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『うまリズム』~レース後の、その先~

リスグラシュー

昨年のエリザベス女王杯の辺りから
急激に成長し、追い切りで
唸る様になった。
それからは最終追い切りで
必ず唸る様になり結果も出してきた。
エリザベス女王杯から唸る事をヒントに
宝塚記念も最終追い切りで唸っていた為
迷う事無く本命に。
今回の有馬記念では最終追い切りで
唸る事も無く、やや鞍上が促す様な
形での追い切りになった。
そこで私は遠征の疲れが
残っているのではと
リスグラシューを疑った。
そこで評価を下げた私は
まだまだ未熟だったと反省している。
リスグラシューはハーツクライ産駒。
ハーツクライ産駒は調教で全体時計を
早目に出すと好走する傾向が強い。
(馬なり、強目関係無く)
先日、2歳チャンピオンになった
サリオスもハーツクライ産駒。

サリオスも上記画像の様に一週前に
6Fでこの時期の2歳馬では
破格の時計を出し、朝日杯FSを優勝。
今回リスグラシューも最終追い切りで
栗東 坂路で4F 51.3秒といつもより
早目の時計を出していた。
その事を考えると無下に評価を下げる
必要は無かったのかなと結果的に思う。
今後のハーツクライ産駒の
データとして使って行きたい。

サートゥルナーリア

この馬はポテンシャルが高く
普通に走れば結果が出るタイプ。
だが、その普通が難しく
陣営も苦労している。
今回、最終追い切りを坂路に選んだのは
正解だったと思う。
現状でのベストな選択だった。
このパターンはホープフルSと
神戸新聞杯と同じパターン。
共に1着と結果が出ているだけに
陣営も安心してレースに
送り出せたのでは。
(坂路はウッドチップより負荷が軽いので
レースでテンションが上がりにくい)
だがその分、詰めが甘くなる。
理想はやはり一週前、当週共に
ウッドチップで追い切りを消化すること。
それが出来る様になれば
日本で1番強い馬になると思っている。
まだ体も出来上がっていないので
来年の夏を越えた辺りから本格化すると
見ている。
最終追い切りを坂路で消化して
有馬記念2着なのでウッドチップで
消化出来る様になれば無双状態になりそう。

ワールドプレミア

成長力がスゴく、この秋は常に前走から
プラス体重で出走している。

神戸新聞杯 472キロ
菊花賞 484キロ
有馬記念 492キロ
徐々にパワーアップしている。
パドックで見ても筋肉の盛り上がりが
前走以上で迫力が増していた。
結果は4角最後方から追い込んでの3着。
古馬と戦っても十分通用する事が
分かった。
最終追い切りが坂路だったが
確実に成長しているのが読み取れた。
この馬はウッドチップでの走りがキレイで
あれが維持出来ている間は
G1でも通用すると思う。
まだ完成されておらず非力な
部分もあるので完成された時に
どんな走りをするのか楽しみ。
私が好きな追い切りは
菊花賞の一週前追い切りで
トップスピードに入った時の
キズナばりの走り。
あれは芸術品です。

アーモンドアイ

今年のアーモンドアイで状態が
1番良かったのは安田記念。
(ドバイは除く)
天皇賞 秋はゆるゆるの仕上げであり、
あれで良くあの着差を付けて勝ったなと
驚いた。
有馬記念は天皇賞 秋よりも精力的に
調整されており、これなら馬券内は
堅いと思ったが結果は9着。
仕上げていない中、戦った天皇賞 秋の
ツケが回って来たのかな。
昨年のジャパンCがアーモンドアイ史上
最高のデキだったけど、その時を100点に
するなら今回は80点くらい。
4歳になり、走りに堅さも
出てき始めている。
来年はアーモンドアイにとって
集大成の年。
復活の勝利も期待したいが追い切りを見て
しっかりジャッジしたい。

スワーヴリチャード

最終追い切りが坂路で4F 58.2秒と
かなり緩く追い切りを消化した。
かなり不気味な追い切りだったが
当日馬体重がプラス10キロであり
前走からの状態維持の為に最終追い切りを
緩めたのかなと感じた。
レースも12着と見せ場は無かった。
スワーヴリチャードもハーツクライ産駒。
前走のジャパンCでは坂路で一週前、
当週と早目の時計を出しレースで勝った。
今回も早目の時計を最終追い切りで
出せる状態だったら、また違った結果に
なっていたかもしれない。(結果論)
スワーヴリチャードは3歳の頃よりも
走りが硬くなっており、
パワーよりにシフトしている。
その事が重馬場だったジャパンCでの
勝利に繋がったのではないかと見ている。
個人的にはフェブラリーSで
見てみたいかな(笑)
来年は6歳になり大きな変わり身は
無いだろうが、ハーツクライ産駒の
傾向として全体時計が早目の追い切りを
消化した時や馬場が渋った時は
積極的に狙って行きたい。

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