有機化学の入り口を学んだので、アウトプットする! 勉強シリーズ その10
こんにちは、lサァモンです。よろしくお願いします。
今回は有機化学を学んだので、その入口となる有機化合物の特徴などをここに記していこうかなと思います。
ちなみに使った参考書はこちら。
では、早速行ってみましょう。
有機化合物の特徴
有機化合物の特徴は、なんと言っても覚える量の多さでしょう。
しかし、実を言うとそれらを構成している原子は僅か4つしかありません。
C H O N の4つです。
私は「チョン」で覚えました。
そしてこれらの原子で構成された有機化合物の多くは融点が低く、非電解質が多いのです。
また、水に溶けにくく、有機溶媒に溶けやすいという性質も持っています。
異性体
異性体とは、分子式が同じであるにも関わらず、構造が違うために性質が異なっているもののことを指します。
そして異性体には、大きく2つの種類があります。
構造式が異なっている構造異性体と、立体的な配置が異なっている立体異性体です。
さらに、立体異性体は2つの種類に分けることができます。
一つは幾何異性体(シス・トランス異性体)です。
これは2つのC原子の間に二重結合が存在し、その両側に結合する原子、原子団が異なるものです。
同じ原子、原子団が横に揃うシス系、斜めに揃うトランス系が存在します。
私はシス形を「”し”たに揃うから”シ”ス」と、”し”繋がりで覚えました。
実際は上の横一列に揃ったときもシス形なのですが、そこは構造式が回転する場合も考えるということを知っていると、カバーできます。
そしてもう一つは光学異性体です。
これは一つの炭素原子に4つの異なった原子、原子団が結合した時に発生する異性体です。
ちなみにその炭素を不斉炭素原子と言います。
光学異性体は鏡があった時、実物と鏡の中像のような位置関係を示します。
有機化合物の分析
有機化合物は元素分析という方法で、それに含まれる炭素、水素、酸素の質量を求めることができます。
元素分析とは、有機化合物が燃焼した際に発生する水をCaCl2管で、二酸化炭素をソーダ石灰管で吸収し、
それらの質量の増加量から元の炭素、水素、酸素の質量を求める方法です。
ちなみに水と二酸化炭素をどのような管で吸収するか、という覚え方について、私はこう覚えました。
二酸化炭素(CO2)はCがあるのに、Cが二つもついているCaCl2 で吸収されない
あくまで覚え方です。
実際、二酸化炭素が塩化カルシウムに本当に吸収されないのかどうか分かりません。
それに、CaCl2 どこにも炭素を含んでいません。
ただ単に字面をみてCがついていることに着目しただけです。
では話は戻り、元素分析から3つの原子の質量が分かったところで、次はどのような操作をすれば良いのか。
それは出てきた質量をそれぞれ原子の物質量で割るのです。
そうして出てきた数値の比から、組成式が分かります。
そこからさらに組成式を整数倍して分子式を出し、官能基の情報などから構造式を決定します。
以上が有機化合物の分析となります。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
有機化学って覚えることが多くて大変ですよね。
一つ一つインプットし、それらをアウトプットしていくことで、覚えていこうと思います。
では、今回はここまでにします。
それでは。
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