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【チェンソーマン考察】 第107話 "だだ漏れ作戦"とは何か? - 予想①ユウコ武器化

※第107話のネタバレを含むためご注意ください


ヨル窮地、"全部アサちゃんに任せ作戦"へ

107話にて、正義の悪魔と契約して思考を読めるユウコに対して為す術のないヨルは、人格をアサに戻して"全部アサちゃんに任せ作戦"を展開することにしました。

"だだ漏れ作戦の狙いは———・・・!?"と終わっていますが、ユウコが焦りを見せた作戦とは一体何なのでしょうか?本記事では”だだ漏れ作戦”を予想します。

なお、ネットで散見された"自身を人質とする自傷行為"系はヨルの支配下でも実行可能であり、アサに人格を切り替える必要がないため可能性は低いと考えています。

だだ漏れ作戦予想: アサに好意をもったユウコを武器化しようとする(殺さずに)

武器の悪魔の能力として、”自分に惚れた相手を武器にできる” という設定があります。
田中脊髄剣がこのパターンですし、ヨルは吉田ヒロフミに対しても惚れさせることで武器化を試みていました。これまでヨルはユウコを殺して武器にしようとしていましたが、殺さずとも好意をもって"私のものになって"いれば、武器化できるはずです。

この予想にはいくつかツッコミが考えられます。

ツッコミ1) ユウコは武器化できるほどにアサのことを好きなのか?

ユウコは106話で明確に、 "アサちゃんは好きだけど貴方(ヨル)は嫌い"と述べています。これはヨルからアサへ人格交替する必要性に繋がり、武器化作戦を暗示していた可能性があります。

加えてユウコはアサのためにいじめ加害者+デビルハンター部員を殺害しており、相手のために殺人を犯すレベルの"好き" は「私のもの」として武器化する条件を満たしているのではないでしょうか?

ツッコミ2) アサはユウコを武器化する非情な判断ができるのか?

必要なのはユウコの武装解除、またはチェンソーマン/デビルハンターが来るまでの時間稼ぎなので、実行せずにユウコを動揺させるだけでも価値があります。動揺させるには"本気度"が必要になりますが、自分のためとはいえ既に2-3名殺害しているユウコに対してアサは本当に実行しかねない姿勢を見せられるのではないでしょうか。(迷いがあっても動揺させるには十分)
さらにアサはヨルによって、「コケピーを殺してしまったこと自体ではなく、皆に見られたことを悔いている」ことを看破されており、やや冷酷な面が否めません。

ツッコミ3) 武器化しようとしたらユウコに嫌われて武器化できなくなるのでは?

過去話で示されたようにユウコは自身の考え・気持ちにかなり執着するところがあり、武器化をチラつかせる程度では好意が揺らがないと思いました。ユウコは"いじめをなくす(=いじめ加害者を殺す)予告"によって既にアサから若干の嫌悪感を持たれていそうですが、それでも自身の考える正義を実行しています。そのように自分の考えに固執するユウコであれば、アサに脅されて動揺はすれども、すぐに好意が消えはしないのではないか。ユウコは言っています。「アサちゃんの気持ちはどうでもいいかな」
皆さんももし好きな人に包丁向けられたとしても、すぐに嫌いにはなれないはずですよね……?

以上の理由から、"だだ漏れ作戦"は"アサに好意をもったユウコの武器化"と予想しています。
また、"いじめ加害者との和解"も候補として考えましたが、そんなことでユウコが動揺するようにはあまり思えなかったため除外しました。

皆さんの"だだ漏れ作戦"予想があったら教えてください。
次回108話が待ち遠しいです!


画像引用元: 集英社発行 チェンソーマン(著)藤本タツキ

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