Golden Lever_僕なりのまとめ(13000文字超)

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はじめに

過去の記事3つ分をまとめたものになります。やたら長文です。

今回は個人的な”僕の考えたゴールデンレバー理論”を、過去のツイートや方々へのリンクを含めて垂れ流そうと思います。また備忘録でもある感じです。

ってか新説というよりワイ説ですね。Golden Leverを好みにカスタマイズして悦に入ろう!

下記のリンクは当たり障り無い感じで書いた前回分です。もう買ってから10か月間経つんですね

今回はこちらよりも、私的な意見を強めて書いて行きたいと思います。
ってわけで早速。


まず、以下の①~③は相互に及ぼす影響が多いのでセットに近いと考えています。


①バットトップ or ボールトップ 

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②シリコンゴム

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③コア&スプリング

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①バットトップとボールトップについて

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最初にこの2つの差異を述べると、バットトップ型の上部はボールトップ型のそれより高い所に位置するという点が挙げられます。
それによって通常の製品(後述)だと力点が遠くなり、同一の力でも作用点となるアクチュエーターがスイッチに到達しやすくなります。

これをシリコンゴムの圧力差に換算するならば、1段階と2段階の間程度を覆せるといった手応えでしょうか。

ちなみに僕は千石電商で購入したCrown製のバットトップを使用しています。問題なく換装できるのもこのレバーの強みですね。

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https://www.sengoku.co.jp/mod/sgk_cart/detail.php?code=EEHD-5ET5

コスパが良い上に、シャフトとの接続部が金属製で幾らか頑丈と来れば、試行の荒波に対しては優位に働いてると思われます。

完成したらデフォルトの金色入りバットトップに変えようと思いつつも幾星霜。いつか変えるんだ…!


ちなみに三和製のナスレバーパーツ等も買ったのですが、透明色以外は使いにくかったです。色付きの三和製ナスレバーボールは上下幅が短い様ですね。


…あとですね、上記で『通常の製品だと~』とわざわざ書いたのは”ヤツら”が潜んでいるからです。


通常品だと

・ボールトップで外径35mmで重さ28グラム

・バットトップで外径30mmで重さ33グラム

となるのですが、それよりも質量的に重い、あるいは力点がより上に来る品を挙げると


・セイミツ製メタルボール

一回り小さい30mmサイズだが重量は通常の4倍の108g公式で凶器とされている

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販売先:
https://seimitsuin.thebase.in/items/32216338


・レバーボール 45φ

デカァァァァァいッ説明不要!! 55g程度だったかな?

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販売先:
https://seimitsuin.thebase.in/items/32099668


・ASI製 37.5mm or 40mmボールトップ

※販売開始されました!

四角コラーの開拓者ことゼクス氏などは現在これ?一回触ってみたい。

販売先:
https://attasa.shop/shopdetail/000000000349/goldenLever/page1/recommend/


・ASI製 32.5mm or 35mmバットトップ

※販売開始されました!

通常は30mm。個人的に期待大。


販売先:
https://attasa.shop/shopdetail/000000000348/goldenLever/page1/recommend/

代表的なのはこの辺りですかね!
それぞれ通常サイズの連中より強い力をかけ易いので、シリコンゴムを少し硬めにしても動けるのではないかと思います。

続けて

②シリコンゴム

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こちらは三和レバー等から移行した方は全く馴染みが無いと思います。現在は35Aから5A刻みに65Aまでの7種類が存在しています。

よく見る組み合わせだと、通常ボールトップではゴム圧低め、通常バットトップでもやや低め~中間と言ったモノを拝見しますね。

あとシリコンのゴム圧設定は、

・コラーへのシャフトの当たり具合にも関わる
・マイクロスイッチへの届き具合にも関わる
・マイクロスイッチとの相性にも関わる

…と他と関わってくる所が多いので自分に合ったものを頑張って見つけましょう。

③コア&スプリング

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先にコア部分から行きますと
・白コア(新/旧)
・黒コア(新/旧)

とありますが、白コア/黒コアで異なるのはシリコンゴムに触れる箇所の径で、これが太い黒コアだとシリコンゴムを内側から押してゴムを硬く感じさせる設計になっています。
ただ構造上、押し出してるのは内側からだけなので、結果白コアと黒コアで感触が変わる印象を受けます。

なので僕としては、45Aの黒コアは45Aの白コアと50Aの白コアの中間の硬さであるという認識ではなく

白コア使いは、45Aの白コアの次の硬さは50Aの白コア
黒コア使いは、45Aの黒コアの次の硬さは50Aの黒コア

…とした方が感覚的に楽ではないかな?と個人的には思っています。
黒コアはシリコンの内側のみが固められている事で、レバー入力時における始点でのゴム圧と終点でのゴム圧の感触が異なっているようにも感じますね。

なので当方としては感覚的に合っている方のコアを選ぶと言った使い方をしています。


続けてスプリング部分。

・Hardスプリング

・Mediumスプリング

・(スプリング無し)

の2種類及びスプリング無しの3種類が存在します。

こちらは横に力が働くシリコンゴムとは違い、バネで縦方向に押し出してシャフトの回転を抑える役目を主に担っています。
これについては新ゴールデンコアにOリングを組み合わせる事でより抑える働きもできますね。

ただ、ある程度三和レバーと同じ構造である考えると、僅かに横にも…というか垂直に伸びるバネから見て斜め気味に復元する力が働いているのでは無いでしょうか。
それによってシリコンゴムを補助している面もあると考えられますね

スプリングは2種しか無い上に、装着しやすいので両方…あるいは他部分を含めての全通り試して自分に合った方を選べば良いと思います。

以上を含めて①~③に関しての組み合わせとして良く見掛けるのは

・通常のバットトップで45A~50A+白コア+スプリングお好み

・通常のボールトップで35A~40A+白コア+スプリングお好み

と、この前後になる方が特に多いかな。

コア部はデフォルトではない黒コアを別途購入する方が少ないのも手伝って、白コアの方が良く見かけますね。

あとゴム圧についてはバットトップとシリコンゴムに慣れているであろう韓国の方も45A程度の方が多い印象ですね。
シリコンゴムは個人の筋肉搭載量で可変するとは思いますが、先日発売された鉄拳神ことKNEE氏監修の『KNEEレバー』も大分軽いシリコン設定(35-40A程度?)かつマイクロスイッチも軽い部類(
V-152-3A5。1.23N)でした。
最近は軽めを好みとする方が多いかも知れませんね。アームレスリングのチャンピオン等は知らないですけども!

また、この辺に関してはプラクティスモードで「これ結構いけるな!」と感じた硬さの1つ下にすると、実戦でもいい具合かなと思います。


④コラー

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⑤シャフト

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先に1つ考えを述べますと、コラーにシャフトを当てて反発させる事で入力速度が増す【6~N】等の【上下左右~N】を通す入力と、【23】等の斜めを含んだ入力は排他的関係を含んでいると思っています。


例を挙げると【6N23】入力時

※尚下記はアクチュエーター&スイッチに問題の無い状態だとします。

A:コラーに対してシャフトが太過ぎる場合

6Nとした時に強くコラーに接触して、Nまでの入力を早く終えた後に、その次の2へ入れた際にも強くコラーに接触して逆方向(この場合は8方向)へ反発を起こし、3へ入れるつもりがやや8方向へズレて3を飛ばて、そのまま6等へ入ってしまい、この場合6N26と入力される。

俗に言う"風神の斜め入らねー!"現象の一つ。

※【23】入力でも同様に26化する事も。


B:コラーに対してシャフトが細過ぎる場合

6Nとした時に軽くコラーに接触し、ふんわりと入力を終えた時に、その次の2へ入れまた軽くコラーに接触する程度に留まり、あまり逆方向へ反発される事無くしっかり3へ入れる…がッ!6N2までが遅いッ…入力されてるだけ良いけど…!

あるいは6Nの際のコラーへの衝突が軽すぎて、N方向に戻りにくく、2に入れるハズが3に向かってしまい6N3や、63と化けて3RP暴発マンになる事も

俗に言う”風神遅い or やってねー”現象(適当に命名)

※こちらは41236等の回転系コマンドにおいてもコラーを伝って回す場合に、そこまでの距離がありすぎて遅くなる場合もある


って感じでしょうかね!

ここを解消するにはAとBの両方を兼ねたコラー/シャフトの組み合わせを、シリコンゴムの硬度やスイッチの感度と相談しつつ、自分なりに決めていかねばなりません。(スイッチに関してはまた後述)

また大抵の人は、1Pでの前方向への入力に関しては、人差し指+中指(+稀に薬指)を主に使用する事で力が入りやすく、コラーまでシャフトが届きやすいのですが…しかし!
2P側での前方向への入力になると、親指のみで操作する割合が増える為に、1P側と比べてコラーまでシャフトが届きにくい…と言った1P側/2P側での違いもあります。自分がどちらのサイドを補強したいかと言う要素も出てきます。

…等々ありますが、とりあえず

以上からこの④と⑤のパーツ2点に関して、僕はほぼ一対として考えています。

数あるゴールデンレバーのパーツ群の中でも相互に及ぼす影響が一番大きいのでは無いかなと。


■個々のパーツの解説に入る前のあ~だこ~だ

コラーについては、各種コラーで口径及び、シャフトが当たる高さが違うので、コラーに当たるシャフト角度は各々で異なるからという事を挙げておきます。

口径の広さだけで言えば四角型コラーと八角型コラーよりも円型コラーの方が狭いですが、シャフトに当たる部分が高めなので、円型コラーの方が全体的に先んじてコラーへぶつかる感触になるでしょう。(四角の八角の頂点となる隅を除くとしたら特に)

仮に同一の太さのシャフトとした場合に、それぞれのコラーへの衝突角度が鋭角になっているのではないかな?という順から述べると


フルコラー > サークル > スクウェア & オクタゴン

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僕はこんな印象を受けています。勿論スクウェアとオクタゴンは頂点と辺の部分でも接触具合は変わるので、そこのアベレージ面も考慮してですが。

また蛇足気味になりますが、もっと言えば同じ円形でもサークルよりもフルコラーの方が広いです…がッ!
フルコラータイプはシャフトの当たる部分がとんでもなく高い(サークル+8mm)のでサークルタイプよりコラーにシャフトが当たりやすいです。
フルコラー使ってる日本の方はほぼ見ないんで只の豆知識ですけどもね!


故に僕の感覚だと

A:フルコラー + 最も細目付近のシャフト

B:サークルコラー + 細目シャフト

C:スクウェアorオクタゴン + かなり太目シャフト

このA,B,Cの3つで(アベレージ的にはですが)然して差が無い衝突具合の感触かなと思っています。

サークル系+太目のシャフトだと、コラーへの衝突具合+形状面から特に斜めが入りにくく、鉄拳だと辛い場面があると感じました。

※ステンレスシャフトには10.5mmと11mmも存在します。最近出た商品の為にまだ触った事が無いので、その辺に関しては僕もレビュー待ちです。


では各種コラーについて、メリット/デメリットを加えた解説を

■サークルコラー(円)

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スタンダードエディションにおけるデフォルト設定。僕はこれを愛用しています。
シャフトは細目に設定するとコラーと喧嘩しにくいでしょう。

〇 メリット:

形状面から特に41236等の回転系コマンドが楽になりますね。ついつい楽しくなってステステ絶無orジャイスイ等で悦に入りに行って技置かれて死ぬ事多し。

× デメリット:

四角型や八角型と比べて斜めが入りにくいと言われています。やはり隅が角ばった形状ではなく、他と比べて斜め方向に余スペースが少ないのが起因しているのかな。

一応ある程度は柔らかいスイッチの種類、かつ狭いスペーシングで対応できますが慣れが必要かなとも思います。

斜め入力がある程度きっちりしている人なら推奨できます。でも要慣れ。


■スクウェアコラー(四角)

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三和から変更した方はひとまずこちらに行き着く事が多いですね。ボールトップと柔らかいシリコンとの組み合わせで三和チックに。
シャフトは太目に設定すると広い内径を物ともせずコラーに当たってくれるでしょう。

〇 メリット:

形状面から斜めに入りやすいのと、6Nの時にコラーに垂直にぶつけてNに戻すのに適しているので、特にスラッシュや最風コマンドは適しているかも知れません(236入力を含むステステは置いといて)

× デメリット:

ただし半回転系コマンドの際にコラーにぶち当たって少し軌道を逸らされる事も

三和から移行して来た人には一番取っ付き易い。


■オクタゴンコラー(八角)

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円と四角の中間。
シャフトは太目に設定すると広い内径を物ともせずコラーに当たってくれるでしょう。特に上下左右の4方向。

〇 メリット:

形状的に山ステはやり易いかも知れません。1~4に関して後ろ斜め下の辺を滑らせて4方向の窪みへコラーに当ててNに戻して14Nとする…等で。

× デメリット:

角が上下左右に割り振られているので、コラーを活用しての6N6等は1コマ目にシャフトの移動距離が他のコラーより長くなりがち?
特に6N41236や6N6N6等の2回以上左右のコラーに当てる入力をする際は僅かなロスが生じるかも知れませんね。
何ならコラーへの衝突でNに戻すのではなく、強めに設定したゴム圧でNに戻す事と言った組み合わせを考えてもいいかも知れない。

四角型コラーから一歩踏み出してみたい方にお勧め。…そしていずれサークルにもおいでよ…!

個人的にはコレを22.5度回転させた八角ガイドだったらむしろ使ってたかも?(絶望的に斜め入り難そうですが)


■フルコラー(白)

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韓国の伝説のゲームセンターことGREEN ARCADEにおけるセッティングである通称"GREENレバー"をリスペクトして設計された構造。
これも最細クラスのシャフトでないとコラーと喧嘩し続ける気がします。

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裏面(画像右上。左上はオクタゴンコラー)に注目すると、通常のそれとは異なる凹凸が確認できるかと思います
この構造により、あえてシリコンゴムを緩く包み込む事による独特な感触を与えて来ます。圧迫していないので動かすと音がする場合も有り。

ですから黒コアに似たような感じで、シリコンゴムの動きに変動が見られます遊びの部分が多くなる感じでしょうか。

メリット/デメリットはある程度サークルと近似したものとなります。
ただサークルに無いデメリット(?)として挙げられる点に加えて下記が加わります。ゲーミング工具が必要になります。

・そもそも装着困難です

ゲーミング工具編(今は別の手段を取っています)


俺はやり遂げたぞ編


首無しタイプに戻したら怒涛の勢いでゴミ入って来て困惑編。


金属の天板の上にアクリル板を重ねて、アクリル板だけで誤魔化せる刃のようなタイプで無いと、なかなか酷い事になるな…ってのがこの日の結論だったと思います。

天板からコラー部分が半ば突き抜ける事になる形状から、装着するにあたってアケコンに35mmのレバー穴が必要になり、もはや気軽にスティック交換って雰囲気じゃ無くなる…ってが少々の問題ですね。

あと天板に収まるコラーに戻した時に、このでかい穴どうすんの!って感じになりますし。

※とりあえず対抗手段


・怪奇現象的な音


もしかするとGREEN ARCADEに通っていた方にとっては母胎のようなアレなのかも知れません。私へ還りなさい…

僕としては、本当に独特な感触になる、かつアケコンに35mmレバー穴を必要とするので趣味の領域かなと。なんせ労力を伴います
なので余らせているコラーは、ゴールデンFANTAとしてGREENレバー設定にして置物として飾っています。マジ御神体みたいな感じ。

またフルコラーにはMyoungshin社の製品を組み込む事も可能です。詳細は以下。

■フルコラー(黒)

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Myoungshin_Fantaスティックに付属してくるコラーです。ゴールデンレバー(というかゴールデンベース)にも装着する事ができます。Golden Fanta化とも。
シャフトが当たる箇所がやたら上部に来るので、最細クラスのシャフトでないとコラーと喧嘩し続ける気がします。

入力のメリットとデメリットは上記のサークルの欄を参照して下さい。

あと注意点をいくつか。

ASI製とは違って結構壊れやすいです。


6方向のケースが凹んだワイのやつ。ちなみに今はサークルの方がフルコラーより好みです。あとこの時感じていた理由はフルコラー時に持ち手が自然と上部へ寄っていた為です。

伝説(?)の最古のFantaレバー編(タッグ1から東京に存在?)


コラーはこんなもんで!



■シャフト

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種類としては真鍮タイプが0.5mm刻みで7mmから10mmまでの7種類があります。
またステンレスシャフトは7mmから11mmまでの9種類あり、かつコアに当たる部分が広く作られているので、真鍮と比べて軽い力での入力が可能にな作りにもなっています。
ただ後者は人によって敏感過ぎるように感じる事もあるのでこれも好みかと。

前述しましたが、僕個人としてはコラーへの付属物としてシャフトを扱っています。…いや、と言って軽く見てるように見えても、試すために真鍮タイプは全種類+予備を買ってはいるんだからねっ!

個人的感覚だとサークル系にはある程度細いシャフトを、四角コラーや八角コラーに対しては太いシャフトを…とコラーの径との兼ね合いで変えつつ、スイッチも微調整して全体を仕上げていく感じでしょうか。(スイッチ関連は後述)

シャフトは太くする毎に僅かに、あるいは新発売のステンレスシャフトに変えると質量が上がって行きます。真鍮同士で変える分には影響はほぼ無いと感じていますが、ステンレスシャフトの方は触った事が無いので今後試してみたいですね!

ってわけで無数のパーツがあるので今日も皆で散財しましょう

というわけで、次に

⑥アクチュエーター

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ASI製の品としては3種類存在します。

・デルリンアクチュエーター(白色)
・ゴールデンアクチュエーター(金色)

・ゴールデンベアリング(ベアリング内臓) + バッシャー

とあります。他製品のアクチュエーターを使用する事もできますが今回はこちらで!
サイズは各種0.5mm刻みで14.0mm~16.5mmの6段階と豊富に揃ってますね!

以下では3種類それぞれの特色等を述べていきます

デルリンアクチュエーター

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デルリン製。この3種類の中だと群を抜いて軽いです。
個人的には6N23入力やステップインガードならデルリン製が好み
作用点が軽くなるので特に1コマンド目が素早く動ける感触。僕はこの種類の15.5mmを愛用しています。


ゴールデンアクチュエーター

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真鍮製。3種類の中では重い。
作用点になるアクチュエーターの質量が上がる為、初速は遅れるがその分重量から反発力が増している手応え。
つまり1コマンド目は重さから少し鈍くなりますが、2コマンド目でシリコンゴムの反動をより得る事ができるので、6N4等の跳ね返りを利用した入力コマンドに関しては優れているのではないでしょうか。
ただし咄嗟にコマンド技を出したい時は、デルリン製より僅かに遅れる印象を受けます。僕は特にステップインガードが少し遅くなる手応えを感じました。あと反動のせいで多少『ハネ』やすくなる?
十二分に1コマンド目の入力が早い人が2コマンド目以降を補強するのには良いのかな?

尚、外縁部には多少グリスを塗ると良いらしいです
潤滑にしつつ、スイッチのヒンジ部分と金属同士で触れる事による摩耗等を防げる事でしょう。


ゴールデンベアリング+バッシャー

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ベアリング内臓。バッシャーと組み合わせて使用します。具体的にはスプリングの下にバッシャー、その下にベアリングと並べてからEクリップで固定します。

重さに関しては選択するバッシャーの種類で異なります。

バッシャーはデルリン製or真鍮製から選択。前者ではデルリンアクチュエーターに近い軽さ、後者ではゴールデンアクチュエーターに近い重さに。

スタンダードモデル等にはこの2つのバッシャーが付属しているはずなので好みの重さになる方を使いましょう。

構造上から41236や236などNを含まない回転系コマンドに特に優れます。
スイッチのヒンジ部分との衝突時は、滑らかに回転して反発を極力受け流し、上下左右から斜めに入っていきやすくなる印象。故にワンサイズ小さくても斜め等の入力が十分にしやすいため、アクチュエーターとスイッチ間が狭すぎて起こる事が多い『ハネる』現象も、スイッチ位置を調整する事無く減る傾向にあるのでは。

ただし6N等のNを含むコマンドに対しては、1コマンド目によほど垂直に入れないと、スイッチのヒンジ上でベアリングが回転して受け流してしまうのか、その分の反発力を得られていない手応えがあり、他の2種類よりも少し『戻ってこない』って手応えを受けます。
なので6N23の風神に限っては、その分デルリン製で行う方が好みかなと思う当方三島使いです。
でも236等や41236の入力を主力とするキャラは至極打ちやすいので他キャラ使う時はこっちも良いかなと思う。悩み所ですね。

こちらも同様に外縁部には、多少グリスを塗ると良いらしいです
潤滑にしつつ、スイッチのヒンジ部分と金属同士で触れる事による摩耗等を防げる事でしょう。


■グリスについて

前述の通りスイッチのヒンジ部と真鍮アクチュエーターの間に塗る事が推奨されていますが、それ以外でもグリスをシャフトとアクチュエーターの間に塗ることによっても本来より(ベアリング以外でも)アクチュエーターの回転を促す事等もできます。
あと僕はそれに加えてレバーパッキンの裏にも少量塗っていますね。
尚グリスには『ちょう度』(=粘度の様なものです)と言うものが存在しまして、それが低いタミヤのセラグリスHG(画像右)や、ある程度高めの信越シリコーングリス(同左)などがあります。
この点は個人の好き好きでもあると思います。

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⑦スイッチ&ゴールデンベース(スイッチ調整編含む)

皆大好きなスイッチ調整編です。以下ではガッチガチなデータを張り付けていきましょう。

■ナスレバー用のマイクロSWの各種データ集

他にも種類はありますが、よく見掛けるor現在購入できるヒンジ付きの物を並べました。画像と一緒になっている製品名にリンク先を一応付与。

※単位の【N】はニュートンとなります。
1ニュートンは、およそ0.102キログラム重です。ガチオタの世界。

それぞれの動作に必要な力を軽い順にまとめると

・AM51662C5N    【1.18N】 (=約122.7g重)
・V-152-1A5         【1.23N】
(=約125.3g重)
・V-152-3A5         【1.23N】
(同上)
・V-16539-3D65   【1.24N?】
(=約126.5g重?)
・GSM-V1623A2   【1.96N】
(=約200g重)
・V-152-1A6          【2.45N】
(=約249.9g重)
・GSM-V1623A3等【2.94N】
(=300g重)   

(以降は同じ2.94Nなので割愛します)

 となるかな。シリコンゴムの力を乗り越えた先で、一番軽い部類で120グラム、重いもので300グラムの力を加えると入力になると言う事ですね。
僕はAM51662C5Nを使用しております。動作までの動きも3.2mmと非常に軽いのが特徴。以下詳細データ


・V-152-1A5 (Golden Leverのデフォルト)

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動作に必要な力(OF) 規格値 最大1.23N
もどりの力(RF) 規格値 最小0.14N
動作までの動き(PT) 規格値 最大4.0mm
動作後の動き(OT) 規格値 最小1.6mm
応差の動き(MD) 規格値 最大1.5mm
動作位置(OP) 規格値 14~16.4mm


https://www.fa.omron.co.jp/product/item/9145/


・V-152-1A6

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動作に必要な力(OF) 規格値 最大2.45N
もどりの力(RF) 規格値 最小0.25N
動作までの動き(PT) 規格値 最大4.0mm
動作後の動き(OT) 規格値 最小1.6mm
応差の動き(MD) 規格値 最大1.5mm
動作位置(OP) 規格値 14~16.4mm

https://www.fa.omron.co.jp/product/item/9147/


・V-152-3A5 (KNEE Leverのデフォルト。V-152-1A5の金具違いかな?)

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動作に必要な力(OF) 規格値 最大1.23N
もどりの力(RF) 規格値 最小0.14N
動作までの動き(PT) 規格値 最大4.0mm
動作後の動き(OT) 規格値 最小1.6mm
応差の動き(MD) 規格値 最大1.5mm
動作位置(OP) 規格値 14~16.4mm

https://www.fa.omron.co.jp/product/item/9163/


・AM51662C5N

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動作に必要な力(OF)最大1.18N
もどりの力 (RF)最小0.2N
動作までの動き(PT)最大 3.2mm
動作後の動き(OT)最小 1.4mm
応差の動き(MD)最大 1.0mm
動作位置(OP) 15.3±1.0mm

https://www.tops-game.jp/products/detail.php?product_id=5820

・V-16539-3D65

???N

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セイミツの次期スイッチ。ヒンジが曲がっているのが特徴的。しかしググっても詳細が出てこないですね。
V162-3A5の亜種だと言うのが正しければ1.24Nかな?


・GSM-V1623A3


*** Operation Force = 300gf = 2.94N

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https://paradisearcadeshop.com/home/electrical/components/microswitches/korean-microswitches/2617_gersung-gsm-v1623a3-long-hinge-lever-microswitch


・GSM-V1623A2(ロットによってはHelp meレバーのデフォルト)

200gf = 1.96N

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https://paradisearcadeshop.com/home/electrical/components/microswitches/korean-microswitches/2617_gersung-gsm-v1623a3-long-hinge-lever-microswitch


・GSM-V0323A3

*** Operation Force = 300gf = 2.94N

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https://paradisearcadeshop.com/home/electrical/components/microswitches/korean-microswitches/2618_gersung-gsm-v0323a3-long-hinge-lever-microswitch


・Deco VP533A-2HR

*** Operation Force = 300gf = 2.94N

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https://paradisearcadeshop.com/home/electrical/components/microswitches/korean-microswitches/2619_deco-vp533a-2hr-normal-lever-microswitch


・Starion SZM-V16-2FA-83

*** Operation Force = 300gf = 2.94N

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https://paradisearcadeshop.com/home/electrical/components/microswitches/korean-microswitches/2620_starion-szm-v16-2fa-83-hinge-lever-type


色々と種類がありますが、やはり【動作に必要な力】という箇所が大事になるかな。
これがシリコンゴムのゴム圧を乗り越えた先に待ち構えてくる”最後の手応え”になります。これも個人の好き好きが表れますね!

僕や僕の周りで特に好まれているのはデフォルトのV152-1A5や、あるいは一番軽いAM51662C5N辺りと言った、タッチが柔らかいスイッチ達ですかな。


そして次に

⑧スイッチ位置調整


⑦+⑧の間隔調整の話になります。ここが結構な底なし沼。

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に入ります。ここで出てくるのはスペーサー君!(必要ならばですが)

ゴールデンベースに装着しているスイッチはこの部品を目盛りとして動かす事で、アクチュエーターとの間隔調整を行う事が可能です。

7種類のスペーサーがありますが、

・5種類は0.5mm刻みに15mm~17mmの間隔を調整できる
・+の印はスイッチ側に角度を寄せられる
・-の印はスイッチの反対側に角度を離せる

と言った作りになっています。ちなみに+と-印のスペーサーの大きさは僕の手持ちの品だと実寸15.7mmと16.1mmだったかな。

上で挙げたスイッチ自体の感度に、アクチュエーターとの間隔調整による調整も加えて自分にピッタリの入力感度を目指しましょう。

素早く入力したいなら間隔を狭める、または暴発や『ハネ』る事がないように間隔を広げる、更には特定箇所だけ(上のみなど)広げつつ他の個所は狭めるなど個人によって千差万別です。
僕がゴールデンレバーを購入した時に一番感心した構造でもあります。

ちなみに

アクチュエーター15.0mm
スペーサー幅15.0mm

アクチュエーター15.5mm
スペーサー幅15.5mm

あるいは

アクチュエーター16.0mm
スペーサー幅16.0mm

これらは基本的にほぼ同じです。アクチュエーター/スイッチ間の間隔の問題と考えて大丈夫です。

厳密に言えばアクチュエーターの大きさの変化により、同じ材質でも0コンマ数グラム程はアクチュエーターの質量が増すと思われますが、僕には知覚できません。目的に沿う中で一番小さいのにしてはいますが。

あとは確か、アクチュエーターが大きくなった分でスイッチへの入力を受け付ける角度が0コンマ数度ズレる?とも聞いた…ような、そうでもない気もしますが僕には知覚できません。小数点以下2桁だっけ…?

当方A型ですが、他の要素の方が大きいと認識し、どちらも限りなく無視して良いかなと思ってます。


あとはですね!『このスペーサーと1つ上のスペーサーの中間位の間隔が良いなぁ』となった方は、ノギスを使って手動で調整するも良し!ですが再現性は無いので

たこす流その辺に転がってたテープ巻き付け術(画像は15.0mmスペーサー+0.2mm)も手です。これなら再現可能です。

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100均で売ってそうな謎の白テープ様様の図。

あとスイッチの感度をより鋭敏にするのにワッシャーを仕込む手も。


アタッサ等で買うとついてくるワッシャーはこの様に使う事もできます。色々な手段がありますね

ってわけでシリコンゴムの圧力も加わりますが根気よく、自分に合ったアクチュエーターとスイッチの間隔調整を見つけていきましょう…!

完………と!見せかけて!

ここまでパーツ紹介が長くなりましたが、やっと本番です!


⑧沼編開幕

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※なかなか吐き出されません

賽の河原感を醸し出すこの場所まで、ようこそおいでなさいました。
これで”ゴールデンレバー沼”へ入水する事が許可されました。おめでとうございます!

組み合わせを試しては、やはりあの組み合わせの方が…という無限ループを繰り返し、底を目指すダイバー生活の始まりです!

ゴールデンレバーという製品を(多少試行の山に苦しみながらも)楽しんで行きましょう!僕もついてるよ!そろそろまたパーツ買い足すよ!EVOジャパンには出場しませんがパーツだけ買いに行くか迷ってる程のやる気っぷりですよ!


あ、あと最後にゴールデンレバーに6万円以上は注ぎ込んでいる感がある、とある男の現在の構成を置いておきましょう

トップ:Crown_Battop_Black
シャフト:8.0mm
ガイド:Circle Collar
ゴム:50A
コア:Normal
バネ:Hard
アクチュエータ:Delrin actuator 15.5mm
スペーサー:↑15.2 ←15.8 →15.5 ↓15.5
スイッチ: Panasonic AM51662C5N
他:KOWAL Flat Plate Converter

現状こんなんです。

結局はデフォルト + アタッサで900円の8mmシャフト + 千石電商の950円のトップ + focusattackで10ドルのプレート + セイミツで480円分のマイクロスイッチと言った構成に。

かなり迷走してこれに行き着いた経緯を表現すれば、
『ドラクエの迷宮で行き止まりを確認して正解の道を安心して進めるようになった人』みたいな感じですね。
安心を手に入れる為の圧倒的散財ッ……!

ゴールデンレバー道は結構な茨の道かも知れませんっ!がっ!楽しいぜ!

ではそんなこんなで!

ひとまず完ッ!


またいつかお会いしましょう!

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