金属イオンの反応が覚えられないので、アウトプットする! 勉強シリーズ その7
こんにちは、サァモンです。よろしくお願いします。
私の書く勉強シリーズではいつも英文法をしておりますが、今回は違います。
今回は……化学です!
いやー、実はこれまで化学や数学もブログに纏めてアウトプットしたいな、とは思っていたんですけど、
思いのほかまとめるのが難しかったんですよね。
だからこれまで断念していたんですが、化学が無機に入ったんです。
無機化学って暗記がほとんどなので、それなら簡単にアウトプットできるじゃん! と考えた次第であります。
というわけで、今回も張り切ってアウトプットしていきます!
金属イオンの反応
今回のアウトプットはこれです。
様々な金属がイオンや溶液と反応することによって、どのような沈殿が発生するかを習う単元ですね。
そして今回使う問題集はこれです。
ではでは、早速見ていきましょう!
Cl- との反応
この見出しの「-」をもう少し上にしたかった……。
ま、できないことは諦めましょう。
私が使っている問題集では、Cl- と2つの金属が沈殿すると書かれています。
それは、Ag+ と Pb2+ です。
この表記だと分かりづらいですね……。
すいません……。
さて、それでCl- との反応によって沈殿する物質ですが、それは AgCl と PbCl2 です。
そして共に白色の沈殿となるので、覚えやすいですね。
以下にまとめを貼っておきます。
Cl- と反応するのは Ag+ と Pb2+で、ともに白色沈殿が発生する。
では、次に参ります。
SO4 2- との反応
またまた分かりづらいですね。すいません。
硫酸イオンのことです。
この硫酸イオンと反応する金属イオンは、先の塩化物イオンと同じように2つあります。
それは Ba2+ と Pb2+ です。
Pb2+ は塩化物イオンでも反応するイオンでしたね。
それに加えて今回は Ba2+ が新たに登場しました。
さて、それでこの2つが硫酸イオンと反応するし、どうなるかですが……
Ba2+ → BaSO4
Pb2+ → PbSO4
こうなります。
そして沈殿の色ですが、これまた共に白色沈殿となります。
塩化物イオンの沈殿の色と同じなので、ここまでは覚えやすいですね。
では、まとめます。
SO4 2- (硫酸イオン) と反応するのは Ba2+ と Pb2+で、ともに白色沈殿が発生する。
それでは次はこちら。
S2- との反応
ここから少しややこしくなってきます。
まず、この S2- と反応するのは、Fe2+ , Zn2+ そして Cu2+ , Pb2+ , Ag+ があります。
しかし、これらはすべて同じ条件で反応するわけではありません。
まず、先に上げた前2つの Fe2+ , Zn2+ から見ていきます。
これらは……塩基性~中性の溶液でのみ沈殿を発生します。
それぞれ S2- と反応し、 FeS , ZnS となって沈殿を発生させるんです。
ややこしいですよね。
ですが、さらにややこしい問題が一つ。
それは、沈殿の色です。
まず、FeS ですが、これは黒色沈殿です。
しかし、それに対して ZnS は白色沈殿です。
実にややこしい。
ですが、安心してください。
説明は後になりますが、S2- との反応において、沈殿の色は比較的覚えやすいからです。
では、次に塩基性だけでなく酸性でも沈殿する金属イオンを見ていきましょう。
さっと上げると、こんな感じです。
Cu2+ → CuS
Pb2+ → PbS
Ag+ → Ag2S
はい、こうなります。
単に S をくっつけただけのように見えますね(銀だけ少し注意が必要ですが)
そして沈殿の色ですが、これはすべて黒になります。
ここで、先程の塩基性~中性でのみ沈殿を生じた Fe と Zn の沈殿を思い出してください。
FeS は黒色沈殿で、ZnS は白色沈殿でしたね?
そう、すなわち……
S2- との沈殿は、ZnS 以外すべて黒なんです!
これは覚えやすい!
では、以下にまとめを貼っておきます。
S2-と反応するのは、塩基性~中性の条件下でFe と Zn が。
酸性の条件下でも反応するのはCu , Pb , Ag 。
沈殿の色はZnS が白で、他は黒!
では、今回は少し長くなってしまったので、この辺で終わりにしようと思います。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
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