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【#ミリアニ】第1幕と中盤への展望(1~4話)

老人の雑多な感想、書きたいことを並べただけ。
元々ここにまとめるつもりだったポストも含む。
諸々の配慮を省いているので注意。

俺 → 風花P、実質52人箱。
5回みた(初日に通常1回、舞台挨拶2回、応援2回)

本当にやるのかなー…って席についてからも疑ってたし、なんなら連番者に言った気がする。


エール

ミリオンは他(アイマス内外問わず)と比較しても充分恵まれた作品で、基本的に絶えず供給があり、ユーザーだって少ないくない。
でも長年やってる人はみんな突き抜けられない天井みたいなものを感じていたと思う。

アニメ化はメディアミックスにおける「奥義」だ。
コンテンツのポテンシャルに確信を持ってユーザーやってきたからこそ、奥義にそれを乗せられなかったらと悲観してしまう。
うまくいってほしいという気持ちと、微妙なものになるくらいならいっそ…という気持ち。
何がこの葛藤を生むのかというと、つまるところ、このコンテンツの良さを知って欲しい・共感してほしいというエゴなのかもしれない。
でもなによりも、アイドルたちが輝きの先で何を獲得するのか見届けたい、死ぬほど愛情込めてやってくれている演者が報われてほしいという願いだ。

『Rat A Tat!!!』の歌詞を見て、さすがに卑屈さを見抜かれていたなと思った。
ミリオンがおかれたメタ的な状況、ミリPのふるまい、考え、全部わかった上で「こっちだって気づかれずに終わらせるつもりはないんだよ」と制作サイドからの宣誓を受けた。
3話レジェガはキャラ/場面として合っているだけではなく、ミリアニという伝説にレッツジョインする時間だぞというメタな激励を含んでいる。

10th Act1のSSAは機材解放が無く、見切れ席が暗幕で覆われていた。
客の数が6thがピークなのはユーザーから見ても明白なくらいで、会場選定の時点でいくら動員できるかなんてわかっていたはず。

それでもKアリーナを選んだのは博打ではなく、アニメへの自信なのだろう。

以下は本編の感想

初回鑑賞

何が起こったか分からなかったというのが正直なところ。

芝居の情報量が全部絵に乗るとこんなとんでもないことになるんだ。
カードボイスやドラマCDで長年形成されてきたアイドルたちの中身。
ゲームは既定の動きとワード数等の制約のなかで当てなければならず、ゲーム側で表現できないものにはリミッターがかかる。
3Dは全てを込め、それに応えられる動きと表情がある。
自分は3Dには全く抵抗なかったが、こんな恩恵があるとは微塵も思わなかった。

アイコンタクト

上記に加えて、Rat A Tat!!!Dメロから間奏にかけてのダンスフォーメーションで未来と静香がすれ違うところ。
「ありがとう、未来」の言い終わりまで未来は静香に目線を送っている。
こんなん情緒壊れてしまう。

省略と丁寧さ

2話の時系列だが、

  • 池袋の駅前で待ち合わせて「オデまであと2週間」、西池袋公園で練習

  • 場面転換して事務所の大人たちのシーン

  • 奈緒たちのレッスン終わりのシーン

  • 夕方の公園に戻ってきたときには2週間経っておりオデ前日

という大胆だけど無駄がない省略がなされている。

4話Bパート、桃子に声をかけに行く育、環。
ここでひなたは桃子ではなく育と環に視線を送っている。
これは「ステージやってみたい」と声をかけに行くのにひなたが背中を押したことを示唆していないだろうか。

そもそも桃子に対してPではなく瑞希が声をかけるのだって「周防さんには私がいきましょう」という会話が裏であったとしてもまttttttttったく違和感がない。

すべてがあまりにも巧み。

伊吹翼

静香はアイドルとしての未来に光明が差すところまで見れればいいキャラ。
紆余曲折あってもアニメで目指すところはミリシタでいうCmdコミュのエピローグ部分。
2幕、特に6話以降の展開については翼がどう描かれるかがミリアニの山場であり評価の分かれ目になりそうな気がしている。

翼は天才でありながら美希のように泰然とはしていない。
未成熟ゆえの視野の狭さ余裕のなさを描くことが許されていて、それがそのまま広大な成長の余地となるという個性がある。

ゲッサンをバイブルたらしめている要素は複数あるが、個人的には、公演センターでありながらジュリアをサポートしたり、静香たちへの「負け」を悟り、
足踏みすることも厭わず自分らしさをそのままにステージを極めんとする、地に足がついた翼の天才像だと思う。

翼がスカウトであるという認知を二人に持たせなかったのはなぜか。

未来「えー!じゃあもう合格してるんだ!?」
翼「んー、まぁ、そんなとこ♪」
静香「それなら課題曲練習してないんじゃない…?」
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静香「これが…合格するひと…!」

他のアイドルと絡めて、ミリオンライブという箱を表現するキーマンになってくれたら嬉しい。

また翼は信号機で唯一、黄色の先輩とのデュオ曲を持ってない。
ASとの物語をどう描くのか楽しみ。

原っぱライブ

何もないところから曲湧いてきてもまぁいいけど、2話までのRat A Tatのつくりとか、ユニット曲のレコーディングの話までしててそういうことやるだろうか。

作中における現実的な解としてはASカバーのショートメドレーとオリジナル1曲とか。
新譜8枚の内訳も気になる。

もうやってる半田先生は抜くべきだったな…
新しい作家との出会いもあるかも。

その他

  • この10年ずっとやりたかった「とりあえずアニメ見てみて。2話まで」ができるようになる🥲

  • 2話で静香が歌えたのはあの瞬間、彼女にとって必要な歌詞が"入ってきた"のもあるだろう。5th『ムーンゴールド』や7thR『君だけの欠片』を思い出す

  • 桃子のポジション、扱いは"積み"にしか見えない。色々と同時進行でやろうとしている気配がある

  • エンドロールでCV名が流れて泣くやつは演者ならではの感動ポイントだけど、モーションアクターに今までライブを支えてきてくれたダンサーさんの名前があるのにはぐっときた。全員知ってるもん…

  • ミリアニから入って面白せくちーお姉さんズ(このりお)に興味をもった人に8thの『夜と、明かりと。』に辿り着いてほしい


おわり


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