未来の私のための覚え書き。ネタの正式な名前はわからない。

🥇ミヤケ隊1本目(おまえおまえ詐欺)
トシキさんの軽快な喋りとマサシさんのおバカっぽさが気持ち良かった。特に「育ちが良い」のくだりが好きだった。うわ〜もう一回見たいな〜〜。
マサシさんが衣装のスーツを紛失したため、トシキさんは一張羅、マサシさんは私服のセーターという出で立ちだったが、それがネタのキャラに合っていて、相乗効果を生み出していた。


🥈レモンコマドリ梶原(タクシー)
ネタを見ながら数ヶ月前の出来事を振り返り、私は人生やりにいくタイプの人間だなと思った(笑)
こんなことしか覚えてなくて辛い。

暗転した後、「ああ、私は梶原さんが好きなんだなあ」としみじみ感じた。梶原さんが作るネタの質感が大好き。

前髪が長く、目があまり見えなかったことだけちょっと残念だった。梶原さんの表情もネタの大事なポイントだから、それを最大限に見せて欲しい。(前髪が長くて視線を読み取れない感じが今回披露したネタの雰囲気に合っていて、それはそれでありだなとも思ったけどね。)


🥉仙水2本目(チェックシャツ魚)
ずっと意味がわからなかったけど、ずっとにやけが止まらなかった。爆笑はなかったけど、このじわじわがずっと続け~~終わるな~という気持ちで見ていた。


番外編:仙水3本目
仙水が3本目に披露したのはレモコマのネタ(チーズ)。オマージュではなく、頭から終わりまで全部レモコマのネタだった。客席は一言目から大笑い。9本の中で1番笑い声が大きかった。個人的には、冒頭だけレモコマコピーで後半は仙水オリジナルのネタver.も見たかった。
ネタ終了後、仙水が袖に戻る瞬間に梶原さんの「ねえ、何やってんの」という声が聞こえてきて大変よかった。この言葉が聞こえて完成という感がある。


各出演者について

◯仙水
オユさんめっちゃちゃんと漫才やるじゃん。Twitter経由の第一印象がひどすぎたから好感度爆上げ。
ネタ中の語りがおもしろいし、企画コーナーでも1問目から4つくらい回答を出していて見直した。(偉そうな言い方ですみません)
ネコのイラストがかわいかった。
↓オユさんのイラスト

狸さんは企画コーナーで司会担当だったこともあり、出演メンバーの中で1番人柄が見えなかったかも。現時点では「血縁関係は遠いが親戚の集まりに居ると安心するやさしいお兄さん」という印象。
ツッコミが途切れる感じがもどかしかったが、見続けるときっとこの間がクセになっていくのだろうと思った。


◯ゆきけむり
ゆきけむりは2本目のネタが1番好きだった。こむかいくんの振り幅にやられた。私はお笑いについて何もわからないのだが、テレビや大きな会場で映えそうなコンビだなと思った。

そしてなによりも、新ネタを8本披露するライブを毎月開催するガッツが最高。かっこいい。
8本の内、数本は先月披露したネタのブラッシュアップver.にしても楽しそう。


そんなライブをレモンコマドリがやりだしたら私は破産してしまうな。
なぜなら私はカラフルなたまごさん信者だから。

↓カラフルなたまごさんについては、下記リンクの「三ネタ目!」をチェケラ🕶

たまごからヒナが誕生し、立派なコマドリの成鳥になる過程を見たい。人知れず命を終えるたまごもいるだろうが、恐竜になるたまごもいるかもしれない。その成長過程を一緒に追えたら、どんなに楽しいのだろう。


話が脱線してしまった。

前情報通り、こむかいくんはかわいかった。
小林さんはトークテーマを考えてきたり、時間を確認しながら進行したりと偉かった。みんなから褒められて欲しい。

そういえば、ラストMCで小林さんが「時間巻かないと!」感を出しているのに、他メンバーの告知がぐだぐだのびのびで「まったりさんが多いのね~」とにっこりしてしまったな。


◯梶原さん
レモコマ活動休止に伴い事務所ライブの出演者欄から勝手に消されていたため、メンヘラ彼女よろしくスタッフに詰め寄ろうと思う(うろ覚えのため超ニュアンス)と話していた。
ピンでネタを披露することに消極的なのかと思っていたから、心意気を知れてうれしかった。
その調子でR-1も出てくれないかな。何度も何度もネタを見返したいから録画できるようにテレビに出て欲しい。


◯ミヤケ隊
今回の1番の収穫はミヤケ隊を知れたこと。現在、最もライブに行きたいコンビかもしれない。
兄弟コンビでお顔立ちが似ているお二人。マサシさんがスーツを紛失したことにより、スーツが兄・セーターが弟と服装で見分けられたからミヤケ隊初心者の私には都合が良かった。
様々なパターンのネタをやるなら別だが、1ネタ目や企画コーナーで披露したネタの形式をメインでやっていくのなら、今後も兄スーツ・弟私服で良いのではと思った。2人のトーンのちぐはぐ具合が服装で強調されてより面白くなっていた気がする。
マサシさんが言っていたように、天啓なのかも。

急遽決まったゲストなのに、オープニングMCの司会をさせられたり、雑に話を振られたり、大変そうだった。しっかりこなしていて素晴らしかった。


◯全員を知って思ったこと
ゆきさんのnoteを思い出す。下記は昨年6月に行われたユニットライブのMCについて。

2組目は仙水オユさんと梶原氏のおふたりでした。

お茶でも行きましょう🍵」レモンコマドリ 小野寺ゆき

↑これ見た過ぎるな。
今回、小林砲が炸裂している間、ひっそりと息を潜めていた2人が舞台上で2人だけになったら、どんなトーンで、どんな間合いで話すんだろう。
うわ~~~気になる~~~。


帰り道

新幹線が来るのを待っている間、それなりの交通費をかけてまた見に行きたいのかと自分に問いかけた。返ってきた答えは「まあ、もう一回くらい行ってもバチは当たらないんじゃないか」だった。

なんというか、心から「絶対に絶対にもう一回行きたい!!」とか、「このライブを友人に紹介して連れて行きたい!!」という感じではないのだ。

ライブ中に納得できないことがあった。

仙水の1ネタ目で舞台袖から話し声や物音が聞こえてきたこと、何度かスタンドマイクの位置がズレていたこと、トークや企画の段取りがグダグダだったこと。
3つ目に関しては、そのゆるさがこのライブの魅力でもあるからそこまで気にすることではない。しかし、1つ目・2つ目に関しては、理解ができなかった。ずっと楽しみにしてきた漫才を演者に邪魔されるとは思わなかったし、ライブを開催する上での基本中の基本がなっていないのでは?と素人ながらに思ってしまった。

私はお金を払い、事務所所属のプロ芸人のライブを見にきた。大学のお笑いサークルの教室ライブを見にきたわけではない。そんなことを考えてしまうくらい納得できなかった。

なのに!こんなにキレ散らかしているのに!!!

もう一度行きたいと思ってしまっている。悔しい。

キレ散らかした内容も、正直に言えばどうということもない。納得はできないが、それすらも愛おしい。おかしい。悔しい。

そう思わせる空気があの場所にはあった。もう虜。

だから多分、もう一度見に行く。

ただ、舞台袖の話し声やマイクの設置ミスは今回でお腹いっぱいだから、次回以降はマジの白い目で見てしまうかもしれない。


ネタやトークを思い出しては、帰りの新幹線でにやにやが止まらなかった。

あ〜〜、しあわせな1日だった。


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