古民家買いました
昨年古民家を買いました。12年ぶり4回目の年男だったので何かやってやろうと思っていましたが古いものに愛着が湧く年になったということでしょうか。初回は購入の経緯、活用方法の初期アイデアについて書きたいと思います。
古民家への辿り着き方
人はどうやって古民家に辿りつくのでしょうか。そもそもどっからが古いのかって話もあると思います。当方は子どものころ、ぼっとん便所のある家に住んでました。壁も土でしたし、階段もアイガーの北壁かっていうくらい角度ついてたので古民家と呼んで差し支えない家でした。
大人になってからは主にLow-eペアガラス入りのマンションに居住してきたので古民家にお会いする機会はありませんでしたが一昨年エンジョイワークスさんの空き家再生プロデューサー養成講座@大阪に参加したのが全ての始まりでした。
一泊二日で空き家再生の手法について一からレクチャーしてもらえる面倒見のいい講座です。一泊すると夜飲むことになるので自然と仲良くなります。講座から約1年後、同じ講座受講生の方からFacebookグループに奈良県の五條市というところで面白い物件があるとの連絡が入りました。
当方フットワークは軽くもないが重くもない性質です。たまたま大阪に行く機会があったのでその足で奈良は五條市に向かいました。これがまた遠い、、大阪駅から軽く1時間半はかかります。JR乗って〜、南海乗って〜、またJR乗って〜。
五條駅に着いたら売主さんが車で迎えに来てくれてます。ありがとうございます。何も言わず駅に迎えに来てくれているところに移動手段が車しかないことを感じます。そういうもんだよね。自分の地元もそうだ。
車で5分、普通の国道から突然町屋風路地に入ります。更に幅3m程の橋を渡って車では家の前まで行けないので降りてお目当ての古民家に到着。
上の写真は五條新町通りというメインストリートですが連れて行かれた家はこんないい感じではありません。普通の家です。さほどテンションは上がりませんが売主さんの案内で中を見学。いい意味で思てたんと違う!そんなに汚くありません。一晩くらいなら泊まってもいい感じです。
内見後、喫茶店で売主さんと打ち合わせ。サラリーマンの常として「一旦持って帰ります。」と言いそうになるが持って帰ると二度と持ってこないのも世の常。買いますと即答。こうして古民家に辿り着きました。
何をやるか
問題は何をやるかなんですよね。ただ築100年の古民家を買って放置しておくのは近所迷惑以外の何ものでもありません。
色々と妄想は膨らみます。素敵な一棟貸しの宿、アンニュイな雰囲気のカフェ、アーティストインなんちゃら…どれもいい。でもどれもハードル高い。当方は平地しか走ったことないタイプ、ハードルは苦手です。基礎の怪しい古民家で宿なんかやって地震きたらどうしよ…アンニュイな雰囲気ってどうやって出すの…アーティスト…
そもそも東京在住の当方が1人で出来ることは限られてる。出来る限り安く、オペレーションの手間が少なく、遠隔でも出来ることを考えないといけない。
現状考えているのは誰でも借りれる棚を用意して小商いする場所にしたいと思っています。棚をシェアするみたいなイメージです。詳細はまた次回書きたいと思います。
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